「生活と覚書2010(クライミング編)   
ぼちぼちクライミング】

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2010年2月16日

都合により、これ以降『ブログ型式』に移行します。
下記の2月13日付け文章も【ブログ】に再録しました。
ベトナムの記事も同様です。
ブログに移行したことにより、画像等の『重さ』を気にする必要もなくなりました。
これから、画像が増えるかも。(たぶん)
ただし、今まで【ぼちぼちクライミング】と【読書覚書】を分けていたけど、
これからは、一緒のブログ、となります。

今まで、興味のない記事まで読んでもらうのは申し訳ない、と思って【読書覚書】を別枠にしてた。
同じブログ内『合併』になることにより、煩わしく感じられるでしょうが、御容赦下さい。
(私も、ブログ分けるの面倒なので)
今後、読み手の判断で、『情報』を取捨選択して、興味ある記事をピックアップして下さい。
以上引き続き、よろしくお願いします。
【ぼちぼちクライミング&読書】

PS
ブログになったからと言って、『コメント』出来ません。
これは従来と変わらず。
意見、感想のある方は、直接メールを下さい。

2010年2月13日

最近、まったく岩に行っていない。
正月はベトナムに行ったが、
その前の岩と言えば、中国・桂林だった。
つまり、1年に1回しか、岩場に行ってない。
普段、ジムでリード練習してるかと言えば、さっぱりしていない。
(出発1ヶ月前から、あわてて練習した)
そんな訳で、ギアとか傷んだり、減ったりしない。
減るのは靴とチョークぐらい。
リードしないから、ロープもハーネスも傷まない。
まして、ヌンチャクなど飾りのようなモノ。

さて、そんな事情にも関わらず、先日(2/9)ヌンチャクを購入した。
ブラックダイヤモンド・ポジトロンクイックドロー。(105g)
2400×12本=28800円
ホントは、評判の高いデュアルトラックス・ダイノトロンを買おうと思っていたけど、製造中止で入手困難。
現在のダイノトロンはモデルチェンジしており、4g軽量化され46gとなった代わりに、
従来のダイノトロンよりも全長で約6mm小型化されてしまった。
そこで、最初に書いたとおり、ポジトロン・ドローを購入することにした。
ゲート、重からず、軽からず、なかなか良好、と感じた。
これで、当分のあいだ大丈夫。(引退するまでOKかも)
ポジトロン
■重 量:ベントゲート=49g
■強 度: クローズドゲート=25kN
オープンゲート=8kN
マイナーアクシス=8kN
■ゲートオープン間隔:ベント=26mm

さぁて、ここから筆者の昔話が始まる。
私は、クライミングを始めてから何度もヌンチャクセットを買い換えた。
そもそも、昔はクイックドローのセットなんで売ってなかった。
カラビナとシュリンゲを別々に購入して、自分で作った。
さらにその前は、ハーケンに直接シュリンゲを通して、そのシュリンゲにカラビナをセットした。
(カラビナは高額で、重たいから)
つまり、ヌンチャクの概念が無かった。
(まぁ、そんな昔の事を言ってもしかたないけど)
私のヌンチャク・セットの歴史は下記のとおり。

○最初はビナ無し(山岳会先輩がリードするルートのフォローばかり・・・当時、当然ジムはない)
  ↓
@ボナッティ2枚+シュリンゲで自作する(重たかったけど、丈夫だった、推定重量155g)
  ↓
Aカジタ(ストレート+ベント+シュリンゲ、別々に購入して自作、軽かったけど事故頻発で製造中止となる、推定115g)
  ↓
Bシモン(ストレート+ベント、ランナーは市販品を購入して、自分でヌンチャクを作った。これはよかった、約120g)
  ↓
Cシモン(ストレート+ベントのセット既製品を購入。これもよかった、約125g)
  ↓
D今回のブラックダイヤモンド・ポジトロンクイックドロー(105g)

こんな感じかな。(世間にジムが登場するのは、BとCの間くらい)
上記、それぞれ約12セットずつ購入買い換えている。
1番高額だったのはBシモンのセット、と記憶している。
今回のブラックダイヤモンドの倍くらいの費用がかかったような印象が残っている。
(なにぶん古い記憶なので、霧の彼方、ですが)

