【著者略歴】 |
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2008年1月14日(月曜) 「天然コケッコー」(全14巻)くらもちふさこ(集英社)
でも、その時は「ふ〜ん」、って感じでおもしろさ、すばらしさを理解できなかった。 今回14巻すべてを年末年始にかけて読んだ。 あれから15年たって(やっと)「すごい!」、と感じることができた。 絶妙な心理描写。 巧みな自然描写。 心理描写と自然描写の渾然一体となったくらもちワールドだ。 舞台はS県となっているが、島根県と思われる。 かつて出雲大社、玉造温泉に行ったことがあるし、 クライミングに行ったこともある。(Mウォールも訪問した) 親しみのある県だ。 機会があればこの舞台を訪問したい。 【参考】 街物語(4)】「天然コケッコー」漫画のままの田舎 島根県浜田市 |
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2007年12月8日(土曜)
架空の街・花染町を舞台に、物語が展開。 人を描いて街を表現、街を描いて人を表現、って感じ。 街の中にも多重構造で「社会」がある。 ・・・「小学校」「中学校」「高校」、 ・・・街に住む人、他から訪問する人、 ・・・花染町のネット社会まで描いている。 上記コミュニティーと人が多重構造でリンクし影響し合う。 さすが、ベテラン・くらもちふさこさんだ! 過去の作品では、あまりに表現が巧すぎて(内容より技巧が浮き上がり)、 感情移入しにくい作品もあったが、この作品は見事なできばえだ。 まだ1巻だけれど、まだまだ複雑にクロスオーバーしていくことでしょう。 |
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