FREE CLIMBING IMFORMATION
(5)【岩場いろいろ(国内編)
「関西以外にも岩は有りますか?」
「日本中にあるで」
「先輩はあちこち、行きましたか?」
「まぁ、ぼちぼちやな」
「なんで、遠いとこまで行って登るんですか?」
「何でやろな」
「こっちが聞いてるんですよ」
「そのうち解るわ」
★   ★   ★
城山 ワイルドボアとチューブロックを中心に3回訪問した。。
ルートは変化に富んで、ホールドも多彩。
(ただ、あまり前傾部分がないのは物足りないが、まぁ・・・ないものねだりだろう)
初級者から上級者まで楽しめる素晴らしいエリアである。
13はない、12から一気に14の世界が待っている・・・。
リキッドフィンガー(14a)、リキッドルーム(14b)、ロジカルプログレッション(14d)である。(関係ないか?)
ビレイ部分は、ずっとルンゼになっているので、落石に注意。
アプローチは約30分くらいか(?)さほど苦にならない。
→参考資料
備中
大変おもしろい。ルートの質・量共に、日本屈指のエリアである。
★『2ルンゼ』・グレードが色々そろっていて楽しめる。昔からのエリア。
★『ニューエリア』・ルート数、内容ともすばらしい。12ルートが中心で、初心者にはしんどいかも。
★『杉田ロック』・このエリアも12の好ルートがそろっている。初級者にはしんどいエリア。
★『権現』・日陰で冬は寒い。好ルートがそろっている。ここも初級者にはつらい。
★『川エリア』・12しかない。上級者エリア。好ルートがそろっている。
★『羽山』13クラスのルートが充実している。圧倒される。
★『長屋坂』・アプローチもなく、初級者ルートもそろっている。1部もろい箇所もあり要注意
 (このエリアはトイレ問題等、存亡の危機もあり、訪問の際は注意しましょう)
★『学力石』12〜14までの超上級者エリア。「サイコネス」は一見の価値有り→参考資料
★『白滝』★★★の「クラッシャー・亮」がある上級者エリア。→参考資料
★参考★
雨の場合、湯原の人口壁がオススメ。クライミングの後の湯原温泉もgood!
(1)湯原温泉→湯原町のHP:http://ww3.tiki.ne.jp/~yubaracho/
(2)湯原の人口壁はボルダーのみ500円、リード壁併用は600円。
   使用後、ポストにお金を入れること。
【写真は杉田ロック「我が家ではこうなんです」12c〜dをトライする道旗さん
*公開されている主なエリアについて、パンプのHPからトポを入手できる。

 (ただし、ボルトの本数に誤りが有るルートがあるので、注意!例えばニューエリの「両手に鼻の下」)
帝釈峡

★第一道場では、12月の徒渉は厳しかった。泣きが入った。ワイルドな素晴らしいエリアである。
高難度ルート中心。(現在、新アプローチが開拓され、徒渉の必要が無くなった)
(ただし、『体力は必要。帰路の登り返しに、ユマールが有れば便利)
*ダムの放水のため、現在徒渉不可能。(2004.10.12)
*スズメバチの巣があり、登れないルートがあるらしい(2005.10.12)
★第2道場は、9〜12まで楽しめる。ロングルートが多く、充実感が味わえる。
(ヤセ尾根のアプローチも眺めが良くgood)
★岩谷エリアは変化に富んだ好ルートがそろっている。
『岩谷』は水に濡れてもよい、サンダルか長靴が必要。状態により、膝くらいまでの水の中を進む。
(現在閉鎖され、禁止エリアとなっている・・・と聞く。地元の方に要確認;2005/10/12)
*参考*
霧降山荘 300円/1泊(予約不要)
清澤山荘 1,000円/1泊(要予約)(写真右)
小学校のお風呂:200円
【『ながの村』の住所&tel】
〒729-3602 広島市神石郡神石町永野2549-1
tel:08478-6-0215
連絡が付かない場合のみ『中村商店』へtel
(中村商店:TEL:08478−6−0207)
(参考)岩谷、第一道場、共にアプローチが悪い。