そろそろ、皆さんの疑問にお答えする。
(疑問)普段ヌンチャクを使わないのに、どうして新しいのを購入したのか?、と。
(解答)それは、めったに岩に行かないからこそ、(逆に)最新ギアを使いたいから、と。
・・・単に、キーロック・ゲートが欲しかった、と言う話もある。

最後に、一般的なヌンチャク買い換えの目安を書いておく。
まず、痛みやすいのはランナー部分。
これは、出来るだけ早めに、短いサイクルで変えた方が良い。
おおよそ、ロープの摩耗に比例する。(目安)
外から見て、擦れて痛んでるな、と思ったら変えた方が良い。
(かつて目の前で、ランナーが切れてグランドするのを、見たことがある)
次に、金属部分のカラビナについて。
使用頻度によって違うけど、だいたいハーネスの痛みや摩耗に比例する。(あくまでも目安)
日本の場合、どうしてもハンガーにセットする部分が傷んでくる。(ケミカルだと少しマシ)
何度もフォールしてると、目に見えて凹んでくる。
では、ロープをクリップする側のカラビナはどうかと言うと、これもフォールを繰り返すことにより摩耗する。
恐ろしいことに、これも目に見えて凹んでくる。(どんだけ落ちてるんじゃ)
以上、(あくまでも)おおよその目安なので、個々人の使い方で、大きく異なる。
私の個人的経験と実践を書いたにすぎない。
なんら科学的根拠に基づくものではない、とお断りしておく。
常に、自分でギアをチェックして、痛みを確認したい。

【蛇足】
ただし、ヌンチャクは自分のを使わない、ってポリシーの方は別。
他人のヌンチャクを使用して、セットも人にさせる、って方もいるかもしれない。
そのような方は、傷みが少ない・・・と言うか傷まない。(心も痛まない?)
もし、そんな人がいたら、出来る限り近づかないのが無難、と思われる。
それも、「安全」への第一歩、かもね。
つまり、人生に対する安全確保、って意味で。
(でも、クライマーって、「危険」好きだからなぁ)
・・・と、哲学のしっぽを感じて、本日終了。

2010年2月7日

先日、用事で『吹田社会保険事務所』に行って来た。
やはり、看板が変わっていた、『吹田年金事務所』、と。(H22年1月1日より)
これは、社会保険庁が12月末日で廃止され、日本年金機構がスタートしたことによる。
知識では知っていたけど、実際に看板が変わっているのを見ると、感慨深い。
「経費かかっただろうな」、とか。
「職員の名刺も変えたんだろうな」、とか。
内部の部署名も変更になっていた。
1番お世話になるのが、資格喪失・取得を扱う部署、つまり「退職」「就職」の際の社会保険を扱う部署。
今までは「業務課」だったのが「厚生年金適用調査課」になった。
ちなみに、健康保険業務は全国健康保険協会が既に行っている。
例えば、資格取得の書類を社会保険事務所に送ると、
手続き完了の書類が社会保険事務所から来て(註釈1)、健康保険協会から保険証(カード)が送られてくる。
(かえって面倒になった気がするけど・・・郵便代も余計にかかるし)
ところで、ここに登録しておくと、メールマガジンが送られてくる。
今回は、そのメールマガジンをはじめ、いろんな所から郵便が来たので、紹介しようと思う。
以上、長い前ふりでスマン。
(註釈1)→正確に書くと、日本年金機構・大阪事務センターから来る

★その(1)
【全国健康保険協会からのメールマガジン】
クライマーに関係あるのは【整骨院・接骨院】の記事。
以下、転載する。
整骨院・接骨院にかかる時、健康保険が
「使える場合」と「使えない場合」があるのはご存じですか?
◆使える場合
急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の
「骨折 ・ 脱臼 ・ 打撲 ・ 捻挫 ・ 挫傷」 に限ります。
ただし、骨折・脱臼は応急手当を除き医師の同意が必要です。
◆使えない場合(全額自己負担)
(例えば)
・日常生活からくる疲れ、体調不良や単なる肩こり
・スポーツなどによる筋肉疲労・筋肉痛
・疾病(ヘルニア・神経痛・五十肩など)からくる痛み
・脳疾患後遺症などの慢性病
【参考リンク】
> http://merumaga-kanri.kyoukaikenpo.or.jp/cl/A12201000293.2046874.1.1373

