「生活と覚書2008(クライミング編)   
ぼちぼちクライミング】

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2008年12月27日(土曜)

おまけの更新。
次のブログでChris Sharmaのビデオを見ることができる。
興奮する。

Golpe de estado (9b?)


2008年12月21日(日曜)

先週は忙しかった。
年末業務で残業が続いた。
(土曜日も仕事だったし)
結果として(練習が出来ず)休養になった。

ツアー前にはいつも悩む。
ぎりぎりまで練習すべきか?
それとも休養をとるべきか?、と。
今年のアメリカ・ライフルの時は5日前から休養に入った。
そして、そこそこの結果を出せた。
ただ、あまり休むと微妙な感覚が失われ、持久力も失われる。
不要に筋肉を使い、パワーをロスするからだ。

今までの自分自身のツアーを見ていると、後半の方が調子が良い。
体がこなれてくるから。(タイの時、特にそう感じた)
1ヶ月以上のツアーなら、現地で調子を上げていける。
でも、1週間から10日の中途半端な日程なら、それが出来ない。
(サラリーマンなら、1週間くらいが休暇の限度)
いきなり絶好調で登りたい。
そこで、最初の問いに戻る。
・・・何日前から休養すればよいのか、と。
ぎりぎりまで練習すると、疲れを引きずりツアー後半失速する。
あまり早くから休養すると、「感覚」が失われるし。
・・・悩む。

さて皆さん、今年も残りあと少し。
今年度の更新もこれで最後、とします。
次回の更新は来年1/5くらいです。
文字ばかりの私の【覚書】を読んでいただきありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いします。

PS
この年末に「お出かけ」の方、レポート歓迎です。
面白い話、良い話があったら教えて下さい。
掲載させていただきます。

PS2
CRUX大阪店で、エコバッグをいただいた。
開店10周年記念キャンペーン。
コンパクトで便利なバッグ、図書館借りだしに使おうと思う。
詳しくはCRUX・HPを見て。


2008年12月14日(日曜)

まもなく年末年始なので、最終調整に入っている。
そんな時に、風邪をひきたくない。
このページを読んでいる方は、すべてクライマーなので運動はバッチリ、と思われる。
普段から運動をして、体力もある、と思われる。
そこで、風邪予防策として、運動以外で心がけていることを書く。

@毎日朝晩果物を食べる
A毎朝、イモを食べる
B水分補給を忘れず、気になった時はのど飴も供給する
C風呂上がりに身体を冷やさない、特に頭を冷やさない・・・場合によっては毛糸帽子をかぶる
D足を冷やさない・・・靴下をはいて寝る
E夜更かしをしない、快眠快食快便
F40度以上のアルコールで、喉の奥を消毒する(ブランデーが良好)

以上、いかがでしょうか?
D番は、私が受験生の時に先生に教えてもらった方法。
F番は、アルコールに弱い方にはオススメできない。
また、食事は大切・・・間違ってもダイエットなどしないように。
身体が元気だと、風邪も撃退できる。
もし、風邪をひいたかも、と思ったら、初期の段階で薬を飲んで、重くなる前に処理するのがよい。
ある程度進行すると、止められないから。

話は変わるが、ナカガイジムのスタッフtadaさんがブログを始められた。
(実は、最近本人より聞いた)
ローカルなネタが多いので、クラックスやOCSの方には「?」、かもしれない。
逆に、ナカガイジム会員には参考になるでしょう。
【参考リンク】
tadaさんのブログ


2008年12月8日(月曜)

寒くなってきた。
このところ特に冷える。
Tシャツの上に長袖を着て、下は足首までのクライミングパンツ。
それでも寒い。
平日ジムでは、ウォームアップの前に、縄跳びをして身体を温めている。
順番でいえば・・・

@縄跳び200回

Aストレッチ15分

B長モノボルダーでウォームアップ

この長モノをやっても、まったく汗をかかず。
身体も温まらない、困ったものだ。
ホールドはヌメならいのはよいけど、手のひらが乾燥しているので、ホールドはじいて、しっくり持てない。
その為、余分なパワーを使ってしまう。
寒さで血管も収縮している為か、パンプもしやすい。
ジム練習の後、ジョギングするようにしているが、これも問題有り。
野外に出るのに、精神的な葛藤が出てきた。
「なぜ、こんなに寒いのに走らなければいけないのか?」、と。

でも、クライミングと関係なく、運動・・・特に有酸素運動は必要。
『ボケ防止』に役立つ、と聞いたから。
あと、『会話』も有効だそうだ、頭の運動になるらしい。
定年を迎えたオヤジが急にボケるのは、よくある話し。
『有酸素運動』と『会話』を心がけたい。。
そこで、いくつかチェックポイントを考えた。

《あなたは、どれくらいボケているか?》
@ジムでボルダーをする際にホールドが覚えられない。
Aジムでよく挨拶をかわす人なのに、名前が出てこないことがある。
B新しく知り合った人の名前を覚えられない。
C一度登ったルートを忘れてOSトライし、登ってから思い出すことがある。
D今トライしているルート名が出てこない時がある。
Eいつも行く岩場、エリアの名前が出てこないことがる。
Fクライミングギア、道具、トポをザックに入れたつもりで、忘れることがある。
G車のキーをどこにしまったのか忘れることがある。
Hビレイに集中できず、ぼんやり無意識状態になることがある。
Iサービスエリアに駐車して、どこに駐めたか忘れることがある
Jトライ終わった後で、終了点ヌンチャクを回収し忘れたことがある。
Kロープを抜こうとして、末端を結んだまま引っ張り上げて、終了点に引っかかったことがある。
L岩場でロープやギアを何処においたのか分からなくなって探したことがある。

・・・いかがでしょうか?
身に覚えがありますか?
5つ以上チェックがついたら要注意か(?)
I番など、他人の車のドアを間違って開けたことがありませんか?(笑)
何度もトライしているのに、そのルートのムーブを忘れたりしませんか?
前の晩ご飯を覚えていますか?
以上、こういったことは、あまり罪がないかもしれないが、命にかかわる場合もある。
例えば、ロープの結び忘れ・・・ハーネスに正確に結ばずにトライすれば即グランドだ。
無意識と惰性でクライミングをしてはいけない。

最後はちょっとシリアスな話になってしまったが、
今から『認知症対策』をしておいても遅くない。(既に遅い人もいる?)
大切なのは『会話』と『有酸素運動』。
こうして考えると、ジムで多くの人と知り合うのは良いことだ。
無駄話をするのも、ボケ防止トレーニングから見れば、良いことかもしれない。
一心不乱に、会話もせず練習するのは、ボケの始まりかも?!

【参考】
→認知症を予防しよう

→アルツハイマー型認知症 - Wikipedia


2008年11月29日(土曜)

正田マン&S子さんから、『スペイン報告』をいただいた。
これはすごいよ!
(実は、すごすぎて、どのくらいすごいのか、把握しきれていない)
とにかく、圧倒的な「すごさ」なのだ。
ジャパンツアー決勝に残るメンバーでも、これほど少ない回数で8cをRP出来る方が、何人いるだろう?
ワンツアーで8cを登れる方が何人いるだろう?
しかも、初めての海外ツアーで。

正田マンの事ばかり書いたが、今回いただいたレポートは正田マンとS子さんの合作である。
生活編と人物編はS子さんが書いてくれた。
あとから読んで楽しいのは、クライミング以外のことが多い。
読んでいて共感したり、行ってみたい、と感じるのはクライミングと関係ない部分だったりする。
では、さっそく読んでみて。

→スペイン報告

PS
正田マンが、これほど成果を出したのは、S子さんの「内助の功」があったればこそ、と思われる。
車の運転、ビレイ、現地の方とのコミュニケーション等、重要な要素、生活面をしっかりカバーされている。
パートナーとして、(お互い)理想的な状態だったのではないだろうか?

2008年11月24日(月曜)

先日、「科学の扉をノックする」(小川洋子)を読んだ。
様々な分野の碩学との対談集。
クライマーと関係あるのは続木敏之氏(阪神タイガース・トレーニングコーチ)との対談――
(この章だけが異色、小川洋子さんがタイガースファンだから)
第七章『肉体と感覚、この矛盾に挑む』に注目。
かつて、掛布選手(33歳引退)、江川選手(32歳引退)を例にとり、プロ野球選手の寿命が延びた、と言う話になる。
以下、いくつか興味深い文章を転載する。

『タイガースの選手で言えば、下柳、金本、矢野は1968年生まれで39歳。
にもかかわらず三人ともチームの柱となる活躍を続けている。』
『昔に比べてトレーニングの技術が進んだ、ということは確実にあります。
トレーニングに限らず、栄養面やトレーナーが施す治療、西洋医学だけではない
アジアのさまざまな治療法など、スポーツ科学と言われる部分のすべてがレベルアップし、
今、生きている人間に1番いい状況で進歩してきたんだと思います』