城ヶ崎
クラックの時代から何度も訪問した。
関東冬のエリアである。真冬でもTシャツで登れたりする。素晴らしいエリア。
ホールドはワンパターンで単純だが、このかぶりは関西には無い。
★『シーサイド』はクライマー以外は降りて来にくいエリア。
★『ファミリー』は、(一般の人も降りられるので)盗難に注意。
【写真はサザンクロス12aの下部(1992年2月)】
(靴はニンジャ。1990年正月に城ヶ崎に行くと関東のクライマーはほとんどニンジャを履いていた。
私もあわててニンジャを購入した記憶がある。確かに、メガでシーサイドのどっかぶりは登りにくい。
靴がローカット・スリッパタイプに移行したのはこの頃からだろう。)
【参考】
どのルートもおもしろい。
関西にないどっかぶり!
オススメは以下のとおり。
とりあえず入門ルートとも言える「風に吹かれて」(11−)は登りたい。
指の強い人は「ピスタチオ」(12a)「エアダンス」(12a)。
ガバのロングルートが好きな人は、「パンピングアイアンT」(11c)、「アイロンヘッド」(12a)。
ショートのパワールートでは「パンピングアイアンU」12b(通称:「パンツー」)★★★である。
このあと「チリコンカーン」12a「サザンクロス」12bをRPして
「シンデレラボーイ」(13−)へ・・・ってのが皆さんのパターン。
また、通の人(?)は「コロッサス」「キャデラック・ランチ」をトライ。
クラックでは名作「プレッシャー」(11b)もオススメ。

二子
関西から約10時間。大変遠いが訪問の価値はある。
ただ、シミダシに注意。せっかく訪問しても登ることが出来ない場合がある。(情けなくて泣くしかない)
21世紀の今なら、HPとかで確認できるか?
【写真はノースマウンテン12aか?(1991年4月)】
(靴はニンジャの紐タイプ、レーザー(ボリエール)が出たのは、さらに後。
ファイブテンやスポルティバの時代になるのはさらに後)
【参考】
1991年に、2回訪問した。
間があいて、2004年GWに訪問。
春は(普通)岩の状態が悪いらしいが、この時は「(有史以来の)良い状態」と言われた。
再訪して、あらためて感じた・・・「すばらしい岩場である!」、と。
★★★の3つ星ルートばかり。
初めて来た人がトライする場合のオススメは・・・
「ノースマウンテン」(12a)
「ペトルーシュカ」」(12b)
「モダンラブ」」(12a)
「ホテル二子」」(11c)
「火の鳥」」(12a)
・・・・こんなトコでしょうか?
もっと上手い人は「任侠道」「ババージュ」「ブロースト」、とか・・・。
★参考→【二子訪問記】

小川山

最初の訪問は1985年8月である。
どうして覚えているかというと、日航機が御巣鷹山に墜落したからである。
当時クラックの時代から何度も訪問した。しかし、現在に至るまで、たいした成果はあがっていない。
最後のほうは、避暑に行く感覚であったが、あまりにキャンプ場が混むので、イヤになってきた。
ここ数年、モチもなく訪問していない。おやじクライマーの典型か?
エリア数は膨大で、あちこちに分散している。知っている人と行こう。
★マラ岩/妹岩、リバーサイド、父岩、双子岩あたりがオススメか?
【写真は『バナナクラック』を登る岩本さん(1987年6月)】
*当時(今でもそうだが)、『バナナクラック』をリードできちんと登れる人は、そんなに多くない。
*靴はフィーレでジャージ姿が当時のクライミングスタイルであった。ちなみにタイツが普及しだしたのは、
1986年『岩雪』4月号のシャワガンクス特集あたりから。私が実際着用したのは翌年1987年冬か?
現在のゆったりしたクライミングパンツは90年代後半からと記憶している。(違っていたらメール下さい)
*1984年9月、ジェリー・モファット(21)とクリス・ゴア(26)が来日した。
このときクリスが黄色の縦じまタイツをはいていた。初めてタイツを見たのが、この時かと思われる。
(関係ないけど、26歳にしては老けて見えた)

鳳来
このエリアが出来るまで、前傾ガバの12をトライする為に二子まで行かなければならなかった。
最初、鳳来と言えばガンコ岩であったが、今は巨大エリアである。
鬼石だけでもルート数は50本以上あるか?
*鳳来屈指の★★★ルート「猫も杓子も」12cの左隣に、鳳来最低の不人気ルートで、
日本最長かと思われる長いネームルートは、
(恥ずかしながら)筆者の作品である。(うーん)「スミマセン」って、感じです。

沖縄
【辺戸岬】
コンパクトな中に、中身の濃い充実ルート。
行って損はない、素晴らしいエリア。
以下、オススメ。
「うるま」(5.12a/b)
タコライスチーズ」(5.12b/c)
ガーリックチキン」(5.12d/5.13a)
「PMA」(13a/b)

【具志頭】
日本屈指のボルダーエリア
雰囲気、ランディング、本数、内容・・・いずれも第一級、素晴らしい。
写真入りトポもある。
【参考資料(1)】
【IIDAさんの『沖縄レポート』】
【参考資料(2)】
【レポート沖縄】

【具志頭】
日和佐
明石海峡大橋は高額だけれど、訪問する価値はある。
ルート内容は充実している。
特に、「サウダージ」12b/cは、素晴らしい。
ただし、月齢・潮位によってトライできない場合がある。
強風にも注意。
波がかかってビレイも難しくなるから。
【参考資料】
【レポート日和佐】
【参考リンク】
潮位表