【このマンガがすごい！】

上記の結果をみて、どう？ 面白いモノもあれば、 面白くないのもある。 万人に受ける「おもしろさ」を追求するのは難しい。 それでも（あえて）選んでみました。 筆者の超個人的ベストは下記のとおり。 甲乙つけがたい。

	「テレプシコーラ」 第１部完結１０巻 山岸凉子	問答無用ダントツ一位。 読むべし！ 【テレプシコーラ覚書】（単行本編） 【テレプシコーラ覚書】（ダ・ヴィンチ編）
	「海街diary」 連載中、２巻まで発売 吉田秋生	巧い、本当に巧い。 ストーリーも画も。 この著者は作風も幅広い。 そして何より、味がある。
	「この世界の片隅に」 全三巻 こうの史代	鬼が、座敷童が・・・。 どこまでが現実で、どこからが夢なのか。 すべてがリンクしている。 超絶技巧のテクニック。 改めて、フィクションの凄味を感じた。
	「３月のライオン」 連載中、２巻まで発売 羽海野チカ	羽海野チカさんの最新作だよ。 雰囲気がいい、 キャラクターと街の風景が一体。
	「リアル」 連載中、８巻まで発売 井上雄彦	エンターティメントでありながら、 魂を揺さぶる物語が展開。 作者の筆は遅々として進まず。
	「フラワーオブライフ」 全４巻完結 よしながふみ	この充実度、 この完成度を見よ！ →「よしながふみ作品」
	「ハチミツとクローバー」 全１０巻完結 羽海野チカ	１０代や２０代の作家には とうてい描けないでしょう。 ３誌を乗り継いで、 ついに感動の完結！
	「エマ」（全１０冊）森薫	オーソドックスだけど斬新 １９世紀イギリス、恋物語 ヘリオトロープ - 公式ブログ ジャンプスクエア・森薫直撃インタビュー 今は、「乙嫁語り」連載中
	「ニッポン昔話」（上・下） 花輪和一	この作品は、かつて限定販売即完売、だった。 今回、特典をつけ上下巻となり、復刻された。 絵を見るだけでも、極楽往生。 読めば、七族ことごとく浄土に賜る。 →「花輪和一作品」
	「チャンネルはそのまま！」 佐々木倫子	佐々木倫子さんは、ただものではない。 恋愛沙汰を描かずに、ストーリーを 引っ張れるのは並々ならぬ技である。
	「千年の夢　文人たちの愛と死」（上・下） 齋藤なずな（小学館）	文豪たちの夫婦生活 この情念、この描写力！圧倒される。
	「テルマエ・ロマエ」 ヤマザキマリ
	「野田ともうします。」 柘植文
	「彼らの犯罪」 樹村みのり（朝日新聞社）	樹村みのりさん９０年代短編集 レベルの高さ、問題意識の高さはさすが
	「ルームメイツ」 近藤ようこ	新しい老後、新しい家族の形を描く。 第１話から、涙腺ゆるみっぱなし。 「家族」をこれだけ深く掘り下げ、 分かりやすく表現した作品はない。
	「女の子の食卓」 （１）〜（４）まで発売 志村志保子	必ずしもハッピーエンドじゃないけど、 充実感、幸福感を得られる。 レベルの高いオムニバス。
	「かわたれの街」 勝田文	この雰囲気、 このネーム、 吹き出し以外の書き込みが好き。 作品世界を盛り上げる。 →「勝田文作品」
	「きのう何食べた？」 連載中、２巻まで発売 よしながふみ	軽く描かれているが、奥が深い。 職場、家族、近隣の人間関係まで、 丁寧に描写。 ＊【参考】 きのう何食べた？ブログ
	「駅から５分」（１） 連載中、２巻まで発売 くらもちふさこ	架空の街・花染町を舞台。 コミュニティーと人が多重構造でリンク影響し合う。 さすが、ベテラン・くらもちふさこさんだ！ →「くらもちふさこ作品」
	「きせかえユカちゃん」 連載中、１０巻まで発売 東村アキコ	多彩なギャグの数々。 濃いキャラクター多数出演。 ちなみにこの著者、シリアス系も巧い。 →「東村アキコ作品」
	「大奥」 連載中、３巻まで発売 よしながふみ	歴史＋ＳＦ逆転劇。 こういう作品も描けるんですねぇ。 →「よしながふみ作品」
	「ゑびす銀座天国」 東村アキコ	これは２００５年出版だけど、 無理矢理入れた。 シリアスドラマも巧い。 ガテン系のオトコを描かせると当代一？ →「東村アキコ作品」
	「くらしのいずみ」 谷川史子	さまざまな夫婦、 しみじみ家族ストーリー →「谷川史子作品」
☆☆☆	順位付け難し・・・。	「のだめカンタービレ」二ノ宮知子 「ＰＬＵＴＯ」浦沢直樹 「予言者ピッピ」地下沢中也 「チェーザレ」惣領冬実

2007.9.10作製

【独白】 デトロイト・メタル・シティ、へうげもの、もやしもん、 働きマン、ホムンクルス、ＤＥＡＴＨ　ＮＯＴＥ、 夏目友人帳、鋼の錬金術師・・・ まぁ、おもしろいけど・・・ でも、他人に薦めるほどでもないかな？ 「つまらない」、って訳ではないから、 試してみても良いかも？ なお、「ＮＡＮＡ」は大人気だけど、私の趣味にあらず。 また、「君に届け」は、筆者の年齢ではしんどい。