【参考】 佐々木 倫子(ささき のりこ、1961年10月7日生、旭川出身、血液型はAB型。 北海道旭川東高等学校、北海道教育大学教育学部旭川校卒業。 どの作品もレベルが高く、文句のつけようがない。 |
書名 | オススメ度 | 内容 |
「おたんこナース」(1)〜(6) | ★★★★★ | 医療の現場、悲劇と喜劇は紙一重 |
「Heaven?」(1)〜(6) | ★★★★☆ | 奇人変人が多数登場 |
「動物のお医者さん」 | ★★★★★ | 成長も恋愛沙汰もない少女マンガ・・・最高! |
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2009年2月7日 「チャンネルはそのまま!」佐々木倫子(小学館)
いや〜、笑った、笑った! 楽しめた。 さすが佐々木作品、レベルが高い。 過去の作品の舞台は・・・ 大学の獣医学部・・・動物のお医者さん 病院・・・おたんこナース レストラン・・・Heaven? 今回はテレビ局が舞台だ! 佐々木作品の特徴は主人公に恋愛沙汰が起こらない、ってこと。 これは作品全体にも影響を及ぼし、日本っぽくない乾いた笑いを体験できる。 非常に好み、である。 |
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2005年8月6日(土曜日)晴れ一時雷雨 「おたんこナース」(1)〜(6)佐々木倫子(小学館) 以前リアルタイムで(少し)読んだこともあるけど、今回いっきに読みなおした。 やはり、おもしろい。 よく出来ている。 その中でも、気に入ったのは以下のとおり。 3巻・14話「美人患者にご用心!」 3巻・15話「患者さんのご家族」 4巻・24話「お正月気分」 4巻・25話「仮面様顔貌」 5巻・28話「適材適所」 6巻・33話「症例検討会」 6巻・34話「恨みながら死んだ人」 さらに、好みは24話の「お正月気分」。 臨終間際の患者さんの枕元で、愛人に逃げられ、家族に愛想をつかされたオヤジが口上を述べながら、 パフィーの「これが私の生きる道」を歌うシーン・・・傑作。 悲劇と喜劇は紙一重、ってところを、ミクロン単位で寸止め! 基本的に私は、「人間」の深さを描いた作品が好きなのだ。 一筋縄じゃ行かない、ってとこを。(だから、山岸作品が好き) 15話「患者さんのご家族」なんて、人間関係の距離が近い「家族」を取りあげながら、 お互いのすれ違いを、笑いに昇華している。(見事!) PS どうして、このような傑作が正当に評価されないのか? 世間では、「ブラックジャックによろしく」のような、わかりやすい作品が評価されるようだ。 「ブラック・・・」がつまらない、って言ってるんじゃない、モチーフが異なるのだ・・・。 (医療現場の問題点提示と啓蒙・・・つまり、私の「趣味」じゃない) 私事になるが、10年以上病院に勤めていたので、「業界」の話にはうるさい、のだ。 |
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2005年7月5日(火曜日)曇りのち雨 「Heaven?」(1)〜(6)佐々木倫子(小学館) 佐々木作品の特徴。 (1)一見普通に見える奇人変人が多数登場。 (2)それぞれバスター・キートン風、無表情なのが、面白さを倍増。 (3)ストーリーも淡々と進行しドラマチックではない。 (4)女性作品につきものの「恋愛騒動」がない・・・、って言うか、排除している。 (5)描画は独特で、好ましい。作品にも合っている。 ストーリーは、お墓の横にあるフランス・レストランの人間模様。 ロバート・アルトマン風群像劇。 登場人物すべて、強烈なキャラクター。 特にオーナー! 例の「菱沼さん」キャラを受け継いでいる。 面白くない訳がないか? |