★その(2)
【『JFA』からの『安全BOOK』】
様々な事故例が報告されている。
過去の事故例から学び、知識として役立て、事故を回避したい。
また、周りに危ない状況があれば、同じクライマー同士、声をかけ合って注意したい。
例えば、リードしているクライマーの下で休憩している方がいたら、注意してあげよう。
(落石があるかもしれないし、ヌンチャクが落ちてくるかもしれない)
P20・『終了点の使い方』も参考になる。(特に、ジム育ちの方)
海外に行くと、様々な終了点がある。
カラビナが設置された終了点は稀である。
状況に応じた対処で、下降、ロワーダウンを行いたい。
なお、最終ページに『JFA会費払込票』が添付されている。
私は、毎年3000円支払って、会員更新している。

★その(3)
【『セブンエー』から『クライミング保険継続申込書』】
私は、これも毎年加入更新している。
くつか種類があるが、私はフリークライミング対象・ノーマルタイプで、5000円支払っている。
これは、お守りのようなもの。
万一に備えている。
例えば、登っていて落石する可能性がある・・・どんなに注意していても。
ビレイヤーや、休憩している方を直撃した場合、大事故でしょう。
お金では解決できないけど、多少とも助けになる(かもしれない)。
滅多に岩場に行かなくなった筆者であるが、「転ばぬ先の杖」、と思っている。
なお、『JFA・安全BOOK』最終ページに、加入手続き説明と振込用紙も添付されている。

★その(4)
【『RUKA・RA・GHAAM』から『つうしん#3』】
いつも、役に立つ記事が書かれている。
今回の記事は、『クライミング上達へのアドバイス(その2)』と『思い出の課題(3)』。
とても参考になるし、面白い。
例えば、「やさしい課題を繰り返し登るのが(遠回りだけど)よい練習(のひとつ)」、とアドバイス。
私もこれを既に実行しているが、時々不安になることがある。
「こんな簡単な練習でいいのだろうか?」
「もっと難しいムーブにトライした方がいいのでは?」
「でも、高難度ムーブをトライしたら身体に悪いし」、と心が乱れる。
そんな訳で、この記事を読んで安心した。
基礎練習を繰り返し、負荷に耐える身体作りをしたい。

 × × × × × × × × × × × × × × ×

ところで土曜日、RUKA・RA・GHAAMに行ってきた。
まず、白テープ20本でウォームアップ。
その後、『今月のお題・2月分』が設定されていたので、トライした。
白テープ・5本(  〜V0)
赤テープ・5本(V1〜V2)
黄テープ・5本(V3〜V4)
白テープと赤テープは、軽く1撃。
(今月の赤テープ、先月と比べて少しやさしめ)
黄テープになると、急に難しくなる。
ひととおりトライするも、1撃したのは1本のみ。
(う〜ん、これはムズい)
「何回やってもダメかも」、と弱気になる。
そこで「奥の手」を使用・・・つまり樹人君に「指導」を仰いだ。
すると、目から鱗、「そうか!」、ってな感じ。
少し休憩して、再度トライすると残りすべて登れた。
(行き詰まった時のアドバイス、ホント助かる)

今回の課題は、ムーブに趣向が凝らされ、トリッキーなモノもある。
私の頭では考えもつかないムーブもあった。
故に、OSと2撃する方の実力の差は大きい、と言える。
次回は自力で頑張りたい。
(でも、行き詰まったら、また「奥の手」出るかも)

2010年1月31日

今週も、ベトナムについて書く。(これで最終回)
先週は、一般的な情報を追加したが、
今回は、一般的でない(趣味の)情報も書いてみよう、と思う。
クライミングに役立たない、と言われるかもしれないが御容赦。

【ベトナム料理について】
ベトナム料理は辛すぎず、油っこすぎず、香辛料が利きすぎず、
素材を生かした穏やかな味付け。
それにハーブの香りや香ばしさなどが加わります。

