【ナカガイジム・長モノと練習例紹介】 

@ /ピンク 5c 垂壁 垂壁奥からスタート。
とりあえずアップに。1番最初にさわることが多い。
途中に2本指ポケットが出てきて慣れない方は落ちる。
やってるうちに、ヘーキになってくる。不思議なものだ。
A /緑色 5c+ 垂壁 垂壁奥からスタート。
これもアップ。2番目にトライする事が多い。
最後の登りでの、ピンチが悪く、これがもてるのか?と思うかもしれない。
そのうち、持てるようになってくる。それが練習だし、クライミングの面白いところ。
B /水色 6a 垂壁 垂壁奥からスタート。
これはムズイ、指の強さを試されるルート。(なぜ6aなのか?、という問いはさておいて)
出だし(なんとか)降りても、ピンチからアンダーが悪い、さらにあまり指のかからないスローパーから遠い1手、
その後休んで、細かいホールドで降りるのが激悪。
せっかくここまで来ても、終了点手前で落ちる可能性有り。
出来るかぎり指に負担をかけないように、足で体重をころすのがコツ。
C /赤色 6a+ 垂壁 垂壁奥からスタート。
これはバランスとテクニカルなムーブが必要。
パワーだけでは解決できず。
特にクロスから一連の動きは微妙なバランス移動と足技が必要。
足の位置で負担が全く変わる。
D /紺色 6a 垂壁 垂壁奥からスタート。
こちらも微妙なバランス移動が必要。
最後に薄いセンベイのようなホールドを持ちきってアンダーに入るのが核心。
この時、足と腰の位置でバランスを取る。
E ■銀色 6b ルーフ〜前傾 ジム入口近くのルーフ下からスタート。
正田マン課題、パワフルなルーフを抜け、三角コーナーで一休み、
垂壁トラバースはテクニカルなバランス、最後、前傾壁登りがハード。
最後だけやっても出来ないかも?
でも、これを練習すると総合力が身につく、味わいのある課題である。
これで、もの足りない、と言う方はL番からつなげて下さい。
F /茶色 6c ルーフ 前傾壁とルーフの中間垂壁からスタート。
細かい垂壁から三角コーナー、後はルーフを這い回り、上に抜けるパワフルへとへと課題。
ある程度パワーがあっても、足で体重をころしていかないと、持久力が保たない。
これが登れても、岩で応用する機会が少ないかもしれないが、まったく無い訳でもない。(国内でもいくつかある)
なにより、ルーフは楽しい。ガバばかりなので、指にやさしい。
G /水色 6b キノコ岩 キノコ岩奥からスタート。
ホッシー課題、比較的ガバが多いけど、前傾なので前腕に効いてくる。
途中降りてくる箇所から細かいポケットが第一の核心、
キノコを回り込むところが第二の核心、後は耐えてゴール。
基本的なムーブがいくつも出てくるので練習になる。
(逆方向から回り込んでくるルートがあるので注意・・・赤黄色スラッシュ、茶色スラッシュ、濃緑スラッシュ等)
H /ピンク 5c キノコ岩 受付近く・小ルーフ下からスタート。
登ったり、降りたりと、テクニカルな体重移動。指に負担がかかり、最後よれてくる。
それにもかかわらず、だめ押しに細かいホールドが2連発。
最後の登りも細かくて、足の位置を迷っていると落ちてしまう。
I /水色 6a キノコ岩 受付近く・小ルーフ下からスタート。
回り込んで降りてくる辺りから腕がしんどくなってくる。
厳しいクロスから後も細かくてつらく、最後テクニカルなバランス移動がある。
J /赤色 6b キノコ岩 受付近く・小ルーフ下からスタート。
出だし、中間は比較的楽だが、最後の登りが極めて悪い。
いくつかムーブがあるが、どれもバランシ−で確率悪そうなムーブになる。
私のムーブは確率が高く、あまり失敗しないムーブだが、これをしている方は(今のところ)無い様子。
K /茶色 6c キノコ岩 ジム入口あたりからスタート。
登って降りて回り込み、さらに回り込み、登って終了。
最初の離陸から激悪、さらに降りるのが悪い、これで一気に消耗する。
トラバースの後一休みで、最後の登りに備えるが(あえなく)撃沈するかも。
L /黒黄色 6b+ キノコ岩 受付近く・小ルーフ下からスタート。
指、バランス、パワー、テクニック、持久力、様々なクライミング要素を試されるすばらしい応用課題。
あまりレスト出来ないが、それでもレストしないとRPは難しい。
最後は高い位置で恐怖と判断力も試される。
M ■銀色 6c+ キノコ岩〜ルーフ
〜前傾壁
受付近く・小ルーフ下からスタート。
E番の正田マン課題につなげる、ロングルート。キノコ部でも充分疲れるが、これは序の口。
この後のルーフがパワフルでテクニカル。
右向いたり、左向いたり、足を送ったり、戻したり、いったい私はどっちに向かっているのだろう?
なぜ、こんなにしんどいことをするのだろう?長いルートなので様々な思いが交錯する。
それに打ち勝って終了点に辿り着きたい。三角コーナーは唯一のオアシスである。

【練習組み合わせ例】
【練習方法】その(1)
このパターンは(昨年2008年)前半に使用した。
これで、1時間半くらい
1セットと2セットの間に10分休憩
《1セット目》@、A、B、C、D、F、G…7本
《2セット目》E、F、G、E、F、G…6本

【練習方法】その(2)
このパターンは(昨年2008年)後半に使用した。
これで、1時間半くらい、だんだん慣れてきた。
1セットと2セットの間に10分休憩
《1セット目》@、A、B、C、D、E、F、G…8本
《2セット目》E、F、G、E、F、I、J…7本

【練習方法】その(3)
このパターンは今年・最近のパターン
1セットと2セットの間に15分休憩
これで、2時間くらい、
内容が濃くなって休憩ばかりしている
《1セット目》@、A、E、F、G、I、J…7本
《2セット目》K、L、M、B、C、D、H…7本

以上、平日での練習例。
休日は、全く異なるパターンでのんびり練習している。
新しい課題をトライしたり、とか。
平日は限られた時間内で、数多くトライするよう心がけている。

上記、いくつか例をあげたが、
今後もフォーメーションを変えて、
いろいろ試してみたい。
そのうち、ボルダーサーキットも再開したい。