シンガポール航空にて9/11 16:55に関空出発。
正田君は初の海外とあり、やや興奮気味。
特に問題もなく経由地のシンガポールへ。
乗り換え時、シンガポール空港の便利さや巨大さに驚かされる。
1時間ほどでバルセロナへ向けて出発するが、途中ミラノ経由だった。
正田君は飛行機内で一睡もすることなく、ゲームや映画を観て楽しんでいた。
降りる頃には目が真っ赤だった(笑)
到着すると予め予約していたレンタカー会社へ一報。
迎えに来てくれたのはいいが、空港からどんどん郊外に連れて行かれて、
結局バルセロナから目的地に出る時、迷った。
なんとか最初の目的地に到着したのは16時頃だった。
迷わずEL
PUENTE(キャンプ場)へ。
テントを準備していなかったので、アパートに滞在することにした。

早速エリアを見に行くと、どこから登ればいいのか分からないくらいのスケール。
驚いた!
正田君は明日からのクライミング三昧を考えると興奮して、
私を置いてあちこちのエリアを見にトポ片手に鼻息荒かった。
ようやく落ち着き、シャワーを浴びたかったが、お湯が出ず
「お湯が出ないよ!」と受付に訴えに行くと、
「5分程出し続けると大丈夫。」と教えてくれた。
快適にシャワーを浴びると、今度はご飯。
ガスはマッチがないとつかない事に気がつくまでしばらくかかった。
歩いていける範囲での買出しはキャンプ場受付横のみ。
レストの日に近隣の町に買出しに行くローテーションだった。
食費はだいたい€40/1週間。物価は日本と変わらないと感じた。
驚いたのは、じゃがいもの火の通りがすごく早いこと。
主食はペンネやパスタ。ランチはEL PUENTEで毎朝登場のパン(€1.25)。
美味しかった!!缶詰のオイルサーディンやたこ、ツナが重宝した。
レストの日は、私の日。
バルバストロ・ウェスカ・アルクエサー・サラゴサなどを観光。
観光中にも岩場を見に行く、楽しい散歩もあった。
田舎はインフォメーションセンターも分かり易く、車も少ない為、
ゆったりとした気分で過ごせた。
ウェスカ・サラゴサは少し大きな町なので、車の量も多く、お店も大きく、
インフォメーションセンターも複数あった。
マクドナルドを久しぶりに見て、セット(€5前後)を食べてしまった。
スペインメニューは無かったように思う。飲み物だけ少し大きく感じた。
約1ヶ月をRodellarで過ごし、Onatiへ移動。
到着した日は曇ってて、風が強く、印象は暗かった。
今までの生活が天国だったと感じた。
岩場へ早速行ってみると、地元の人らしき数名が登っていて、
「オラ!」と声をかけつつ、トポを「あーでもない、こーでもない」と言いながら見ていると、目の大きな女性が声をかけてくれた。ロレさんと言い、トポが古いと教えてくれて、借り物のトポへどんどんNEWルートを書き込んでくれた。
キャンプ場は近くて40分程離れた所にあったようだが、
シーズン的に週末のみ利用可だった為、車での生活を選択。
3・4日に1回はOnatiの町で安いペンション(€40/1泊 ARREGI)に泊まる。
このペンション(卓球台有)、居心地良かった!コース+飲み物(€14)も美味しかった!
Onatiの町は穏やかで過ごし易く、ガスなどの最低限のキャンプ用品は手に入る。
メイン通りの1本横の角にあるカフェのサンドイッチ(約€2)が具だくさんで最高!
知れば知る程、温かい町だった。
基本的にスーパーより、BARにあるパニーニみたいな方が値段/味ともに満足できる。
Onatiでは見たことない“なめくじ“に遭遇。
生活の場である駐車場にも、彼らは存在。最大20cmくらい。
すごい勢いで何でも食べる・・・・。何でも。さすがに写真はなし。
移動後、2週間くらい。
正田君がホンキーMIXのムーブ解決をしたと思ったら、恐れていた雨季到来。
10月の後半の週から深夜激しい雨が降る日が時々あり、10/26深夜から雨がしとしと降り続け、10/27、地元のミケルやエバン兄さんはヌンチャク回収にやってくる。
疑問に思いミケルに「なんでヌンチャク回収するの?」と聞いたら
「雨がくる。今シーズンは、ここにはもう来ない。」と。。。。。
恐れていた為、半信半疑。
しかし、翌朝は近くのダムが洪水状態でエリアにさえ行けず、移動。
ミケル&エバン兄さんお勧めのMargalefへ。
Refugi(山小屋)が安いと聞いていた。
Margalefの町の看板横にRefugiへのあがる道あり。
€7/一人1泊でシャワーは€2。
1階が受付、トイレ・シャワー。
2階がキッチン・リビング。
3階が寝るところ。
最大20名程滞在可能。シャワーもお湯が出るし、Refugiの親父が清潔好きで快適だった。
親父はご飯も作ってくれる。
正田君はこの親父のパエリヤが大好きだった。
サラダ+パエリヤ(パン付)+デザートで€12。
ちょっと贅沢だけど、お腹いっぱい、美味しかった。
最後らへんはガスがなくなってしまい、
1プレート(フレンチフライ+目玉焼き2個+ステーキで€8.5)の夕食を依頼した。
このRefugiはクライマーばかりが集まってくるので、情報交換にもなり、いい刺激だった。
スペインのクライミングが日本と違うな、と感じたのは、“誰でも外岩“。
私みたく、5.10台を登るのが楽しい人には、日本の岩場は制約が多い。
登るところも少ない。
となると、レベルアップしかない。岩場を楽しむというよりは必死で抜けるの連続。
でもスペインの岩場は、初心者でも
「外で登ってみよう!」と週末にはたくさんの家族連れも当たり前。
岩場の少ない日本では仕方ないのだが・・。
11/9からは観光のための1週間。
バルセロナで迷いながら車を返し、チキートに3泊(€48/1泊)。
ピカソ美術館に行き、街中を歩き、サクラダ・ファミリアに行き、
お土産を買い、王の広場で夜はストリートパフォーマンスを見て、観光した。
11/13からは経由地のシンガポールで2泊(SGD65/1泊)。
格好が格好だったので高いホテルは避けたが、これが厳しかった。
シンガポール空港は買い物も食べ物も充実しており、とても綺麗。
中心街に行けば、観光パンフレットでよく見かけるシンガポールなのだが、
泊まったホテル近くは、まさに東南アジアだった。
道路に面して飲食店があり、中国色強く、臭いもすごい。
ホテルは汚くはないが、シャワールームはトイレとの仕切りがなく、驚いた。
周囲はインド人と中国系であふれていた。
ただし、路面飲食店でもクレジットカードが使えるのには、感心。
買い物天国と聞いていたが、物価は日本と変わらないと感じた。
動物園は何かの賞を取っただけあり、画期的。
百獣の王、ライオンが鉄柵なしの、あまり仕切りがない環境で観察できる。
動物に近いのは、楽しかった!(SGD18/入園)
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