(以上、『ベトナムのごはん』銀城康子(農文協)より)
全くそのとおり、日本人と相性が良い、と感じた。
フォー(麺)も春巻きも美味かった。
ニワトリは、その辺を走り回っているので、卵も美味く感じた。
米は長細いタイプで、ねばりがない。
でも、炒めたり、お粥にすると良い感じ。
今回、食べようと思って、食べられなかったのは次の3つ。
@バイン・ゾー(米粉のちまき)
Aバイン・セオ(お好み焼き)
Bバイン・フラン(カスタード・プリン)
・・・次回は食べるぞ!
ところで、ベトナム最後の食事を空港で食べた。
「最後に、フォーを食べよか」、と私。
「やっぱり、フォーやな」、とハジメちゃん。
そこで、ヌードルをくれ、と食堂のおばちゃんに言った。
すると、出てきたのはチキンラーメン、だった!
「なに、これ〜」、と私。
「やられたな」、とハジメちゃん。
何とも、サエない「シメ」となった。

【箸文化について】
箸を日常的に使用してるのは、中国(漢民族)、台湾、朝鮮半島、ベトナム、日本。
でも、中国や台湾ではスープにレンゲを使ったり、と補助用具も使う。
箸だけを使って食べるのは、世界でベトナムと日本のみ。
故に、スープ類は器を持ち上げて直接口をつけて飲む。
欧米や韓国では、器を持ち上げて食べるのは行儀が悪い。
逆に、日本とベトナムでは、器を手に持たずに置いたまま食べるのは行儀が悪い。
(なお、タイ、カンボジア、モンゴルでも、麺を食べる時には箸を使用)
【参考】by『ベトナムのごはん』銀城康子(農文協)

【ベトナム女性】
レベルが高い、と感じた。
「美人女性が多いなぁ」、と私。
「そうか?あんまり気にしてない」、とハジメちゃん。
(意外な反応に、返す言葉を失う)
ホテルのスタッフの方、物売りのネエちゃん、レストランのウェイトレスさんとか。
・・・私は、そう感じたんだけど。(イタリアでも感じた。仏、独、豪、米では感じなかった)
ちなみに、ホテル・レセプションのネエちゃん、誰かに似てるなぁ、と思った。
日本に帰って、フト思い出す。
・・・「そうだ、平岩紙さんに似てる!」、と。
PS
今回、せっかくだからキレイなベトナム女性の写真を撮ろう、と思った。
でも、撮ったのは、牛、猿、犬の動物写真であった。
結局、女性の写真は1枚もなし。

【病気について】
連日クライミングをしていると、身体が弱ってくるが、
病気にも悩まされた。
ハジメちゃんは風邪引きで、喉が痛い、と言い続けた。
私は頭痛に悩まされ、毎日バファリンを飲み続けた。
ハジメちゃん曰く、「オレは滅多に頭痛にならん」、と。(うらやましい)
ちなみに、私は滅多に風邪をひかない。

【ベトナム戦争について】
ベトナムに行っておいて、これに触れない訳にいかない。
少しだけ書いておく。

かつてフランスに支配され、その後第二次大戦中、日本に支配される。
日本の敗戦と共に独立するが、再びフランス軍が触手を伸ばす。
この時の闘いがディエンビエンフーの闘い。(1954年)
フランス軍が敗北しホッとしたのもつかの間、ベトナム戦争が始まる。
米軍が特殊部隊を南ベトナムに送り込んだのが1961年。
米軍によるハノイ空爆開始が1965年。
サイゴン陥落によりベトナム全土解放が1975年。
(これにより、「サイゴン」→「ホーチミン」となる。漢字で胡志明市、と表記)
ベトナム戦争中、面積が日本の半分しかない北ベトナムに、
太平洋戦争中に日本に落とした量の16倍もの爆弾を落とした、という。
これにBC兵器を加えると、どれほどの量なのか?
枯葉剤にはダイオキシンが含まれていたことから、ベトナム全土で異常出産がつづいた。

