【フリークライミング・質疑応答(モラル編)】           


「ところで、最近エリア閉鎖の問題がおきてますが?」
「これは問題やで、こうもり谷とか・・・、不動もあぶない」
「どうして閉鎖になるのでしょう?」
「一部クライマーのモラルが低い、ごみを捨てたり、樹を切ったり、車をどこでも停めて地元と揉めたりする」
「どうしたらよいでしょうか?」
「街でも、平気で車からゴミを捨てたりする奴がいる、そんな奴が山にもやって来てる、と言うこっちゃ。
平凡な答えやけど、1人1人が気をつけるしかない、他人にも注意を呼びかける」
チッピングホールド破壊はどうでしょう?」
「こいつは次元が違う問題や、フリークライミングの否定につながるからな」
「よくわかりませんが」
「フリークライミングは人工的手段を使わずに、自然のホールドを素手で登るのが基本や、
登られへんのは練習不足、鍛えなおして挑戦したらええ」
「ホールドを作り変えるのはズルイことですね」
「せや、ホールド破壊は更に悪質。陰湿な悪意を感じるな」
「1部の人でしょうね」
「勿論、そうやろう。大勢いたらたまらん」
「池田小学校の事件を思い出しますが」
「1人の為に全国の学校が門を閉め、警備予算を捻出する必要に迫られた、
でも岩はセコムと契約する訳にはいかんからな」
「話がややこしくなってきましたね」
「君、練習はしてるか?」
「まぁ、ちょっと」
「最初始めたときより、だいぶうまなったやろ」
「手も足も出なかったとこが、何とか上まで抜けられるようになりました」
「それは何でやと思う」
「ムーブを解決したり、力もついたし・・・」
それやがな、登られへんかったとこが登れるようになる、これがおもろいんや」
「先輩、今日は一段とエラソーですね」
すんません!