「生活と覚書2010(文化・読書編)」
【ぐーたら文化生活】
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2010年2月16日 これ以降『ブログ型式』に移行します。 今まで、本の表紙画像の『重量』が気になってた。 これから、どんどん画像をアップできるので、安心です。 また、今まで【ぼちぼちクライミング】と【読書覚書】を分けていたけど、一緒のブログ『合併』、となります。 このページ訪問するのは、クライマーで、尚かつ読書好きな方、と思われる。 だから、これから便利に感じるでしょうね。 また、『ブログ型式』にすることにより、一般の方にも閲覧してもらえるんじゃないか、と思います。 では、以上引き続き、よろしくお願いします。 →【ぼちぼちクライミング&読書】 PS ブログになったからと言って、『コメント』出来ません。 これは従来と変わらず。 意見、感想のあれば、直接メール下さい。 メールアドレスご存じなければ、声をかけて下さい。 名刺、お渡しします。 |
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2010年2月8日 「ペルセポリス」(T)(U)マルジャン・サトラピ(バジリコ)
![]() ![]() 珍しい本を読んだ。 イランの作家・マルジャン・サトラピさんの自伝マンガ。 アニメにもなって、今年公開予定。 いくつか印象に残るセリフを記しておく。 ★まず、著者自身のセリフ。(場面は大学当局が開いた集会) 「私たちのマグナエは短く、パンタロンは慎みがなく、化粧もしているとおっしゃいますが、 美術学部の学生として、私は大部分の時間をアトリエですごします。 絵を描くためには動作の自由が必要ですが、 マグナエが長ければ作業がより困難になります。 ズボンのことでは、幅が広すぎると非難されましたが、 その方が身体の線を隠すのに有効です。 今こうしたパンタロンが流行していることを考えると、疑問がわいてきます。 宗教は、私たち女性の肉体的純潔を守っているのか、 それともただ単にファッションに反対しているだけなのかと。 あなたは、私たち女性には遠慮なくご忠告くださいました。 一方、ここにいる男子は皆、思い思いの髪型や服装をしています。 身体にぴったりしすぎて下着が透けることさえあります。 女である私はぴったりした服の男子を見ても何も感じないのに、 どうして男子の方は、私のマグナエが5センチ短いだけで興奮すると言うのでしょうか? ★次にお母さんのセリフ 個人的にはサダムが嫌いだし、クウェート人にも何の親近感もわかない。 でも、自分たちを「解放者」と呼ぶ連合軍の厚顔無恥さも同じくらい嫌いだわ。 連中がいるのは石油のためなんだもの。 ★最後にお祖母さんのセリフ 最初の結婚は2回目の予行演習さ。 次の結婚はもっと満足出来るものになる。 だけど、そんなに泣くってことは、たぶんおまえはまだ彼を愛しているんだよ。 何も急いで彼に言う必要はない。 時間をかけて、よく考えてごらん。 どうしても嫌なら、別れればいいんだよ。 虫が食った歯は抜くしかないからね。 読んでおいて、ナンですが、この作家の考え方・行動は好きになれない。 むしろ、好感を持てるのはお祖母さんかな。 |
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2010年2月1日 NHKで「知る楽」、って番組がある。 以前から、面白いテーマの時は観ていた。 先月は、香山リカさんの『ニッポン 母の肖像』が興味深かった。 (なお、同番組・木曜に勝間和代さんも出演されており、「!」、と思った) 【参考】 @香山リカさんを取材 A「ふつうの幸せ」に答えはあるか | AERA-net.jp B勝間和代も香山リカも、助けちゃくれない〜『しがみつかない生き方 ... C勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: アエラで香山リカ ... *私のコメント* ・・・マスコミ、ってすぐ煽るんですよねぇ。 フリーライター前原政之さんのコメントが、1番まともで共感できる。 以上、ここまで単なる前ふり。 なぜ「知る楽」について書いたかと言うと、 今月2月1日から中野京子さんが出演されるから。 興味ある方は見てみて。 ちなみに、私はNHK出版からテキストを直接購入し、準備している。 NHK出版→http://www.nhk-book.co.jp/shiru/ @NHK知る楽 NHK教育テレビ 月〜木曜日 午後10:25〜10:50 A月曜日 探究この世界|NHK知る楽 BNHK教育「知る楽」ロケ記 さて、今週の読書は下記のとおり。 「チャンネルはそのまま!」(2)佐々木倫子(小学館) 「任侠学園」今野敏(実業之日本社) 「ストリートチルドレンと生きる日本人」岡本文良(金の星社) 「大河は愛をつなぐ」小田菜摘(集英社コバルト) 「清々と」(1)谷川史子(少年画報社) 注目すべきは「チャンネルはそのまま!」の2巻が出たこと。 非常に嬉しい。 良質の笑いが楽しめる。 登場人物達のあっさり、さらさらした関係が心地よい。 ![]() PS 先週、内々で新年会があった。 馬刺し、美味かった。 でも、食べ慣れていない為か、腹を下す。 速効で出てしまった。(残念) ・・・最近ホント胃腸が弱ってきた。 |