【ハイフォン機雷封鎖】
世界遺産・ハロン湾の港であるが、軍港でもある。
米軍による北爆の目標となったのがハイフォン港。
ベトナムを支援する国や団体の支援物資・要衝だったから。
これを妨げるため、米軍は港を機雷封鎖したが、世界中から非難をあびる。
当時、沖合に停泊する船舶から物資を陸揚げするため、決死隊が埠頭と往復した、という。
*リンク*→ベトナム戦争
*リンク*→ハイフォン

【その他リンク】
2010年1月24日

先日、新しくオープンしたナカガイジム・高槻店に行ってきた。
摂津店より小さいけど、普段練習するには充分、と思う。
トライした内容は・・・
黄テープ10本(足自由、初級課題、V0〜V1・・・ウォームアップによい、但しbUは少し難しい)
白テープ10本(足自由、少し難しめ、V1〜V2・・・bT,6が難しい)
青テープ10本(V2〜V3、このグレードになると、1撃できないのが出てくる。特に、3本ほど難しい、V4かも)
以上、30本登った。
グレードは、私の(おおざっぱな)体感。
【参考】
ナカガイクライミングジム高槻 ブログ

*********************

さて、今週も引き続き、ベトナム追加情報。
1年に1回しか岩場に行かないので、ここぞとばかりに引っ張らせていただきます。

【会計報告】
飛行機代(往復)・・・121,510円・・・当然、日本で支払い
現地岩場往復交通費(バイクタクシー)・・・$10×4回+5$=$45・・・現地で支払い
現地岩場往復交通費(船チャーター)・・・$60・・・現地で支払い
食事代(晩飯4回分等)・・・$50〜$60・・・現地で支払い
ホテル代(4泊)・・・$380・・・日本で支払い
カットバ島までの交通費・・・$210・・・日本で支払い
カットバ島までの船代・・・$34・・・日本で支払い
初日ホテル代+空港までの出迎え費用・・・$70・・・現地で支払い
関空までの交通費(往復)・・・3000円

【結局、費用いくらか?】
おおざっぱに言って、1人20万円くらいでOK。
あらかじめ日本で支払った金額が航空券121,510+32,000円=153,000円くらい。
関空で換金したのが20,000円。
現地で換金したのが10,000円。
もし、次回行くとしたら、4万円をUS$に換金、5千円〜1万円をVNDに換金しようと思う。
今回3万円しか換金しなかったので、心細かったし、最後お土産代も無くなった。

【両替について】
ベトナムドンは日本で入手不可能。
関空の銀行でもダメ。
現地で入手するしかない。
でも、US$が流通してるので、関空で円→米ドルに換金。
これなら、余ったとしても、今後使い道がある。
もし、VNDが余っても、再度ベトナム訪問まで使えない。
なお、US$は新札が歓迎される。
古い汚れたUS$だと、受け取ろうとせず、新しいのをよこせ、と言われた。
さらに、情報としてハノイ空港の両替率が悪い。
・・・即ち、1万円→93.05(内訳91.05+手数料2ドル)
空港土産物店では円で直接土産を購入でき、ドルでお釣りをくれる。
場合に寄っては円でお釣りをくれる(例えば千円を出したら500円玉でお釣りをくれた)
両替するより、土産を購入してお釣りをもらった方が良い場合もある

【現地岩場へのアクセス】
バイクタクシーを利用した。
でも、バイクを自分で走らせる自信があるなら、1日3ドル〜5ドルで借りられる。
自転車ならもっと安い。(自転車好き外人は使っていた)
でも、峠をいくつか越えるので、へとへとになるでしょう。

【言葉について】
主なところは英語OK。
でも、なまっている。
きれいな建物があったので、「あれはホテルか?」、と聞いた。
「いや、あれはソゴンだ」、とオヤジ。
「えっ、ソゴンか?」、と私。
「そうだ、ソゴンだ」
しばらく考えて、私は再度尋ねた。
「スクールか?」
「そのとおり、ソゴンだ」
う〜ん、これは何かの暗合か?