いかがでしょうか?
我々高齢クライマーに福音のようなお言葉、である。
これ以外にも興味深い話がある。
『筋肉と感覚』についての話。
以下、転載。

『例えばマラソン選手が1日何もしなければ持久筋は50パーセントぐらいまで落ちます。
二日やらなければ10パーセントに落ち、三日寝たきりだとゼロになると言われています。
持久的な筋肉は急激に落ちてゆきます。一方瞬発的な筋肉はなかなか落ちないんです。
逆に毎日やると疲れて壊れてしまいます。
ただ、人間はいつも同じ重さのバットだけを振っていたら、その重さしか感じなくなる。
同じ刺激ばかりだと感覚が鈍くなる。だから時々、強い刺激をポンと与えて感覚を取り戻し、
筋肉を元気にするんです。』
『天才はその技術を発揮するための筋肉の動かし方を知っているんです。
筋肉が持つ力を要領よく出せるわけです』


以上、いかがでしょうか?
(クライミングと野球やマラソンと単純に比較は出来ないけれど、参考にはなる)
筋肉は強い方が良い。
でも、無駄に使っていないだろうか?
なんども同じルートをトライしていると慣れてきて、簡単に登れるようになる。
これはパワーが付いたと言うより、力の抜き方を習得し、ムーブの精度が上がったからではないか?
トップクライマーがなぜ高グレードをOSできるのか?
(身体能力・絶対値の差はあるけれど)
感覚を研ぎすまして、初見でも力のコントロールを行っているからではないか?
核心で力を入れ、それ以外のポイントでは、それなりのパワーしか出さない。
つまり・・・『天才はその技術を発揮するための筋肉の動かし方を知っている』、ということだ。
だから、何度もトライしたかのように登れるのかもしれない。
そして我々凡人は、その領域に近づくべく本数を重ねる。(涙)

【参考】
*「科学の扉をノックする」の書籍紹介コメントは、
【読書覚書】に書いておいたので、読んでみて。(11/24付)

2008年11月21日(金曜)

ショーダマンが帰ってきた。
約2ヶ月のスペインツアー。
今回が初めての海外。(9月11日〜11月8日)
話を聞かせてもらったが、すごすぎる。
初めてのツアーなのに、8cを登っているし!
(最初のヨーロッパツアーで8cを登ったクライマーなんて、私は寡聞にして知らない)
常人のレペルをはるかに超える内容。
間違いなく日本のトップクラスと言える。

8c・・・2本RP。
8b+/c・・・1本RP
8b・・・1本RP
8a+/b・・・1本RP
8a+・・・4本RP
8a・・・2本(OS)
RP及びOS、登った総数・約150本!
下記の『ナカガイジムブログ』を参考にして。

正田マンのスペインツアー結果報告
(ホント、ため息が出るような内容だ)

PS
ショーダマンとパートナーのFさんに、『スペイン・レポート』をお願いしている。
もし書いてもらえたら、このHPに掲載します。

   
2008年11月16日(日曜)

先日、「どこまでやったらクビになるか」、という本を読んだ。
クライミングでクビになった方はいない(と思う)が、自主退職された方は多い。
クライミングを追求すると、仕事を辞めて長期海外に行きたくなる。
社会生活から逸脱する行為で、社会復帰もままならない。
『常習性』と『健康への弊害』も考えると、タバコや酒より悪影響がある(と思う)。
空気も悪く、変なオヤジもいる。(誰のこっちゃ・・・筆者のことか?)
文部科学省や教育委員会が、若者にクライミングを禁止する日が来るかもしれない。
補導の方が、ゲーセンとクライミングジムを見廻りに来る日が来るかもしれない。
そうなると、日曜・雨の日のジムもガラガラで、ゆったり登れたりして(?)。
コンペも年寄りばかりになって、ゲートボールのような雰囲気になるかも(?!)。

さて、iidaさんからレポートをいただいた。
先日の3連休に行ってこられた『二子報告』だ。
精神的な葛藤が書かれていて、読みごたえがある。
二子訪問の参考にして下さい。
→『iidaさんの二子報告


【参考】
*「どこまでやったらクビになるか」の書籍紹介コメントは、
【読書覚書】に書いておいたので、読んでみて。(11/16付)

2008年11月10日(月曜)

「ロクスノ」の姉妹版「CLIMBING JOY」が発売された。
キャッチコピーは・・・
『これからのクライマーのためのクライミングマガジン』

第一号なので、ためしに購入してみた。
初心者や若者が対象だけれど、けっこう楽しめる。
基本を再確認、って感じで読んだ。
特集は「ゼロから始めるクライミング教室」
「脱・初級者のための必修ムーブ5」
「失敗しないクライミング用具の選び方」
「登れるファッションカタログ」
「全国クライミングジム案内」
「ボルダリングガイド 小川山・御岳・フクベほか」
個人的に楽しめたのは「難問・疑問かかってきなさい」のコーナー。
例えば、「難しいルートとやさしいルートはどこが違うのでしょう?」、とか。
・・・「日本でいちばんうまいクライマーは誰ですか?」、とか。
・・・「クライミングコンペにはどういった種類があるのですか?」、とか。
・・・「フリークライミングとスポートクライミングの違いを教えて下さい」、とか。
・・・まぁ、手にとって読んでみて。
次号は2009年4月発売予定。
(次号予告・・・「特集・よくわかるムーブの秘密」「ここが見どころW−CUP」「クライミングシューズ&ファッション大研究」)
【参考】
山と渓谷社-Climbing Joy No.1


話は変わる。
先日行った二子の会計報告をしておく。

宿代(民宿・登人)6,500円×2=13,000円
高速代(往路)4,100円(ETC深夜割引)
高速代(復路)5,700円(夜10時を過ぎたので、少し割引があったようだ)
ガソリン代・・・(往復距離・915km/京都南・深草バス亭から計算)
915km÷(リッター)12km×147円=11,200円
(現地のガソリンスタンド、高速SAでのガソリンはリッター147円だった・・・大阪よりかなり高い)

二子は小川山や城ヶ崎と並ぶ関東3大エリアのひとつで、一度は訪問する価値がある。
でも、ルートは(それなりに)難しいので覚悟して行った方がよい。
(関西の方は備中で辛いグレードに慣れてるから大丈夫か?)
オススメルートは下記のとおり。
順番もこんな感じでどうでしょう?

「悪魔のエチュード」(10a)★★パンプトポでは10cとなっている。ウォームアップに。日本一かぶった10a。
   ↓
「ホテル二子」(11c)★★★ガバホールド満載だけど、かぶっているのでしんどい。二子入門にどうぞ、オススメ。
   ↓
「ビッグモモ」(11c)★★★おもしろい。傾斜はないが、ムーブは有る、パワーも必要。早く12をトライしたい方はパス?
   ↓
「ノースマウンテン」(12a)★★★二子らしいヒザフックとコルネわしづかみで登る傑作ルート。ぜひ登りたい1本。
   ↓
「モダンラヴ」(12a)★★★指系の好ルート。ポケット好きな方にオススメ。
   ↓
「ペトルーシュカ」(12b)★★★これも傑作ルート。ムーブを解明しても、終了点直下がムズイので・・・。
   ↓
「火の鳥」(12a)★★★濡れていることが多いが、面白いルート。ボルダーに強い人は、あっさり登れる?
   ↓
「SVP」(12b)★★★巨大コルネが楽しめる、持久力系。上部ランナウトするが、ケミカルなので安心。
   ↓
楽しめるのはここまで(?)
この後は、「穴のムジナ」(12c)、「おいしいよー」(12c)、「任侠道」(12d)・・・と、試練は続く。

【参考】
【レポート二子】(筆者がまとめたページ)

2008年11月6日(木曜)
TCネットより、鳳来に関する連絡をいただいた。
「鳳来の岩場を愛するクライマーの会」野村氏からの文章である。
下記に転載します。
(以下、転載)

***********************************

清掃当日、当会ではギア・荷物の残置に関して、従来からおこなわれてきた規制事項を
一部緩和したいむねお伝えしました。
正式には添付文書に記載のとおりです。
この文書は11月2日の清掃集会で配布しましたが、印刷、掲示するなどの方法で、
より多くのクライマーにお知らせいただけるよう、ご協力をお願いするしだいです。
今回の規制緩和の内容については、当会メンバー間で熟慮を重ねて判断し、
岩場所在地の鳳来川合区の区長さんを訪問して説明させていただきました。
その経緯については、機会が得られれば、専門誌等であらためて報告することを検討しています。
また、本件について疑問点、ご意見などありましたら、お名前と連絡先を明記のうえお寄せください。
できるかぎりお答えしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
「鳳来の岩場を愛するクライマーの会」野村


***********************************

詳細は、鳳来の岩場を愛するクライマーの会HP をご覧ください。

「残置物についてのお知らせ」
付記:岩場での危険な行為

2008年11月4日(火曜)

皆さん、連休いかがお過ごしでした?
・・・私は二子に行ってきた。
(2006年のGW以来、2年半ぶり訪問)
気合いを入れて行ったけど、成果なし。
(全くのボーズ・・・涙)
実力の無さを(今更ながら)痛感した。
これじゃあマズいぞ、って思った。
年末に向け、練習内容を再検討しよう、っと。
(でも、ムリは禁物・・・故障にも気をつけたい)
若いときはがむしゃらに練習したら、それなりの結果がでた。
歳をとると練習でも頑張れない・・・ホントややこしい年頃だ。

さて、今回苦労したのはクライミングだけじゃない。
宿泊でも苦労した。
いつもの「おがの山荘」が閉館されていたのだ。(2008/3/31閉館)
そこで、いくつかネットでピックアップしてtelした。
(1)須崎旅館・・・満室、7350円
(2)三山荘・・・満室、7500円
(3)岩殿荘・・・廃業
(4)姫宮・・・廃業
あぁ、どこもダメじゃ〜!(これが出発2日前)
そんなこんなで、結局「民宿・登人」に決定。(出発前日)
登人と書いて『のぼりと』、と読む、値段は6500円。

◎利点・・・@岩場に近い、林道を降りてきてすぐ。
      A値段が手頃
      B料理がまぁまぁで、量も多い(味噌汁が美味かった)
◎欠点・・・@風呂が狭い。
      A部屋にカメムシがいる、朝起きたら一緒に寝ていた。
      B洗面所もトイレも1階にしかない。

きれい好き、清潔にこだわる方、潔癖症の方には向かない。
全般に、宿の値段は有笠に比較して二子の方が高い、と感じた。
(有笠の柳屋旅館、とらや旅館を見習いなさい!) 
←「民宿・登人」
【参考】→お泊まり宿

以上、二子報告でした。
(モチの上がらないレポートでスマン)
地元の方、常連の方には、応援してもらったり、ルートについて教えてもらったりと、
いろいろ親切にしていただいた。
ありがとうございました。
(感謝!)


