【芳井の岩場】   

【学力石】 【白滝】
ここは非公開エリア。
もし(どうしても)訪問するなら、日曜日のみ
工場の私有地だから。
(日曜日は工場休みのため)
祭日でも工場は動いているので、ダメ。
正味、日曜日だけのエリアである。
車も、一番下の道路沿いに停めること。
ガードレールを越える時も、見られないように。
以上、「約束事」は多い。

でも、岩はすばらしい。
スケールは25mくらい。
どっかぶり。

【ルート説明】
主なルートは以下の4本。
「The 武道」12a(ミズッチ・OS初登)(ダイレクトは12d)
「サイコネス」13c(阪井・初登)
「備後のユージ」14a(ユージ・初登)
「あまぞわい」13a/b(阪井・初登)
簡単なルートは無い。
このエリアは杉田さんと、阪井さんによってボルトが打たれたらしい。
カブリとスケールで難度が高いエリアとなっている。
これ以外にも、左端に出だしが同じで、途中枝分かれする「エボラ」(13a)、
「転移性ヒトガンウィルス」(11d?12a?)もある。
このルートの初登者は不明。(単に私が知らないだけ・・・すみません)
ご存知の方、教えてください。

【注意】
日曜のみのエリア。
必要もないのに訪問しないように。
地元の知っている人と行くこと。
万一閉鎖になったら、責任をとる覚悟で。

すばらしいエリアである。
『学力石』ほどカブリはないが、スケールは凌駕する。
高さは約30m。(60mロープ必要)
すっきりした、きれいな壁で、コルネも発達している。
このエリアの開拓は古い。(その割に知られていないけど)
初期開拓は、備中古参クライマーによって開拓された。
その後(約2年前頃から)、終了点をさらに上にあげて、ボルトの位置も整備される。
(ボルトも目立たないように、壁の色にペイントされているし)
その活動の中心となったのが、島根の阪井さんと仲間の方々である。
その成果もあって、すばらしいルートの数々となってリニューアルした。

【ルート説明】(向かって右から)
★「プロジェクト」(5.14?)
★「クラッシャーリョウ」 (5.12b)、
  (いちばん右奥ルート・・・でもさらに右に苔の生えたプロジェクトがあるので注意)
  (ムーブ、長さ、共に申し分ない・・・名作!)
★「チラベルト」 (5.12b)、(クラッシャーリョウと出だし部分を共有、最後が核心・・・面白い)
★「ムーヴ13」 (5.12c)、(核心部遠いボルダームーブ・・・悪い!)
★「ファンタジスタ」 (5.12d)、(多彩なムーブ、絶妙なホールド配置。隠れた名作)
★「岩崎ルート」(5.13a)、(1部古い岡山ハンガー)
★「プロジェクト」(5.14?)

〈「クラッシャーリョウ」 (5.12b)について〉
おそらく、備中屈指の名作ルートと思われる。
ちなみに、これに比肩する好ルートは−
「もう秋だ」12c、「美しくカンテ」12c、「水の泡」12b/c、「吹屋の娘」12c
・・・こんなとこかな?(グレードは筆者の体感グレード)
なお、「ファンタジスタ」もオススメ、傑作ルート。

【注意】
このエリアを訪問するときは、一番下の道路沿いの駐車スペースに駐車すること。
エリア横に車で乗り付けないように。
なお、ネーミングの由来等については、阪井氏から直接聞いた。
もし上記に関して、誤りがあれば、筆者の責任である。
誤りがあれば、御一報下さい。