【ホテルについて】
今回、宿泊したのはカットバアイランドリゾート
おそらく、カットバ島屈指の豪華ホテル、と思われる。
次回もこのホテルに泊るかどうか?
判断材料として、利点と欠点を箇条書きにしておく。

■利点
@朝食は内容豊富で味も良かった。
Aバルコニー付きで、景色良好(最上階五階)
B部屋は清潔で、毎日ベッドメイキングあり
Cスパも$15〜$25の3種類くらいあり、内容も良かった
D夕食も味良し(支払いはUS$で、町より2〜3倍高額)
Eプールもあり(但し、修理中で使用できなかった)
F町から離れているので静かで空気も良い

■問題点
@シャワーのみでバスタブなし
Aプリンスホテルに行かないと、両替が出来ない(但し、JP\→US$は不可)
B町の中心部から離れているので、クライミング、食事等の外出が遠くて不便
Cホテルのシャワー、温度調節が難しい・・・ヌルめから一気に高温に(どのホテルでも、そうなのかも)

■その他ホテルいろいろ
Sunrise Resort
Holiday View Hotel
『スロポニHP』のアコモデーションを参考にしてみて。

【論考&考察、その他メモ】
*バスタブの事を考えると、次回別ホテルにするかも(ホリデービューとか)
*でも、食事、スパ、静けさを考えるとカットバアイランドリゾートも捨てがたい
*両替については町で3カ所可能・・・プリンスホテルとマーケットの近く2カ所
*スピードボートは往復ともにコピーチケットで問題なかった(用紙をじっと見つめていた)
*カットバ島での食事は高級レストラン・グリーンマンゴー、普通のカフェ・バンブーカフェ、地元の方の行く安食堂、
 ・・・いろいろ試したが味ではホテルのレストラン、酒の種類ではグリーンマンゴー、安さでは地元の怪しげな店
 ・・・お腹を下したのは、グリーンマンゴーでのピザのみ、後は大丈夫。地元の食堂も美味かった
*町を歩いていると怪しげな兄ちゃんが、$20でマッサージ、と声をかけてくる(おそらく対外人相場であろう)
*ちなみに、普通のマッサージは$10が相場のよう
*ホテルのスパが1番無難で内容も良い、と思われる
*船のチャーター代は60ドル(30ドル×2人)
 ・・・だたし、海軍の演習か会議で目的地域に上陸出来なかった(残念)
*船頭さん、バイクタクシー等、チップを要求される(1ドルくらい)

【ベトナム旅行代理店】
今回、現地旅行代理店には(かなり)お世話になった。
メールのやりとりを通して、少しずつ『旅の輪郭』をつかんでいった。
ベトナムスケッチ!ベトナム旅行と現地情報
ベトナム旅行、現地オプショナルツアーはTNKトラベルJAPAN

【現地クライミング&アドベンチャー・スロポニ】
このHPはかなり参考になった。
Vietnam Rock Climbing - Rock Climbing Vietnam - Rock Climbing Ha ...

【クライミング映像】
Vietnam Sport Rock Climbing by www.slopony.com

Rock climbing Vietnam - www.slopony.com Guided Rock Climbing Ha Long Bay ...

Deep Water Soloing (DWS) Ha Long Bay Vietnam by www.slopony. ...

Upskill Climbing VietBLAM 2009 (Climbing in Vietnam)

【その他リンク】
カットバ島」で過ごす休日 <前編> - ベトナムスケッチ
カットバ島」で過ごす休日 <後編> - ベトナムスケッチ

2010年1月16日

安間君のブログがすごい。
先日、スペインから帰国した。
ブログには以下のような成果が書かれている。

サンタリーニャ5.13d、3トライ
ファベリータ5.14b、1撃

ファベリーナ5.14c、6トライ
OpenYourMind5.14c、8トライ
ラ・ノベナプエルタ5.14c、4トライ


これは凄すぎる。
14cと言えば8c+、である。
普通、1ツアーで(狙って)8c+が1本登れればいい方、でしょう。
過去の日本のトップは、そんな感じだった、と思う。
(8cでも、1ツアーで複数本登れる方が何人いるのだろう?)
それが、安間君は8c+を3本もRP。
その上、8cを1撃。
・・・う〜ん、まいった、すごすぎる。
だいたい2日くらいのトライ、かかっても3日。
完全に9a+が射程範囲、ですね。
日本クライミング界で1馬身リード、って感じ。

