【2005年・(超個人的)おもしろかった作品ランキング表】・・・随時更新

                                  2005年7月30更新

【おもしろかった本】(日本編)
以下の作品は私が、今年(2005年度)に、読んだ作品である。
だから、昔の作品も含まれていることを、ことわっておく。
また、これらの作品は、すべておもしろく、レベルも高い。
私が読むことを決断した時点で、すでに「選ばれ」ているから。
その中で、敢えて順位をつける困難な作業をしてみた。
以下が、その結果である。

やはり、ベスト1は、荻原規子さんの「風神秘抄」、渾身の歴史ファンタジー。
2位は奥田英朗さんの「サウスバウンド」、現代小説。これはおもしろかった!
3位は米村圭伍さんの「退屈姫君伝」、今までにないポップな時代小説。
4位は笹生陽子さんの「ぼくは悪党になりたい」、出だしからおもしろかった。
5位は金城一紀さんのゾンビーシリーズ最新刊。やっぱりおもしろい。
あとはランキング順位は(特に)必然性なし。単なる趣味。

なお、右端のオススメ印は、単に、私がおもしろいと感じただけでなく、
一般ウケし、電車の中で(ええトシしたおっさんが)読んでも恥ずかしくなく、
且つ、入手が容易であるもの・・・、って条件をクリアーした作品である。
故に、近藤ようこさんの「ルームメイツ」は、名作にもかかわらず、「印」なし。
なぜなら、入手困難だから。
「忍者人別帳」も、はずした。
なぜなら、マニアックだから。
花輪和一さんの作品も、「印」を遠慮した。
なぜなら、マニアック、且つ、入手困難だから。
「SPEED」も「印」なし。
なぜなら、シリーズ1作目・「レヴォリューションbR」から読んで欲しいから。
・・・そんなわけで、「印」は、ごく1部の作品のみ、となった。ぼくらのサイテーの夏
ぼくは悪党になりたい
【覚書】日付
オススメ印

「風神秘抄」荻原規子 5月23日
「サウスバウンド」奥田英朗 7月17日
「退屈姫君伝」米村圭伍 7月30日
「ぼくは悪党になりたい」笹生陽子 6月7日
「SPEED」金城一紀 7月17日
「薔薇のミルフィーユ」今野緒雪 7月6日
「スールオーディション」今野緒雪 4月2日
「インライブラリー」今野緒雪 1月4日
「いつかパラソルの下で」森絵都 6月13日
「もっと、わたしを」平安寿子 6月18日
「サンネンイチゴ」笹生陽子 6月7日
「イギリス人はおかしい」高尾慶子 6月27日
「わたしのイギリス、あなたのニッポン」高尾慶子 6月27日
「鬼の橋」伊藤遊 5月1日
「ここに幸あり」中野翠 3月16日
「残虐記」桐野夏生 2月6日
「楽園のつくりかた」笹生陽子 6月7日
「きのう、火星に行った。」笹生陽子 6月7日
「ぼくらのサイテーの夏」笹生陽子 6月13日
「お父さんは時代小説が大好き」吉野朔実 2月5日
「お母さんは「赤毛のアン」が大好き」吉野朔実 2月5日
「鵺の夜」毛利志生子 5月31日
☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
【おもしろかった本】(海外編)
日本編と区別してみた。(特に意味なし)
1位の「荊の城」(上・下)はダントツ、でしょう。
2位の「バレエダンサー」は昔の作品だけど、今年読んだので載せた。
3位、4位のエイラのシリーズは現在、新しい翻訳でシリーズ刊行中。バレエダンサー〈上〉
バレエダンサー〈下〉







【覚書】日付
「荊の城」(上・下)サラ・ウォーターズ 3月1日
「バレエダンサー」(上)(下)ルーマ・ゴッデン 5月31日
「大陸をかけるエイラ」(上・中・下)ジーン・アウル(集英社版・「平原の旅」) 1月23日
「狩りをするエイラ」(上・中・下)ジーン・アウル(集英社版・「マンモスハンター」) 1月10日
「すももの夏」ルーマー・ゴッデン 7月13日
「半身」サラ・ウォーターズ 3月13日
「母なる大地、父なる空」(上・下)スー・ハリソン 3月27日
☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
【マンガ編】
小説以上にリキが入るのが「マンガ」部門である。
1位の「テレプシコーラ」は、筆者の個人的趣味で、ダントツぶっちぎりトップ。
2位の「夕凪の街桜の国」は重層的な作品構成と深い読後感。
3位の「ルームメイツ」は昔の作品だけど、今年読んだので。
こんなすごい作品を見のがしていたとは・・・反省。
「ピアノの森」は、読者の要望により、久しぶりの再開。
「ハチミツとクローバー」はアニメも始まり、快調。音楽もgood。
「鵺−新今昔物語−」は入手困難な本であるが、譲りうけて読んだ。もちろん最高。
「BEST13 of ゴルゴ13」ゴルゴファンではないが、読み出すと夢中。
「のだめカンタービレ」は説明不要。変人音楽家多数登場。
「プルートウ」は「アトム」のリメイクであるがオリジナル以上、と評判。
「ホムンクルス」は斬新な表現力+意表をつくストーリー。
「おおきく振りかぶって」は、かつてないタイプの非・体育会系野球マンガ。
「キャットストリート」神尾葉子さん、作者ひさしぶりの長編。現在連載中。
「水木しげる伝」タイトルどおりだけど、「昭和史」としても秀逸。

読んだ日付

「テレプシコーラ」(7)山岸凉子 3月24日
「夕凪の街桜の国」こうの史代 5月21日
「ルームメイツ」(1)〜(3)近藤ようこ 6月19日
「ピアノの森」一色まこと(1)〜(10) 6月25日
「ハチミツとクローバー」(7)羽海野チカ 3月31日
「鵺−新今昔物語−」花輪和一 7月9日
「イヴの眠り」(4)吉田秋生 7月30日
「BEST13 of ゴルゴ13」さいとうたかを 5月31日
「のだめカンタービレ」(#12)二ノ宮知子 5月21日
「のだめカンタービレ」(#11)二ノ宮知子 1月18日
「プルートウ」(1)(2)浦沢直樹 5月21日
「ホムンクルス」(5)山本英夫 3月2日
「ホムンクルス」(4)山本英夫 1月22日
「おおきく振りかぶって」(1)〜(3)ひぐちアサ 2月4日
「キャットストリート」(1)(2)神尾葉子 5月21日
「Heaven?」(1)〜(6)佐々木倫子 7月5日
「水木しげる伝」(上・中・下)水木しげる 2月19日
「神秘家列伝」水木しげる(1)(2)(3) 2月26日
「猫楠(南方熊楠の生涯)」水木しげる 2月26日
「刑務所の前(第2集)」花輪和一 1月9日
「忍者人別帳」白土三平 7月23日
「マンガ聖書物語」樋口雅一 7月9日
☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
【DVD篇】
今年は、思ったほどDVDを買っていない。
「フレンズ」は次回10thシーズンで終了・・・感無量。

【覚書】日付
「フレンズ9thシーズン」(1)〜(3)発売 2月7日
「フレンズ9thシーズン」(4)〜(6)発売 3月12日
DVD「ミーン・ガールズ」 6月11日
DVD「コニー&カーラ」 6月11日
DVD「アイ、ロボット」 2月10日