●【天候】
ソウルに着いた日、小雨。
しかし翌日から持ち直し、その後滞在中、雨はなかった。
ソヌン山は春秋のエリアと聞いているが、今夏に行ったパーティーもいる。
ただし、汗が滝のように流れたとのこと。ベストは春秋なのでしょう。
●【飛行機】
どこの航空会社だったか忘れました。
一つ大事なのはソウルには二つ空港があると言うこと。
私たちは、キンポではなく、インチョン空港で待ち合わせでした。両替はここでする方が得。
●【バス】
移動はここからが難解。
出国ゲートを出てフロアー中央付近のバスチケット売り場で
「江南 Gangnam(カンナム) Terminal」行きのチケットを買う。
そこから外に出たところでバスに乗れる(4A)。
ノンストップのリムジン・バスが約一時間で着く。
着いたところは漢江南の、地下鉄駅名で言えば「高速バスターミナル」というところ。
繁華街からはかなり南に離れている。
大きな建物(デパート)の横に巨大なバスターミナルがくっついている。
地下には地下鉄が走っている。
ここから韓国全方面へ向けてのバスが出ている。
建物の中に入ったところにチケット売り場がある(初めてだとたぶんここで戸惑う)。
よーく表示を見、分からなかったら「高敞(コーチャン)行きのバス」と案内で聞くと良いかもしれない。
私たちは勝手知ったる先導にすべてを任せて待っていただけであるが、
それでもバスは座席指定で満席のため、2本後の便となり、出発までかなり待たされた。
バスに乗車する。14:55〜19:30。途中渋滞もあり、遅延して高敞に到着。
そこはこぢんまりとしたバスターミナル。
もう暗いので、近くの韓国料理屋に入り、いきなり韓国料理の洗礼を受ける。
私の頼んだサバチゲは中くらいの鍋で出されたのだが、中身は真っ赤で、
オマケに血の池地獄の如く泡がぷくぷくと吹いている。
辛いっ!でも、旨い!タクシーに乗り込む。16000w/1台。25分でホテル着。
●【宿】
SEOUNSAN TOURIST HOTEL。
最近はネットでも予約できるようだ。
私たちは韓国在住の方に大部屋を押さえてもらっていた。
広く何もない部屋に、とりあえずホッとする。
ただしここからが問題!であった。
オンドルの熱で、横になると低温やけどをしそうである。
ヒッ!遠来の客をアタタカクもてなしてくれているつもりなのか?
できるだけ熱の無いところをよって横になるが、
同行のお一人は不眠のため、翌日のクライミングに差し支えたとこぼしていらした。
この部屋はこの晩だけで、私にはよく分からない事情で翌日は別の大部屋に移ったが、
こちらはまだマシだった。やれやれ。
●【買い出し】
ホテルの前にレストランが4つほど並んでいる。
その中に何でも屋がある。また、少し離れたところに土産物屋がある。
●【トポ】
「世界的規模の石灰岩岸壁」でネット検索すると出て来る記事をコピーして持って行った。
不思議なことには現地で登っている人に聞いても、トポは存在しない。
私たちのアンテナが力足らずだったのだろうか?
どなたか情報があるようでしたら教えていただきたい。
岩は鳳来とよく似ている。内容もよい。
●【エリア】
現在登られているのは、トック岩、ソクサル岩だけでアプローチ道途中から右に入る
トソル渓谷の全ての岩場は登攀禁止になっているらしい。
奥に寺があることと関係があるようだ。
トポについては新しいルートが増えていることもあり、本当に困った。
現地でルートを指差し、グレードを聞くしかない。
しかし、私について言うと、韓国のクライマーの方には本当によくしてもらい、たいへん助かった。
ある女性の方にいろいろとルートを教えられ(勧められ)て登ったのだが、どれも正解で、グッドルートでした。その方は長野県に永くいたことがあるとのことで、日本語がおじょうずだったのです。
●【アプローチ】
ホテルから南西、谷をさかのぼる方向に歩く。
ほぼ平坦。寺までは銀杏・ラズベリー酒などを売る屋台が建ち並ぶ(写真)。
途中、禅雲山寺、売店と経由し、ダム湖へ。
その堰堤を歩き、最後五分ばかりの山道で到着。
岩場はダム湖に向かって右手の山に見える。
ホテルから約45分。近からず遠からずの距離。
●【ルート】
私の体調が不思議とよかったものと思われるのだが、5.12b以上のものだけを今回はトライした。
ネット情報のトポで23番が有名なZOOで5.12a 。
その左へ4,5本行ったところに5.12b が2本(今回触らず)。
また、右に5.12b ・・・、と続く。
その中の5.12c★★を2撃。
その2本右の5.13a★★(15歳の少女がトレーニングで登っていた。トポには載っていない)を1トライ。
また、2本左の5.12b★★をフラッシュ。
ポッケが核心。
以上1日目。
2日目、前日の5.13aを2撃。
前述の女性にトック岩のホーエーギダリン5.13a★★★を紹介してもらい、
これを2撃(よくできたルート。
現地の坊主クライマーはアメリカの××が来て、オンサイトし、5.13bとコメントしたと言っていた)。
以上2日目。
3日目。
25番の5.12d(体感5.12c)★★をフラッシュ。ストレニュアスなルート。
トック岩のセンドゥウォル5.13a/b★★★を2トライ。
同じくトック岩の左下の方のハングのある5.12b★★を1トライした。
自分の成果は出来すぎなので、グレードは甘めと思います。
●【食事】
朝晩外のレストランで食べた。
韓国料理は私の好み(躰?)には合っていた。
どの店でも座ると八皿くらいのキムチがまずズラッと並ぶ。
無くなったらまた、出してくれる。。これが韓国風だそうだ。
メニューの選択に失敗さえしなければ、とても幸せなお食事でした。
また、観光ホテル右の方にあるウナギ料理の店で食べたウナギは絶品でした。
あれを食べにもう一度行きたいくらい。
連れて行って下さったSさん、有り難うございました。
酒は、向こうの濁酒マッコリ、が美味しいです。
●【帰途】
高敞発のバスは朝の七時発だったのでそれに間に合うようタクシーで出発。
このツアーの良いところは、帰途ソウル市内観光を半日楽しめるところ。
私たちは、高速バスターミナルの地下のコインロッカーにザックを預け、
地下鉄利用で景福宮などを見てまわった。
ちょうど近衛兵の交代式に行き会わせたのがラッキーでした。
またその前に明洞(ミョンドン)の参鶏湯の専門店でサンゲタンを堪能!これも絶品でした。

集合写真(後ろの右側にウナギの美味しい店。また、観光ホテルは左後ろだが、写っていない。)

写真は サンゲタン
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