PS
話変わるけど、 先日のTV・TOP RUNNER-尾川智子さん見た?
「カランバ」(V12)を登った話が中心だった。
私は、つくづく思った。
「カランバ」でよかった、と。
これが、「巨乳伝説」や「団地妻昼下がりの情事」だったら企画段階でボツ、だったでしょうね。
他人事ながら、ホッとした。

2008年10月25日(土曜)

先日、新しい携帯を購入した。
もともと私は電話が好きではない。
「相手の都合を考慮せず、電話口に呼びつける動作を強いる」のが電話基本特性。
あまり良い小道具、と云いがたい。
でも、クライミングで集合したりする場合に便利。
(逆に、所持していないと迷惑をかけたりする)
しかたがないので、3〜4年前に携帯を購入。(casio,G'zOne・・・これ、なかなかスグレモノ)
では、どうして買い換えたか?
今年夏、アメリカ・デンバー空港に迎えに来てもらった。
その時、飛行機が延着し仲間に多大な迷惑をかけ反省した。
・・・こんな時、海外仕様携帯があったらなぁ、と感じた。
そんな訳でグローバルパスポート(sony)に変更。
(まぁ、単に新しいモン好き、って話もある)
この変更に伴い、tel番号とアドレスが変わった。
auのネエちゃんに頼んで、一括メールで新しいアドレス送信してもらったが、モレがあったらスマン。
私を見かけた時に直接聞いてくれ。

さて、前置きが長くなった。
今回はすばらしい朗報がある。
katoさんが先週「ステロイド・パフォーマンス」(13c)をRPされた!
噂を聞いたので、メールを送りコメントをお願いした。
普段の練習についても、言及してくれるよう頼んだ。
さっそく読んでみて。

→「ステロイド・パフォーマンス顛末記」by kato

PS
・・・いかがでした?
すばらしい内容で、モチ上がりました?
やはり、きちんと努力されている方は、成果も出している。
(もともと運動能力が高い、と言う話しもあるが・・・)
モチも高く、身体能力もあり、努力もされている・・・登れるはずだ。

私も時たま思うことがある。
コンつめて限界グレードを押し上げてみたい、と。
しかし残念ながら、筆者には同じルートを繰り返しトライする根気も、岩場に通う気力もない。
(あぁ、悲しい)
それほど、限界グレードを押し上げる、ってことは困難なのだ。
(筆者は入口で、コケてるけど)

2008年10月23日(木曜)

次回のTV・TOP RUNNER-は尾川智子さん。
総合テレビ10月27日(月)24:10
教育テレビ10月31日(金)25:00
要チェック。
でも、なぜ野口啓代さん登場しないのか?
(情熱大陸にせよ、トップランナーにせよ)
年齢順?

2008年10月19日(日曜)

秋が深まってきた。
朝晩が冷え込んで寒さを感じる今日この頃。
山ではそろそろ紅葉も始まっている。
ところで、秋の七草をご存じでしょうか?

・萩(ハギ)
・桔梗(キキョウ)
・葛(クズ)
・藤袴(フジバカマ)
・女郎花(オミナエシ)
・尾花(オバナ/ススキのこと)
・撫子(ナデシコ)

これにはいくつか覚え方がある。
正統派の覚え方・・・はぎききょう、 くずおみなえしふじばかま、 おばななでしこ、 これぞ秋の七草
他の覚え方・・・「お好きな服は?」 女郎花 すすき 桔梗 撫子 藤袴 くず
(・・・この覚え方、なかなか良くない?)
でも、私は秋の花というと、秋桜、金木犀、せいたかあわだちを思い出すけど。

さて、ここからクライミングの話。
今年は空気が乾燥しているのか、指皮が硬くなって割れてくる。
例年だと12月くらいから始まるのに、はやくも10月から始まった。
風呂上がりに、きちんとメンテナンスしなかったせいだ。
左手薬指と右手小指が割れ、それに左手中指も切れ込みが入って、液体チョークがしみる。

CRUXに行った時にMさんに、
「指皮が割れて、痛くて困っている」、と話したら、
「これどうですか?」、と紹介してもらったのが『海の宝石』
少しいただき、付けてみたら効果大であった。
でも、化粧品の一種なので、男性には購入しにくいのが難点かも。
まぁ、何を塗るにせよ、1日2回くらいは手入れしたい。


【秋の七草関連・参考】
七草 - Wikipedia
秋の七草
[暮らしの歳時記]All About


PS
クライミングとは違う話だけど。
JAFmateを読んでいたら、1人乗りヘリコプターが紹介されていた。
600万円。
これより高い車が普通にあることを考えると、安いのだろうか?
通勤や岩場のアプローチに使えたら便利かも?
乗ってみたい。
写真・映像ギャラリー

2008年10月14日(火曜)

皆さん、連休はいかがでしたか?
天気も良くて楽しめた?

備中では生岩コンペ(珍しい!)が行われた。
結果はTCNetに記載されている。
→ 速報 おひろめコンペ in 天龍・リザルト


ところで、私は遠出せず。
四天王寺に行ったくらい。
(クライミングとは関係ない・・・「秋の古本祭り」)
秋はやっぱり読書か?



2008年10月10日(金曜)

TCネットよりメールをもらった。
兵庫県西部のシークリフ、姫路・小赤壁において、
落石の危険性があるという理由で、ほぼ遊歩道全体が通行、進入禁止となっています、とのこと。
詳細は、KINet 関西岩場環境整備ネットに写真入りで掲載されているので、確認してください。

小赤壁について重要なお知らせ

2008年10月5日(日曜)

10月になった。
秋シーズン到来、って感じ。
でも、イマイチ気分は盛り上がらず。
岩モードにならない。
コンペモードにもならない。(人と勝負しよう、って気にならない)
どちらかというと、練習モードだ。
じみちに練習を重ねている。
練習時間は(他の方に比べて)短いけれど。

平日練習では、翌日の仕事も気になるし、他にもすべきことがある。
本もたまっていて、クライミングだけに時間を割くわけにはいかない。
出来るだけ、高濃度で練習して、すみやかに帰宅したい。
その為に、手数を出すよう心がけている。
レストと手数を効率よく配分して、適度に疲労するようにしている。
◎汗をかくまで練習する。
◎息が切れるまで練習する。
具体的には、このようなことだ。

クライミングも30年近くやっていると、マンネリ化する。
たいがいの岩場は行ったし。
上達する悦びは喪われて久しい。
とっくの昔に、能力の限界、頭打ち。
それでも練習して、調整している。
なぜだろうか?

PS
国体の速報が出ている。
今年から、ボルダーが入った。
走る必要がなくなったためか、参加が増えたように感じる。
(フリークライミングとして)レベルが高くなった。
この中で優勝するのは至難でしょう。
決勝に残るのさえ難しい、と思われる。
大阪は(男性・女性とも)よくがんばった、とねぎらいたい。
下記を参考にして。
(参加者見てみて、豪華メンバーだ)
成年男子
リード 予選 決勝
ボルダリング 予選 決勝

成年女子
リード 予選 決勝
ボルダリング 予選 決勝

少年男子
リード 予選 決勝
ボルダリング 予選 決勝

少年女子
リード 予選 決勝
ボルダリング 予選 決勝

【参考】
ATC−yamaの日記   

2008年9月28日(日曜)

本日はCRUXにて、リード練習。

10c/d, 10c, 10d, 10c/d, 11a, 11b/c
11c, 11c, 11c, 11c/d, 11d, 11d, 11b/c

合計、13本トライ中、3本フォール、10本RPあるいはOS。
ナカガイジムと同じくらい難しかった。
(約30分に1本の割合で出していった)
11クラスから、本気トライ。
11cになると、普通にフォールする。
足の位置もバランスが悪い位置に設定されている。
ムーブもおもしろい。
右の真ん中の壁、11c/d(オレンジ↑)と11d(オレンジ+)が特に面白かった。