【参考リンク】
帰国

さて、話は変わる。
先週は、ベトナム報告を書いた。
いかがでしたか?
「読んだよ」、と言ってくれる方が居ないので、
「面白かった?」、と聞けないのが残念。
情報と同時に、楽しさも伝わったでしょうか?
今週は、先週のレポートをまとめて、一般的な情報を補填してみよう、と思う。

【場所】
ハノイから東に180km、
ハロン湾に浮かぶカットバ島が拠点、となる。
ハロン湾は世界遺産、海の桂林、と呼ばれている。
風光明媚な場所にもかかわらず、日本人の訪問は少ない。
これは、クライマーに限らず、一般観光客についても言える。
これから、観光地として「発展」してゆくんでしょうね。
(もう少し、このままでいて欲しい)

【岩について、ルートについて】
岩質は石灰岩。
コルネも発達してるけど、すっきりしている。
スラブ、フェース、前傾、ルーフ、あらゆるタイプのルートがある。
メインエリアは『バタフライバレー』、
あとは船でアクセスする『タイガービーチ』、
ホテルの横にある港エリア。
バタフライバレーだけで、充分楽しめる、
今回、『タイガービーチ』に行けなかったのは残念。
次回、訪問したい。
グレードについては、ほぼ妥当。
(スラブでは、リーチ的に苦しかったけど)
ボルト間隔も妥当。
ルートの長さは20m〜27mくらいが中心。
ボルト数は10本〜13本くらい。
今回、60mロープで間に合った。
(70mロープを使用している外人もいた)
終了点は、リングが2つある。
これにセルフを取り、メインロープを通してロワーダウン。
トラバースするルートや、ルーフ、前傾では、登り返しも行った。
もし、ボルト13本のルートなら、セルフ用に2本プラスして、
少なくとも15本腰に下げて登る事になる。
長いルートをマスターで登るので、最初はヌンチャクの重さがずっしり、
上部では、ロープが重くなって疲れてくるが、ガマンガマン。
初めてのエリア、初めてのルート、これをマスターで登る快感、である。

【服装と荷物】
登っている時は、Tシャツと足首までのクライミングパンツ。
膝丈パンツや短パンの方もおられたが、私は足首パンツでよかった、と思っている。
なぜなら、私は虫に弱いし、草にもかぶれやすいから。
初めてのエリアで、少しでも皮膚を保護したかった。
おそらく、次回も同じ格好になる、と思う。
(もちろん、少しでも身軽な状態で登りたい、って方は、短パンでもOKでしょう)
レストの時は身体を冷やさないよう、長袖シャツとパーカーを羽織った。

【気温と天候】
日本の秋か春のような感じ。
今回は曇りか雨で、あまり天候には恵まれなかった。
一日くらい、スカッと晴れて欲しかった。
もし晴れたら、岩場はどうなんでしょう?
暑くて登れなくなるんでしょうか?
「短パンもってくれば良かった」、と思うんでしょうか?

【食事&買出】
朝食はホテルで出る豪華メニュー。
(朝食が1番立派で、1番よく食べた)
昼食はビスケット、パン、ジュース、行動食。
夕食はホテルで食べたり、街に繰り出したり。
安いのは2人で500円くらい。
高いのは2人で5000円くらい。
水は生ものを飲まないようにして購入した。
ホテルでは毎日ペットボトルの水が部屋に置かれた。
これをポット(部屋設置)で、湯を沸かして紅茶やコーヒーを作った。

【治安とトラブル】
良い、と感じた。
「ガイドブック」を読むと、暴力で金を取られたとか、
レイプされたとか、不安な気持ちになる記事が掲載されている。
確かに、そう言う事実もある、と思う。
でも、我々はオヤジ2人。
しかも、一見怖そうなハジメちゃんが付いている。
狙うんなら、軟弱な若者や女性がターゲットでしょう。
(我々貧乏そうだし)

【携帯と充電】
通じにくい。
日本からメールが来てるのは分かっても、
これを取り込むことが出来ないもどかしさ。
ハロン湾に出て初めてメール受信した。
ホテルではダメだった。
(でも、街の人は普通に携帯でしゃべってた)
コンセントはガイドブックによると、AタイプとCタイプの中間、とある。
私は海外用充電器セットにAタイププラグをつないで携帯を充電した。
カメラは写真200枚以上撮ったけど、充電の必要はなかった。
(マシンは進化している)

