【著者略歴】 神坂 智子(こうさか ともこ)岡山県出身。 緻密な歴史・時代考証に基づきながら自在な世界観を繰り広げる希有な作者。 神坂智子的世界 |
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2007年6月26日(火曜) |
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2007年4月26日(木曜) 「ちょっと危ない世界旅行」神坂智子(潮出版社) 神坂智子さんの旅行記。 これらの取材が元になって、 様々な作品が生まれている。 読んでいて興味深いのはイスラム圏への旅行記。 いつか行ってみたい。 資料をしっかり読んで。 「アラビアンナイト」も読んでおきたい。 |
2007年4月8日(日曜) 「T・E・ロレンス 全4巻」神坂智子(新書館) タイトルどおり「T・E・ロレンス」の伝記。 伝記としておもしろいが、中東情勢の勉強にもなる。 イスラエル誕生のいきさつについても触れられている。 パレスチナ問題の鍵となる条約についても。 それにしても、著者はよく調べている。 相当な資料を消化し、中東にも出かけている。 紛争が収まったら、私も中東を訪問してみたい。 (しばらくムリか?) 神坂さんは、この後マルコポーロの伝記「カラモランの大空」を描き、 シルクロードシリーズへと進む。 いずれも書店店頭での入手困難。 重版していない様子。 質の高い作品なのに残念だ。 コアなファンは存在するようだが少数。 内容がマニアックで地味すぎるのだろうか? |
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2007年3月28日 「蒼のマハラジャ」(全10冊)神坂智子(角川書店) 急に神坂作品を読みたくなった。 ひさしぶり。 前回読んだのは、もしかして80年代? 「パンと懐剣」以来! (このタイトルを見て「なつかし〜」、っておもった方・・・かなりのマニア) 今にして思えば、神坂さんって『異文化』と『歴史』が作品の根幹にある。 今回の「蒼のマハラジャ」もインドが舞台。 インドを中心に、イギリス、サウジアラビア、イスラエル、スイス、アメリカ・・・とスケールがでかい。 イギリス植民地支配、第二次大戦、インド独立、パキスタン分裂まで。 う〜ん、すごい。 よくこれだけの材料を消化して、娯楽作品にしたものだ。 すばらしい。 PS 絶版状態、古本屋をまわったが見あたらず。 入手困難。 図書館で借りた。 |