話は変わる。
free fan#58号が送られてきた。
前号#57号については2008年2月24日(日曜)にコメントしたが、
今回も前号を引きずって問題山積み、重く暗い内容となっている。
(クライミングの楽しさはどこにいったのか?・・・レポート「タイのすすめ」が唯一例外)
でも、現在クライミング界の問題がうきぼりにされているから、
菊地氏とトキオ君の文章だけでも読んでおいて。
(井上編集長が辞任する必要があったのか、も含めて考え直したい)

PS
現在、「ねにもつタイプ」(岸本佐知子)を読んでいるが、
「free fan」の鳳来問題に関連して読んでいるわけではない。
(為念)

2008年9月21日(日曜) 雨時々曇り

今日は昼からナカガイジムにてルート練習。
10b, 10b/c, 10c, 10d, 10d, 11a, 11a. 11b・・・以上8本、ウォームアップ
(ウォームアップは2本ずつトライ)
11d, 11d, 11d, 11c/d, 11d, 11c, 11d・・・以上7本、本気トライ
(約30分に1本の割合で出していった)

合計、15本トライ中、1本フォール、14本リピートRP。
もう少し限界を上げても良いかもしれない。
それとも、インターバルが長すぎるのか。

2008年9月15日(月曜)
皆さん、連休いかがでしたか?
私は車のオイル交換をしたくらい。
岩場には出かけず。

さて、iidaさんより、『ライフル日記』をいただいた。
これまでも、かなりのレポートを寄稿いただいている。
いつもモチの上がる内容だ。
感謝、感謝だ。

さっそく読んでみて。
『ライフル日記』

2008年9月9日(火曜)

TCネットより、『岩場情報メール』をもらった。
以下に、転載する。

@下帝釈峡・岩谷エリアについて
先週末、下帝釈峡・岩谷エリアのリボルトを実施しました。
その作業中、交換した支点の中の一本に問題点が見つかりました。
その問題点については改善済みで、問題は解消されたのですが、
一部支点についての確認が時間的な理由により行なえませんでした。
今週土曜日に、打ち替えた支点の総点検を実施いたします。
クライマーの皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、
点検によりすべての支点に問題がないことが確認されるまで、
岩谷エリアでのクライミングを自粛していただくようお願いいたします。

A羽山「空 5.14b」について
『門前払いからわかれて最初のボルトが、目で見てわかるほど抜けてきている状態で危険です』
という情報を、常連クライマーの方からいただきました。
現場を確認して対応を検討したいと思いますので、「空 5.14b」を登る場合は注意してください



以上、転載終了。
TCネットの活動には本当に頭がさがる。
日本で一番しっかりした組織ではないだろうか。
今年は一度も備中・帝釈を訪問していないけれど、そのうち訪問したい。

【TCネット・参考リンク】
[2008/09/08] 下帝釈峡・岩谷エリア / 羽山「空 5.14b」について
[2008/09/08] 権現に三段クラスの課題が2本完成
[2008/09/06] 権現谷「笹の茶美人 5.12d」について続報
[2008/09/05] 羽山渓で「おひろめコンペ in 天龍」開催決定!


2008年9月8日(月曜)

練習について3つ、気をつけている。

(1)汗をかくまでする。
(2)集中してする。
(4)繰り返してする。

あまり長時間せず、60〜80%くらいの力で登れるルートを繰り返している。
たまに難しいムーブもするが、何度もすると身体に悪いので2,3回で止めておく。
歳をとると、ムチャが出来ない。
老化が始まっているのだ。
筋肉のみならず、血管は詰まり、内臓も弱っている。
コレステロールが溜まるような食事は避け、
食べ過ぎにも気をつけ、胃をいたわっている。
(若い頃は沢山食べて、栄養を取ったけど)
今は、小食になった。
(体力も馬力もなくなった)

岩場に行く回数も減った。
その代わり、練習時間は増えた。
先日のような、海外ツアーの為に、普段練習をしている。
この「練習時間」に比べると「本番」は一瞬だ。
「割の合わん遊びだなぁ・・・」、と思うがどうだろう?
(休むとすぐグレードが落ち、ヘタになるし)

普段、皆さんは狙っているルートの為、岩場にかよっている(と思う)。
1週間に1回、疲れをリセットして、「週末に頑張る」、って言うサイクル。
でも、ツアーの場合は異なる。
RPよりもOSが中心になり、疲れを蓄積しながら、登り続ける。
こんなクライミングに対応した練習も必要だ。

PS
新しいロクスノが出た。
ニュース(1)は、やはり野口啓代さんのWC優勝の記事。
ニュース(2)は、安間佐千君と小林由佳さんのWC2位の記事
ニュース(5)の、平山ユージ氏、ノーズスピード記録も興味深い。
・・・ところで、9月14日の『情熱大陸』 で小林由佳さん登場。
野口啓代さんが、先に出演かと思っていたけど、年齢順?
いずれにせよ、要チェック。

2008年9月1日(月曜)

kuriharaさんより「ライフル・レポート」をいただいた。
kuriharaさんは、海外あちこち行っておられる。(英語も堪能)
毎回、味のあるレポートをいただいているが、今回のレポートも、おもしろい。
クライミングだけでなく、アメリカとアメリカ人への論評もあり、興味深い。
クライミングをしながら、現地の方にビデオ撮影も行い、インタビューも敢行。
学校での教材作製の為だ。(さすが!)
では、さっそく読んでみて。
→「ライフル/レポート」

PS
kuriharaさんから、今までいくつもレポートを書いてもらった。
でも、写真をいただいたのは今回初めて。
いくつか私の趣味で選んだ。
他にもおもしろくて、よい写真が多数あった。(私の写真より、いい感じ)
例えば、ダラス空港の男子トイレの写真・・・よく見ると竜巻の避難所になってる、とか。
道路標識・Road Narrows の看板に散弾銃弾痕がある、とか。
でも、容量の都合で枚数、解像度を制限させてもらった。

2008年8月31日(日曜)

全力を出した海外クライミングが終了した。
今は、少し休憩気味。
本来、夏は閑散期。
しゃかりきにトレーニングする時期ではない。
でも、コロラド・ライフルの為にかなり調整した。

だいたい、ライフル決定が6月中旬頃。
身体の調整には最低3ヶ月必要。
それなのに8月9日に出発、と決まっている・・・練習足りない!(あと、1ヶ月余裕欲しかった)
新年早々指をパキったせいで、今年は練習不足だったし。
5月は「11やっとこさ」レベル。
6月に、やっと平日練習できた。(レベル低いけど)
7月に、追い込んだ練習モードに入った。
(具体的な練習内容は7月27日付け【覚書】を見て)
結果から見たら、この追い込みが良かったのかもしれない。
普段しっかりジム練習したら、初めての岩場でも対応できる、ってことだ。

では、先日の続き・帰国エピソードと会計等資料を書いたので読んでみて。
★8月15日(金曜)〜17(日曜)から追加文を書いた)
報告ライフルUSA

さて、次はローカルな話。
ナカガイジムでボルダー祭り(8/28)があった。
私は混雑を避けて、後日1人でトライした。
参考までに課題のコメントを書いておく。
23課題中、17課題トライ、11課題=OS、3課題=2〜3回でRP、3課題=撃沈
ボルダーセッション
(緑色テープ上級課題はトライせず)


2008年8月24日(日曜)

時差に悩まされている。
変な時間に目が覚めてしまう。
コロラド現地で時差に苦しみ、帰国しても苦しみは持続する。
困ったものだ。
・・・でも、行ってよかった。
コロラド・ライフルはすばらしい。
過去様々なエリアに行ってきたが、最高のエリアのひとつだ。
(タイと違って腹も下さなかったし)
自信を持ってオススメする。

さて、日程につて先日書いたように、
私だけ8日後に出発、遅れて合流。
その為、レンタカー借用、モーテルの選択、と言った煩雑で、時間のかかる手続きを
すべて任せることが出来、クライミングに集中できた。
すでに先発隊の生活リズムは出来上がっており、私は便乗するだけ。
これほど楽なツアーはない。
デンバー空港にも4時間以上かけて迎えに来ていただき、
飛行機が3時間以上遅れたにもかかわらず、待っていてくれた。
頭がさがる思いだ。
ほんと感謝、感謝のライフル・クライミングであった。
では、詳細を書いたので読んでみて下さい。
報告ライフルUSA

2008年8月20日(水曜)

先日、「ライフルに行ってきた」、と書いた。
メンバーは、私を入れて5人。
先発隊4人は、8月1日(金曜)〜8月17日(日曜)、17日間の日程。
私だけ遅れて合流、8日後出発、8/9(土曜)〜17(日曜)、9日間。
(これがサラリーマンの限界か・・・)
でも、行けるだけでもありがたい。

さて、メンバーの1人、michiさんが早速レポートを書いてくれた。
michiさん2度目のライフル、と言うことで、前回との比較レポート。
(やはり、2回目ともなると、トライ内容、スタイルが変わってくる)
今回は13RPの為、レスト2日とったり、インターバルをゆったり取っておられた。
身体と腰を労りながらのトライ、と感じられた。

お互い高齢クライマーだし、ねぇ。
まぁ、これは今回ツアーメンバー全員について言えるけど。
では、さっそく読んでみて。
→ 『ライフル・7年前と比べて』

PS
ところで、私のレポートはもう少し待ってください。
帰国して残業の日々。
まったく時間に余裕無し。
今週末くらいに書こうと思う。
他のツアーメンバーの方にも声をかけているので、そちらも楽しみに。
(視点が変われば、話も変わる)

2008年8月18日(月曜)

コロラド・ライフル(USA)に行って来た。
今回、ユナイテッド航空には泣かされ通し。
行きは出発3時間遅れで、サンフランシスコからデンバーへのトランジット出来ず。
デンバーで待つ友人に(非常に)迷惑をかけた。
さらに、荷物も出で来ないし。
ギアがないと登れない!
(翌日1日遅れで到着した・・・しかもザック破損していた!)