【道路について】
ベトナムは文字どおり発展途上。
つねに工事していて、空気も悪い。
マスクをしてバイクや自転車に乗っている方が多い。
運転マナーも悪い。
中国・桂林と同じか、それ以上に悪い。
大きいトラックやバスが突っ込んでくると、
小さい乗用車は避けざるを得ない。
また、高速道路を歩行者や自転車が横断してくる。
バイクも逆走してくる。
(どうなっとんじゃ〜)
さすがに、カットバ島では車少ない。
でも、街の中心部では少し空気が悪い。
市街地になると、人はいないが、ニワトリ、犬、牛、ヤギが道路にいるので、
これらを避けながらバイクを走らせるテクニックが必要となる。

【登ったルート、登れなかったルート】
12c・・・1本(2回目RP)
12b・・・3本(1本MOS、2本2回目RP)
11d・・・1本(MOS)
11c・・・1本(MOS)
11a・・・1本(MOS)
10d・・・1本(MOS)
10c・・・1本(MOS)
10a・・・2本(MOS)
以上が成功したルート・・・全部で11本

逆に、登れなかったルートは・・・
12b、11d、12d、グレード不明、以上4本

つまり15本トライして、その3分の1近くを、失敗か敗退している事になる。
成功率の低いルートが多い、って事か?
私の諦めが早すぎるのか?
滞在日数が少ないので、どうしても『いいとこ取り』してしまう。
登れそうなルートのみ、トライしようとする。
しかも、★★★ばかりを。
ちなみに、12aをトライせず、12b以上狙ったのは適当なルートが無かったから。
12aの★★★が多数あれば、もっと楽しめたでしょうね。

【グレード別、登ったルート】
10a
Rome to Hanoi Express, 6a, 10a, 9bolts, 18m MOS
Mother Butterfly, 6a, 10a, 13bolts, 27m MOS
10c
You Enjoy Myself, 6b, 10c, 11bolts, 20m MOS
10d
Very Tot, 6b, 10d, 11bolts, 20m MOS
11a
Elephant Man, 6c, 11a, 10bolts, 18m MOS
11c
A Dengue Ate My Davev, 6c+, 11c, 11bolts, 20m MOS
11d
Windchime of the Ants, 7a, 11d, 13bolts, 27m MOS
12b
Prayer of the Mantis, 7b, 12b, 11botls, 20m MOS
If Only I Could Be a Shirimp, 7b, 12b, 13bolts, 24m 2回目RP
無名ルート、7b, 12b, 11bolts?, 18m 2回目RP
12c
Hippie Banana Tree Killer, 7b+, 12c, 13bolts, 24m 2回目RP

以上、私のことばかり書いたが、
ハジメちゃんも体調悪いにも関わらず、リードで11クラスまで登る。
さすが、頑強な身体の持ち主だ。
調子が良ければ軽く12クラスでしょう。
体調悪いのに、よくぞ私の相手をしてくれた。(感謝感謝!)
ハジメちゃんがいなければ、香港ハイキングだったことでしょう。
(まぁ、それもいいけどね)


2010年1月11日

先週書いたように、今年の正月はベトナムに行ってきた。
毎年、年に1回海外に行っているが、今回は危ぶまれた。
私の相手をしてくれるクライマーがいないから。
旧いクライミング仲間は、リタイアか余裕がないか都合がつかない。
ハジメちゃんは体調悪そうだし。
あぁ、困った困った。
「香港に独りでハイキングに行こうかなぁ」、と考えていたら、
「ビレイだけでも行ったるで」、とハジメちゃん。
ありがたいお言葉に、感謝感激。
そんな訳で、今年も海外に行くことにした。

では、レポートを読んで下さい。

→ベトナム・カットバ島報告


2010年1月5日

皆さん、あけましておめでとうございます。

年末年始いかがお過ごしでしたか。
私はベトナム、ハロン湾・カットバ島に行ってきた。
(1/4、夕方、無事帰国)
怪我も病気も事故も無し、ホッとしている。
詳細は、次回更新予定。
では、本年もよろしくお願いします。


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