【2005年中貝家ヨーロッパツアー報告】(2006年1月23日開設)


今回のコメントはぜひ欲しかった。
なぜなら、次郎氏は8cを2本もRPし、
ホッシーは8b+RPに成功したから。
しかも8b+RPは日本女性初の快挙!
いままで誰も成し遂げていないのだ。
次郎氏の8cRPも、このグレードになるとほんのわずか。
あの人と、この人と・・・、って超有名人だけの世界。
天候にも左右され、微妙な判断力も必要とされる。
みごとな成果に、心から拍手を送りたい。
また、さらなる成長に期待したい。

PS
今回も、かなりしつこく『コメント』を催促した。
忙しい中をメールいただき感謝!
byたきやん

中貝家ヨーロッパツアー報告

今回3ヶ月半のツアーでしたが、
最初のスペイン、ロデジャーでの1ヶ月でまず星子が8b+をレッドポイント、
ルート名はBotanics,マスクンにある35mかぶりのきついルートです。

ひきつずき次郎も8cをレッドポイント、
グランボベダにあるGeminisというこれまた40mもあるロングでかっこいい最近の看板ルートです。

スペインでの1ヶ月は天気に恵まれましたが、
その後雨が多くなりなかなか思うように落ち着いて登りこむことができませんでした。
そんな合間をぬって、星子は7c+を2本オンサイト、次郎は何本もの8aをオンサイト、
そしてフランス、ニースのペイヨンというエリアでも8cをレッドポイントすることができました。

このフランスでの8cは前年からトライしていたRUE GANMAというハードなルートです。
星子も負けじと有名なモータルコンバットにトライ、
でもこちらのほうは残念ながら時間切れとなりました。

ツアー後半は、2人ともちょっとふぬけた感じもありました。
でも次郎のほうは、帰りの飛行機のなかでは、はやくも次のトレーニングを計画。
今年はさらに1本指をきたえ、目指すは40歳9aだそうです。
(あー私はもうついていけないわ・・・)

今回のツアーでは前半からすぐに調子を上げることができました。
それはツアー前のトレーニングで、かなりいい感じに仕上げていくことができたからだと思います。
次郎はOCSでかなり計画的にハードな長ものを仕上げていっていました。
ヨーロッパで登ってつくづく思うのですが、
次郎のつくる長もの(ボルダーの手数の多いもの)は、本当に実際の岩場のルートに生かされます。
私が言うのもなんですが、うまく作ってあるなあ、と感心します。
星子のほうは、OCSの長ものと、苦手なパンプのパワー系ボルダーをうまく取りいれることができ、
得意、苦手共に楽しくやっていたような気がします。

今回の結論は、やっぱり楽しくやるのがいちばん!
あたりまえですけどね。これ意外と忘れちゃうんですよ。
今年も夫婦ともども楽しくがんばっていきたいとおもいます。
またよろしくおねがいします。



淡々と書かれているが、内容はすごい。
これだけのことを成し遂げるのに、
どれだけのモチと練習量が必要なのか?

海の上に突き出た氷山には、
水面下の巨大な塊がある。
グレードが高くなればなるほど、
グレード更新は困難となる。
下地となる基礎体力、身体能力から
鍛え直し、再構築する必要があるから。

2人の「意志」と「努力」に敬意を表したい。
もちろん、「才能」にも。

byたきやん