帰国便も、ユナイテッド遅延3時間。
成田到着遅れ、羽田でトランジットできず。
飛行機予約とりなおしで、伊丹から関空着に変更。
遅延確率100%、荷物管理も出来ない困った航空会社だ。
(荷物は他の要因が有るのかもしれないが・・・)
短い日程と凝縮した時間でクライミングを行っている私には許せないものがある。

いずれ、時間が出来たら詳細報告する。
とりあえず、全員無事、元気に帰国した。
(それが何よりだ)

2008年8月3日

8月になりましたね。
まだまだ暑さは続く。
この暑さをBGMで盛り上げるのが蝉。
今年は例年より多いような気がする。
(先日の大雨で鳴き声減ったけど)
蝉の寿命は1週間と聞くが、土の中には7年くらい居るらしい。
やっとシャバに出たら死んでしまう・・・なんとも皮肉な人生(虫生)だ。
あるいは凝縮された人生(虫生)、と言うべきか?
だからあんな大声で鳴(泣)いているのか?

さて、いつになくセンチな導入となった。
先週トレーニングについて書いたので、その続き。
練習を始める前はストレッチをしている、約15分〜20分。
昔はもっと短かったが、年々長くなってきた。
周りを見ていると、岩場でもジムでも、若者はいきなり準備OK戦闘態勢。
年長者ほど、いつまでもストレッチしている。
私も実感してきた。
なかなか身体がOKにならないのだ。
特に朝は調子が出ない。
階段を登るのもしんどくて、手すりを持っている。(大丈夫か?電車だったら席を譲られるかも)
他の方の話を聞くと、「アップして1便目が1番パワーが有り、身体が動いてRPできる」、とか・・・。
私の場合は違う。身体が動き出すのは夕方くらいだ。
朝からトライを続けて、夕方5時くらいに調子が良かったりする。
(だから蝉を笑えない、5時くらいまで土の中で、やっとシャバに出た蝉状態)
岩場でのRPも夕方が多い。
連チャンだと、2日目の方が調子がよい。
皆さんは、どうなんだろう?

話が逸れてきた。
ストレッチをしているが、身体は柔軟な方が良いのか?
身体が硬くても上手い方は大勢いる。
ただ、登り方は直線的になるようだ。
どちらがよい、とは言えない。
ただ、ハイステップ、ハイキョンを必要とするルートがあるので、股関節や膝は柔らかい方が良い、と思う。
身体が硬い方より、柔軟な方が故障は少ないようだし。
腕も回して、肩まわりの血の流れを良くする、気がついたら1日に何回かする。
前屈して手のひらが地面につくでしょうか?
ブリッジは出来ますか?

次は筋トレ。
夏は暑いので、特にやってない。
時たま腕立てをしている、50〜80回くらい。
腹筋、背筋は強い方が良いでしょうね。(でも、暑いからやってない)
俯せになって手足を伸ばし、指先とつま先に力を入れて身体を浮かすことが出来ますか?
片手で腕立てが出来ますか?
懸垂は何回以上出来ますか?
・・・以上、これってクライミングに役に立つのだろうか?
筋力があると、体重が重くなる。
不必要な筋肉を付けずに、最低限のクライミング筋を付けたい・・・けれど。


2008年7月27日

野口啓代さんがブログで持久力練習について書かれている。
例えば、次のような文章。
・・・簡単な課題を沢山。数をこなす 
・・・13以下を15〜20本登るとか?

世界のトップなので、我々は真似出来ないかもしれないが、
グレードを落として似たようなことは可能。
注目すべきは、長モノと短いボルダーの両方練習している点。
休まずにトライする、ということ。
(具体的なインターバルや休憩についてはふれていないのが残念)
【参考リンク】
→持久力トレ

私の平日練習についても書いておく。
平日はビレイヤーがいないので、ボルダー中心。
やはり、長モノと短いボルダー両方トライしている。
残業や翌日の仕事の都合で1回の練習は1時間半くらい。(それより短いときもあり)
全部で3セット。(2セット目は、省略するとき有り)
【1セット目・・・20分くらい】
   長モノ5本から7本
   グレードはフレンチ・グレード6前半(すなわち10クラス)
   (休憩5分〜10分)
【2セット目・・・25分くらい】
   長モノ5本〜6本
   グレードはフレンチ・グレード6前半(すなわち10クラス)
   (休憩5分〜10分)
【3セット目・・・20分〜30分】
   ボルダー約20本
   簡単なのを、できるだけ休まずにトライ
   グレードは2級〜4級くらいのサーキット

これで1時間半くらいになる。
夏なので、汗びっしょり。
冬の体重は60kgくらいあったが、今は55kg〜56kgになった。
また、気が向いたとき、時間に余裕があるときに走っている、約3kmくらい。
以前6月14日に、「走ってみたら筋肉痛でダメだった」、と書いたが、
あれから少しずつ慣れてきた。
なんとか3kmが完走出来るようになった。
・・・とは言っても、「のろのろ」だけど。
(やっぱり、年寄りの散歩と変わらないか?)

以上、練習内容参考になったでしょうか?
クライマーは練習熱心な方が多いので、
ほっといても、どんどん上手くなって、パワーも持久力もついてくる。
実際、どのジムに行っても、上手い方が大勢いらっしゃる。
クライミング界の平均レベルも上がってきた。
(中学生、高校生のレベルも高い)

ここから重要な話。
では、ビレイの技量は上がっているのだろうか?
危険認識も高まっているのだろうか?
教える方がビレイ意識低いと、生徒も上手くならない。
そして、その生徒も他の生徒に(なんとなく)ビレイを教えてしまう、悪い連鎖だ。

「クライミング上手くなりたい」、と思う方はいても、
「ビレイ上達したい」、と思う方は少ない。
ビレイ上手くても注目されないし、自慢できないし、ねぇ。
でも、見る人は見ている。
(少なくとも、私は見ているよ)

【ビレイチェックポイント】
@登っているクライマーから目を離さない。(基本中の基本、見えない時はロープの動きで判断)
A他のクライマーが話しかけてきても、動きは目で追っている。(ビレイしている人に話しかけない)
Bビレイヤーの立ち位置は、1ピン目の真下が原則で、せいぜい半径2・3m以内が基本。
C特に出だし2・3ピン目までは要注意、急な墜落にも対応し、キックをくらわないように。
D数メートル離れたタルタルビレイは論外。
Eムーブを見たかったら、他の方に交代してもらうこと。
Fクライマーがロープを結んでいる時は話しかけない
G登る前に、再度ハーネス、ビレイロープ、ATCの通りぐあいをチェックする
H登る前に、クライマーのハーネスとロープ結び目をチェックする、クライマーもビレイヤーをチェック
Iロープが滞りなく流れるかチェック、キンクしてないか。
Jロープとロープバックを1ピン目の登り口近くに持ってきてまとめているか?
 (遠く後ろの方から引っ張ってきている方がいるので、邪魔だし危ない)
K他の方のビレイロープを踏んだりしないように。
Lクライマーが何度もテンションすると、緊張がゆるんでくる、連携注意、声をかけ合う。

最後にひと言・・・
『落ち方もテクニック、落とし方もテクニック』


【参考リンク】
【好感度チェックリスト】

【事故に注意しよう】


2008年7月21日

【土曜日】
11a, 11a, 11b, 11c, 12a, 2a, 12a, 12b, 12b, 12b
10本トライ、8本OSあるいはRP、2本失敗
初見中心にトライ。

【月曜日】
11a, 11b, 11a,11c, 11c, 11d, 12b, 2b, 12c, 12b, 12b,
11本トライ、7本OSあるはRP、4本失敗
初見中心にトライ。

暑いですねぇ。
出かけるつもりだったけど、都合によりジム練習。
(暑くてもガマン、8月ツアーが終わるまで練習)
このところ残業続きで、体調イマイチ。
指も痛いけれど、だましだまし登っている。

話は変わるけれど、国体近畿ブロック無事終了の様子。
皆さんご苦労さん。
大阪は、成年女子と少年男子が1位通過らしい。
国体の場合、2人ペアで出場するので、1人だけ上手くてもダメ。
2人とも実力を出しきらないと結果が出ない。
個人競技なのに、団体競技の仕組みとなっている。
今回はうまくいったようで、大阪人として喜んでいる。
(陰ながら応援していたのだ)

【参考】
ATC−yamaの日記   

ほっしーのクライミングライフ

2008年7月13日(日曜)

暑いし、元気がでない。
それでも、8月夏ツアーに向け、練習に励んでいる。

【土曜・ナカガイジム】
10b, 9, 10b/c, 10a, 11a, 10d, 11b, 11c/d. 11c/d, 11d, 11d, 11c
以上、12本トライ9本RP、3本失敗。
(水分1.5リットル飲む)

【日曜・パンプ】
10c, 11a, 11b, 11b, 12a, 12a, 12a, 12a, 12a, 11d, 11c, 10c
以上、12本トライ12本RP、失敗なし。
(約30分インターバルだが、昼食後疲れて、昼寝状態)
今日はフォールなしだけれど「調子がよい」、と思わない。
(まして上達したわけでもない)
このところ、毎週パンプに来て「慣れた」だけ。
ルートもリピートRPばかりだし。
練習内容甘い?
しかし、これ以上濃くすると身体に良くない。
(指は依然として痛いし)

2008年7月8日(火曜)

JFAによると野口啓代さんがワールドカップで優勝、とのこと。
めでたいことだ。

【参考】
野口啓代がボルダリングワールドカップでついに優勝

【啓代の住みか】


PS
「トップランナー」、「情熱大陸」出演は近い?