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2010年1月25日 気になる、芥川賞・直木賞について、リンクしておく。 下記の記事が経過も分かって参考になる。 芥川賞・直木賞 選考経過 さて、今週の読書は2冊。 今回も少し手抜きをさせてもらいます。 「世界最低最悪の旅」蔵前仁一編(幻冬舎文庫) 「とげ抜き新巣鴨地蔵縁起」伊藤比呂美(講談社) 「世界最低最悪・・・」は読者手記のアンソロジー。 読んでいて感じた。 素人の文章ってこんなに読みにくく、つまらないのか、と。 (他人事と思えない) でも、一部読ませる内容のものもあり。 旅の参考になる・・・かも。 「とげ抜き・・・」は、すごいよ。 さすが詩人の文章。 俗と聖が入り乱れ、混沌としている。 読者は圧倒的な言葉の海に溺れる。 ラストで、とげは抜けるのか? それとも満身創痍、となるのか? ![]() ネット上の紹介文
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2010年1月18日 伏見稲荷に行ってきた。 先週「お稲荷さんが通る」を読んだ影響。 なんだか急に行きたくなったのだ。 久しぶりの伏見稲荷。 そんなに混雑してなかった。 登り1時間、下り1時間。 合計2時間。 京阪伏見稲荷の駅からアプローチした。 それにしても、5000基以上の鳥居が並ぶ風景、って圧倒される。 それも朱色、ってのがすごい。 HPの説明によると、魔力に対抗する色、らしい。 また、朱の原材料は水銀=丹で、防腐剤としても使われる、とのこと。 【参考】 伏見稲荷大社 来年で1300年らしい・・・来年も行こう! (お土産に煎餅を購入) さて、今週は1冊のみ紹介。 新刊パトロールからメールが来て、急いで買いに走ったのが下記の本。 シリーズ最新刊。(待ってました) 「女の子の食卓」(6)志村志保子(集英社)
この域に達している作品は少ないでしょう。 繊細な心理描写・・・これは作家として書けて当然なので、文学作品多数ある。 でも、絶妙な落とし方・・・これは志村志保子さんの独断場でしょう。 それがすべて料理とリンクしてる・・・プロの技。 ホント、いつも感心する。 さて、今回の(個人的趣味)ベスト3は・・・ 「友達の好きなキューカンバーサンド」 「誓子さんの食べたカフェアフォガード」 「お姉ちゃんの選んだ水出しアイスティー」 ・・・だんだん3点に絞るのが苦しくなってきた。 どれもすばらしいから。 (番外編の「ヤンソン」もすばらしい) 絶版になっている過去の作品も復刻して欲しい。 ![]() |
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2010年1月11日 『ベトナムレポート』を書くのに疲れた。 今週は少し省略気味で。 「お稲荷さんが通る」叶泉(産業編集センター)を読んだ。 割と面白かったけど、「萌え」が少し足りないかな。 ![]() ネット上の紹介・・・
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2010年1月5日 あけましておめでとうございます。 今年はベトナムに行ってました。 「旅」の気分満喫。 あちこちのジムで聞いたけど、 関西でベトナムに登りに行った、って方はいない。 でも、良い岩はあるらしい。 そんな訳で、資料を集める楽しさ、 アクセス方法を考える楽しさ、 実行していく楽しさ、 ・・・いろいろ「旅」の楽しさを味わえました。 本に関して、旅に持っていったのは・・・ 「格闘する者に○」三浦しをん(新潮文庫) 「プリズンガール」有村朋美(新潮文庫) 「クリスマス黙示録」多島斗志之(双葉文庫) 以上、三冊。 これ以外に、年末年始に読んだのは・・・ 「ふたりの東宮妃」松田志乃ぶ(集英社コバルト) 「私の巣」今野緒雪(集英社コバルト) 「駅から5分」(3)くらもちふさこ(集英社) 「町でうわさの天狗の子」(5)岩本ナオ(小学館) 「雨無村役場産業課」(2)岩本ナオ(小学館) ・・・こんなところかな。 昨年も書いたけど、 2009年個人的ベストを企画している。 でも、けっこう手間がかかるので、まだ準備中。 もう少し待って下さい。 では、今年もよろしくお願いします。 |
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