2008年7月6日(日曜)

暑いですねぇ。
このところ私はトレーニングモード。
2連チャン、ジム練習汗だく。
特に、土曜日は暑かった。
以下詳細。

【土曜・ナカガイジム】
8, 9, 10b,, 10a, 10b/c, 10d, 10d, 11a, 11b, 11c/d. 11c/d, 11c/d, 11d, 11c, 11d
以上、15本トライ11RP、4本失敗。(江坂CRUXクラスの難しさ)
天井の辺りが灼熱状態。
登っているうちに、暑さでトリップ気分、喉が渇く。
3.5リットル飲んだが、それでも足りない。
帰宅して、さらに1リットルほど飲んだ。
(酒含む)

【日曜・パンプ】
11a, 11b, 12a, 12a, 12a, 12a, 12a, 12a,
以上、8本トライ6本RP、2本失敗。
昨日の疲れで激しく消耗している。
元気がでない。
(いったい練習しているのか、身体を壊しているのか?)
これも8月夏ツアーを楽しむ為・・・もう少し頑張るか。

PS
明日は七夕。
安全クライミングを祈念したい。

PS2
kounoさんがフランスから帰国された。
ブログ登攀工作員日記を見てみて。
美麗写真多数掲載。
→フランス・ツアー

2008年7月1日(火曜)

6月も終わり7月、となる。
本格的な夏シーズン到来。
暑い中でいかに練習し、岩で成果をだすか。
夏ばて、熱中症に注意し、水分・栄養補給に気を配りたい。
(私は虫が苦手なので、外に出たくない気分だけど)

さて、週末天候イマイチ、ジム練習。
土曜日パンプ、日曜CRUX。

★土曜日(パンプ)
10c,11a,11b,11d,11d,12a,12a,12a,12a,12a,12a,11b
以上、12本トライ(9本RPあるいはOS、3本失敗)

★日曜日(CRUX)
10c,11a,11c,11c,11c,11c,11d,11d,11d,11a
以上、10本トライ(5本RPあるいはOS、5本失敗)

結果見てのとおり、CRUXは難しい。
短い分、ムーブが凝縮され高濃度。
(ナカガイジムのリード壁もこんな感じ)
土・日曜登ったのは、「連チャンで登った場合」、を想定した練習。
今回は、2日目ボロボロだったけど、7月もこの想定で練習したい。
(登りこんでいると、2日目の方が調子がよい、って状態になる)
そこまで持っていきたい。

話は変わるけど、CRUX訪問は久しぶり。
各ジムは客層が異なるので、いろいろ懐かしいクライマーに会った。
多くのクライマーと挨拶をかわし、世間話をし情報をいただいた。
(それだけでも訪問した価値有り、感謝!)
何年ぶりで会っても、話が通じるのが旧いクライマー同士。
(ありがたいことだ)

最後にローカルな情報をひとつ。
筆者は阪急沿線に住んでいるが、
CRUXは江坂なので地下鉄御堂筋線。
阪急からの乗り換えがめんどうで、電車アクセスの場合、ハードルとなっていたが、
CRUX横の糸田川堤防沿いを北上すると阪急豊津に出る、と教えてもらった。
約20分の歩きだけど、景色風情はいい感じ。
(途中右に行くと、吹田駅にも出られる)
以上、Mさんからの情報。
一度試してみて。

PS
以前車で来て、江坂の駐車場に駐めたら、何千円もかかった。
駐車場も、もっと安いところがあるそうだ。
(江坂の駅から離れるほど安くなるようだ)
これで、CRUXのハードルは低くなった。
また、訪問しよう。


2008年6月22日(日曜)雨

このところ雨続き、梅雨らしい天候だ。
でも、クライマーにとっては、困りもの。
現代は人口壁があるから、次週までお預け、ってことにはならないが。
(どの人口壁もコミコミ、だったことでしょうね)

さて、今年はクラックをトライしているが、
【覚書】として購入したキャメを記録しておく。

#4(¥11,571)
#3(¥9,975)
#2(¥9,975)
#1(¥9,082)×2個
#0.75(¥8,778)×2個
#0.5(¥8,778)×2個
#0.4(¥9,376)
#0.3(¥9,082)
C3#1(¥9,975)
C3#00(¥9,975)
(よく使用するサイズのみ2個購入、会員10%引き)

今回キャメを購入したが、
80年代はフレンズを使用していた。
(捨てるに忍びなく、ダンボールにて保管)
2セット所持しているが、なにぶんにも旧く、カムが痛んでいる。
(手入れを怠っていたせいもあるが)
しばらくは、上記セットで頑張ろう、と思う。
たいていのクラックはこれで対応できるだろう。
(平行クラック同じサイズ多数出てきたら、困るけど)
また、紛失したりしないよう、名前を書き込んだ。
メンテにも気をつけたい。
(キャメ分でロープが何本買えるだろう?)

PS
話は変わるけど、「ロクスノ」最新号・アキヨちゃんの表紙。
腕が太いんですけど・・・。
あくまでも身体はほっそりと、腕はターミネーター。
感激した。

2008年6月14日(土曜)曇り時々晴れ

久しぶりに名張に行ってきた。
「直登」15m(最後のオフィズスが悪い、複数のグランド事故あり、要注意。グレードに欺されてはいけない)
「WING」45m(高度感、露出感がたまらない、最後は右に抜ける、上の方に終了点有り)
「ゴールドフィンガー」23m(フィンガー部分が核心、20年以上前にOSしたが、今トライしても難しい)
「サブマリン」25m(登るとこのルートの由来が解る、ロープの流れに注意)
「おじょうず」35m(フィンガーからだんだん広がってきて楽しめる、かなり難しいけれど内容充実)
「コンドーサン」30m(これは奮闘を要するフィストが続く、抜けも悪くて怖い、大き目のカム複数必要)
・・・以上いずれも、すばらしいライン。
先日キャメ4を購入したが、今回は大活躍だった。

さて、同じ岩でも、フェースとクラックはどこが違うのか?
フェース・・・前傾やルーフはパワーとテクニックの世界。
クラック(とスラブ)は、感覚と精神力のパーセントが高い。
パワーだけでは如何ともしがたい、場合がある。
ジャム効いてるつもり、カム効いてるつもり、と言った感覚。
そして、登ろうとする意志に左右される。
でも、気持ちだけ先走ると行き詰まり、重大な事故につながる。
グレードは気休めに過ぎず、あまり意味がない。
(クラックが一部マニアにしか受け入れられないはずだ)
世間の風潮と相容れない。

話は変わる。
最近、登っていてすぐ息が切れる。
足腰が弱って、心肺機能が落ちてる。
上半身はともかく、下半身の毛細血管は少ない。
血液は循環してるから身体全体をバランスよく鍛える必要あり、と感じる。
そこで一念発起、何年ぶりかで走ってみた。
結果・・・惨敗。
1kmも走らないうちに膝の裏の筋が痛くなり、走行困難に陥る。
しかたがないので、ぼちぼち歩く。
(こりゃ、ほとんど年寄りの散歩じゃ〜)


2008年6月8日(日曜)

身体が傷だらけ、すごいことになっている。
先日のクラック・・・特にオフィズスのせいだ。
知らない人が見たら、「DVでやられたのだろうか」、と勘ぐられそう。
(実際、レジで支払う際に、気持ち悪がられた)
ホント、DVか危ないプレイをしたような。
(ある意味「危ないプレイ」、なんだけど・・・)
次回は長袖にして、入念なテーピングが必要。

話は変わる。
先日、職場に××銀行の方が来られた。
「取引して下さい」、と銀行員。
「まにあってます」(またか、って感じでこちら愛想無し)
・・・あまりの無反応でがっかり帰ろうとした時、
「宝くじ余ってるんですけど、買ってくれませんか」、と銀行員が言うと、急に女子社員の目の色が変わった。
急に、銀行員大人気。
うちの女子社員は全員購入。
(私は購入せず)
・・・私は生まれてから一度も宝くじを買ったことがない。
「どうせ当たらない」、と思うから。
宝くじを購入する方は、「もしかしたら当たるかも」、と思っているのだろう。
そう思わない私は悲観的なのだろうか?

クライマーは悲観的な方が良いのだろうか?
「このプロテクションは効いてないかも」、と慎重にトライする。
あるいは、楽観的な方が良いのだろうか?
「さらに登ったら、良いホールドが出てくるかも」、と積極的にトライする。
上手いと言われるクライマーは、楽観的?それとも悲観的?

有名な話がある。
コップに水が半分入っている。
「あと半分もある」、と考えるのが楽観的。
「もう半分しかない」、と考えるのが悲観的。
・・・でも、その時の喉の渇きぐあいで、気分変わるかも。

もうひとつ有名な話がある。
アフリカに靴を売りに行く話。
「あちゃー、誰も靴をはいてない、ダメだこりゃ〜」、と考えるのが悲観的。
「おー、誰も靴をはいてない、売りまくるぞ〜」、と考えるの楽観的。
さて、あなたはどちらのタイプ?


2008年6月2日(月曜)

週末、土曜・日曜で三倉(広島)に行ってきた。
(実は、三倉初めて)
広島とはいえ、山口に近い。
高速+下道で5時間半。
詳細は下記のとおり。

(ハイキング道)

◎5月31日(土曜)雨のち曇り。
早朝6:00am大阪出発、途中ずっと雨。
広島に入ったあたりから、雨があがりだした。
11:30am三倉到着。

【エリア:中の岳フランケ】
★アプローチ・ハイキングBコース、青白ハングから左トラバース
「入門クラック」5.9(20m)★★快適でよろしい、三倉初心者の私にふさわしいルート。
「ダブルクラック」10d(15m)★★★これもgood!私のクラック限界グレードも一気に向上、オススメ。
【エリア:青白ハング】
★アプローチ、もとのハイキング道Bコースに戻る
「モス・クラック」10a(30m)★★史上最強の10a、私のクライミング歴でもっとも奮闘を要した10aだった。
 おそらく日本で1番しんどい10aであろう、さすが三倉!
 雨の影響で、出だしがびしょびしょだが、上部は乾いてそう。
 トライ開始。
 とりあえず濡れた出だしを慎重にクリアー。
 3分の1を過ぎたあたりのオフィズスで躊躇する。
 「このまま登るべきか、それとも中止するか?」、と。
 「何手か登ってプロテクションがセット出来なかったら・・・」
 「しかし10aで敗退は、あまりに恥ずかしい・・・」
 「いや、これこそ的確な判断、と言える・・・」
 悩んでいると、頭脳と関係なく、身体が上に向かって動き出す・・・。
 人間チョックストンの気分で、なんとか突破、テラスに到着。
 そこからさらに、オフハンド〜オフィズスが続く様子。(残り3分の1)
 再び迷う・・・このまま登るべきか、どうか?
 「勇気ある撤退」、の文字が何度も頭をよぎる。
 少し左に他のルートの終了点があるし。
 「プロテクションがセットできるのだろうか・・・」
 「あきらかに上部もオフィズスだし・・・」
 「大きなキャメ持ってないし・・・」
 ・・・でも、(なんとなく)再び登り出す。
 身体のあらゆる箇所を使用してクラックにへばり付く。
 少しずつ、ずり上がっていく。
 ひじょうに原始的なクライミング。
 テクニックとか技量の問題ではない、身体を岩にこすりつけて、ずり上がるのみ。
 落ちたくない一心でトップアウト、30m登りきった。(OS)
 ギアはキャメロット3番まで+フレンズ1半と2半使用。
 (できればキャメ4も欲しかったが、まだ購入していないので無い)
 さて、本来ならこのルートはオフィズスなので避けたい。
 私の最も苦手なタイプだ。
 では、なぜトライしたのか?
 それは、このルートが三倉の登竜門、のように感じたからだ。
 旧いルートで昔から登られているクラシック、と感じた。
 「先達の通った道を、私もふれておこう」
 「三倉の許可証をもらっておこう」、と思ったのだ。
 これは私の勝手な思い込みなので、勘違いかもしれないし、他の方には勧めない。
 ムリにリードする必要ない。
 本日はこれにて終了、3本しか登ってないのに疲れた。

さて、キャンプ場は立派である。(無料)
炊事設備もトイレも清潔、きれい。
幕営場所も整備されている。
久しぶりにテントを張って、寝袋で寝る。
食事もコンロとコッヘルで自炊だ。(あたりまえか?)
このところ、旅館やペンションに泊まって、上げ膳据え膳、ベッドか布団だったから。
その意味でも原点に還った気分。
テントサイトには地元の方が大勢来られていた。
食事も終わってくつろいでいると、宴会に招待された。
おいしい酒や美味な料理を(次々に)勧められた。
う〜ん、満腹・・・もう食べられません。
地元の方は、ひじょうに親切。(感謝)

◎6月1日(日曜)晴れ
昨日のオフィズスの影響だろうか、身体バキバキ状態。
テントを乾しながら、ストレッチでほぐす。
ゆっくり出発。

【源助崩れ東面】
★アプローチはハイキング道Bコース6合目標識を右に入る。
「水晶クラック」10b(20m)★★★これはおもしろかった、good!オススメ。
 OSを狙ったが、出だしのスラブで失敗したのでOSならず。
 クラック部分は1撃だったので残念。出だし2〜3mスラブが思った以上に悪かった。
 クラックは小ルーフを越え、右上して変化に富んでいる。
 クラックで落ちたのならともかく、スラブでフォールは悔やまれる。
「モルモットクラック」11a(15m)★★★これはすばらしい、ひじょうに美しい弓状クラック。
 ハンドジャムが基本だが、途中何ヶ所かオフハンドとなり、フレアーして決まりづらい。
 キャメも慌てると、うまく決まらないし。
 途中までは快調に登ったが、オフハンドで力尽きフォール。
 この後の上部クラックも難しい。
 中間部と最後はランナウトするので注意。
 やはり11のクラックは難しい。
 今回はRP出来なかったが、次回は登りたい。
 (練習必要)
 
【会計報告】
高速代(往路)8,150円
高速代(復路)4,650円(ETCの深夜割引、12時を過ぎたから安くなった)
ガソリン代9,500円(走行距離、約800km)
キャンプ代(無料)

【感想・総括】
初めてのエリアで楽しめた。
クラックの宝庫。
岩場もキャンプ場も雰囲気がよい。
地元クライマーも親切。
岩質は花崗岩で少し粗い。
季節は春と秋がベスト、夏は暑そう。

(↑下の駐車場)

【注意事項】
ゲートが17:00で閉まってしまう為、車は下の駐車場に駐めておく。
遅くに下山すると出られなくなる。

【注意事項2】
しつこく「モスクラック」の話をする。
登りきった所に終了点はない。
高さ約30mなので60mロープ1本では降りる際に厳しいかも?
基本はリード&フォローで、フォローがバックロープをつけて登るのがよい。
離れたところにある終了点を利用して、ロープをダブルで懸垂、8環必要。
また、降りてもロープが引っかかって抜けない可能性がある。
花崗岩なので摩擦が大きい。
チェックして、流れを確認すること。


2008年5月25日(日曜)

正月に左手中指を痛めて1月、2月と休養した。
2ヶ月休んだツケは大きく、グレードは落ちた。
(これほど簡単に実力の落ちるスポーツがあるだろうか?)
「すぐに落ちてなかなか回復しない」、ってのがクライミングの厳しさ。
3月から練習再開し10クラス、4月でやっと11前半。
5月になり、ようやく11後半が登れるようになった。
昨日は、パンプに行ったので12をトライしてみた。
以下詳細。

10:45am〜16:45pm。
途中1時間昼食休憩。
全部で10本トライ
11ノーマル〜後半を中心にトライしたが、12も2本トライして両方2回目でRP(OSはムリだった)。
具体的に書くと、どちらもラージヒルで下記のとおり。
(1)12a、水色↑(kono)クセのないルートで持久系、良くできている。極端に難しいムーブはない。
(2)12a、赤■(ST)出だし2ピン目のクリップ注意。アンダーが多く消耗するも、要所にガバあり。
両者ともグレード巾のある12aの中で、クセがなく登りやすいルート、と思われる。
少し回復してきたような気がするが、指は登っていなくても痛い。
だましだまし登っている感じ。
そのうちに治癒回復するのだろうか?
指を気にせずおもいっきり練習したいものだ。
その時が真の復帰回復と言える。
(これが車だったら、とっくに部品交換か、廃車して買い換えている)

話は変わる。
TCNetよりメールが来た。
ニューエリ駐車場に関する注意だ。
「ニューエリ下の駐車場を使用せず、用瀬小屋に駐めてほしい」、とのこと。
また、アンケート協力要請も来ている。(私は既に返答済み)
下記のとおり。

[2008/05/22] ニューエリアの駐車場についてのお願い
[2008/05/17] 岩場整備アンケートにご協力ください。

2008年5月18日(日曜)

michiさんよりレポートをいただいた。
千石ー・「REAL CONSTANTE」再登レポートだ。
このルートが発表されたのは2005年「岳人6月号」である。
私はこの記録をかつてコピーしておいたので、読み直してみた。
何度読み返しても「すごい」の一言に尽きる。
発表から3年たったが、あまりにすごすぎて、「再登した」、と言う噂を聞かない。
今回、michiさんとI氏の貴重な再登レポートをいただいたので、下記に掲載する。
参考にして下さい。
(以下、転載)

5/1(木)Iさんと、大台、千石ー、「REAL CONSTANTE」を登ってきました。
ほぼツルベで登り、リードは墜落なく登れました。
「岳人(2005年6月号)」の登山クロニクルにそのトポと開拓記が発表されています。
実質登攀時間4時間50分でした。
 全体を通して精神的プレッシャーも大きく、登り終えた時には、安堵の一言でした。
 開拓者は、このルートをグランド・アップ、手打ちでボルトを設置しており、
そのため、右肘に重度の変形性関節炎を生じさせてしまったとのこと。
その尽力には頭が下がります。
 各ピッチ、ビレイ・ポイントにはしっかりとボルトが打たれ、下降できるよう金具も設置されています。
私たちのギアはフレンズ1セット、エイリアン小サイズ、ロックスでしたが、
実際にはロックスは使いませんでした。
要所にはボルトが設置されています。
一番ボルト数の多いピッチで、ボルト9本。
上部ワイド・クラックの核心部分、私はカムなしで登りましたが、
5インチ以上のカムがあった方が無難でしょう。
細い生木にタイオフする箇所もあるので、そのためのシュリンゲは必要です。
 とにかく、あまり登られた形跡はありませんでした。
しかし、現在千石ーに拓かれているルートの中で最高のものであることは疑いがありません。
フェイスクライミングとクラッククライミングによって見事に弱点をついて千石ーを縦断するルートとなっています。
 また、今回は私にとっては1986年10月に、Oさん、Iさん、私で拓いた
「Light Spot(岩と雪120号)」のラインとの共通部分を確かめるクライミングでもありました。
あの時からは22年ほどの歳月が過ぎていることになります。
結果的には上部3ピッチが共通していました。
しかし、あの時には、全く不可能と思われた左側壁下部とこうして繋げられることで、
ラインは全体として完成した姿になっていると感じました。
 当日は晴れの予報であったにもかかわらず、途中から小雨が降り出しました。
大台の天候には注意が要ります。また、落石にも注意してください。
ジェードル、サマコレに人がいる時には登るのは控えた方がいいと思います。
また、2ピッチ目終了までは、自然落石があることもあるので気をつけて下さい。
バウンドした石がジェードル左側にも降ってきます。

(以上、転載終了)

いかがでしょうか?
このルートがいかにすばらしいか、解ったでしょうか?
ただ、注意してほしい。
安易に取り付くと、重大な事故を招く危険がある。
体力、ルート判断、クラックテクニック、精神力・・・総合力が必要である。
(岳人2005年6月号クロニクルをよく読んで行動してほしい)
この記事はルート紹介と同時に開拓記録、開拓精神が表現されており、
ひじょうに濃い内容となっている、ぜひ読んでほしい。

5月1日夕方、michiさんから携帯にメールが入った、「無事、車に戻った」、と。
私はそれを読んでほっとした。
連絡がなければ、翌日仕事を休んで捜索出動だった。
安堵した、記憶がある。

PS
再登するだけでも困難なのに、開拓はどれほど大変だっただろう。

2008年5月12日(月曜)

日曜日、ほしだカップがあった。
予選12d、決勝13bくらい、らしい(?)
難しかったようで、完登者なし、とか。
1位、ito君(OCS)
2位、sakae君
3位、マスモッチ
4位、atc−yamaさん
5位、さありちゃん
6位、michiさん

michiさんは、時々このHPにレポートを提供していただいている。
(今回も情報提供いただいた)
高齢にもかかわらず6位、さすが。

1位のito君、えらい!(テルセーラ1撃の実力発揮)
このメンバーで1位は価値あり。
昨年は、1位2位が岡山勢、だったと記憶している。
国体はどうなるのだろうか?
昨年大阪は、成年男子のみ参加、女子はなし。
今年は・・・?
気になる。

【参考リンク】
昨年2007年の動画
ほしだカップ2007(動画) - no climb no life


2008年5月9日(金曜)

GW、有笠(群馬)に行ってきた。
実は、体調が悪いので、「遠出は控えよう」、と思っていた。
(パンプでも、11−しか登れないし・・・)
しかし直前、M上氏からお誘いメールをいただいた。
「・・・この季節、外岩気持ちいいかな」、と思いなおす。
そんなわけで、急遽出かけることとなった。
詳細は下記のとおり。


5月2日(金曜)曇り時々雨
8:00pm頃大阪出発。
名神〜中央〜長野〜上信越、と乗り継ぎ「上田菅平IC」で降りる、1:00pm。
そこから下道、144号〜292号〜暮坂峠〜有笠、2:00am真夜中到着、車中仮眠。
(下道から雨が降り出す)

5月3日(土曜)曇り
岩場:《フェアリーロック》、登山口から5分の歩きで到着、アプローチ近くで楽しめるエリア。
昨日の雨の影響か、左側の状態はイマイチ、少し濡れている。
「パスファインダー」11b/c★★★、(MOS)「100岩場」には、「とりあえず登っておきたいルート」とある、オススメ。
「夢を見る頃」11a/b★★(MOS)、どっかぶりガバだが、ホールドの選択を誤ると厳しい。
「夢見る頃を過ぎても」11b★(失敗)上記ロングヴァージョン、抜けのホールドを見落とし、フォール。(涙)
・・・この後、「南国エリア」に移動。
岩場:《南国エリア》、フェアリーロックから15分の歩きで到着、10〜12まで有る人気エリア。
             (フェアリーロックから、回り込んですぐの岩は真の「南国エリア」にあらず、さらに奥にある)
「とうりゃんせ」10c★★(F)なかなか面白い内容。ただし、2ピン目セットに失敗するとグランドかも。
「白と黒」11b(F)★★(F)ロングルートでおもしろい。でも、11bにしたら簡単かも。
「出前一丁」12a★(ダメ)核心部が極端に難しい。ボルダー力無いのでムリ、オススメせず。
・・・この後、「先史人のエリア」に移動。
岩場:《先史人のエリア》、南国エリアから15分の歩きで到着、アプローチが悪いので、閑散としている。
「もぐらたたき」5.7★(フォロー)まるっきりアルパイン。トラバースのランナウトなので怖いかも。
「ドラムソング」10d/11a★★★(失敗)ポケットだらけの前傾ルートで面白い。でも、ホールドが欠けてフォール。(涙)
・・・これにて本日終了。
・・・これから宿を探さねばならない、どうしよう?
岩場を下ったところにキャンプ場と有笠山荘がある。
キャンプ場は4〜5千円くらい?
有笠山荘は素泊まりで7,920円、コストパーフォーマンスが激しく低い。
「夕食は予約しておかないと用意できない」、と言われた。
これから他を色々探すのも面倒なので、有笠山荘に決定。
部屋に荷物を置いて、さっそく風呂にはいる。
この後、中之条の町に出て買い出し+晩飯を食べる。
8時頃山荘に戻って、テレビを見て寝る。(疲れた)

(↑有笠山荘)

5月4日(日曜)晴れ
TVサンデーモーニングの大沢親分を見ていたら遅くなった。
(せっかく岩場の近くに宿泊したのに、意味ねーじゃん)
駐車スペースが満杯で、かなり下の方に駐める。
岩場:《ヘルケイブ》、フェアリーロックを経て登山口から20分の歩きで到着、ここも人気の充実エリア。
「始めの一歩」10a★(F)ウォームアップにどうぞ。
「寝ぼすけクラック」10c★(F)さらにウォームアップ。
「Blast−Off」12a★★★(失敗)出だしが濡れていて、ムーブ出来ず。1回のみのトライで次の岩場に移動。
岩場:《アドベンチャーランド》、南国エリア右端の残地ロープから5分の歩きで到着、大混雑。(即、移動したくなった)
「宝探し」10c★★(F)出だしスラブ、後半フェース、楽しめる。
「探検隊」12a★(ダメ)これも「出前一丁」同様、1カ所極端に難しいムーブが出てくる。リーチ必要、イマイチ楽しめず。
「やもめの日々」10d★★(F)けっこう面白かった。スラブ〜フェースでテクニカル。
・・・これにて本日終了。
・・・今日は新しい宿に移動。(昨晩電話にて予約済み)
この宿は中之条の町中にある。どうせ町に買い出しに行くついでが有るので便利。
宿の名前は「柳屋旅館」1泊2食付き¥5,500円、値段も良心的。
外観は江戸時代の旅籠、と言った風情・・・しぶい!
料理もよかった。充実の和食で、おいしい、量も多い。満腹満腹。
さらに言うと、朝食も量が多くて食べきれなかった。頼むと、おにぎりにしてくれた。(親切)
この旅館はオススメだよ。
難を言うなら、風呂が普通の家庭風呂なこと。
温泉にこだわる方は、そのぶん減点かも。

5月5日(月曜)曇りのち雨
「柳屋旅館」の女将さんに見送られ岩場に出発。
岩場:《フロントウォール&偏屈岩》、西口登山道の手前から1分の歩きで到着。
中之条の町では雨が降らなかったが、有笠では降雨があった様子。
道も濡れているし、岩も濡れている。登れる状態にあらず。
乾いていたら、(そこそこ)面白いかも?
岩場:《奥壁》、偏屈岩から30分の登りで到着、アプローチが悪いので、誰もいない。岩の状態は良好。
「フリ師」10c★★(OS)ウォームアップにどうぞ。けっこう面白かった。
「おじゃま虫」11c★★★(OS)トポには「2本指ポケットでおもしろい。クリップに注意」とあるが、1本しか入らなかった。
「まっしぐら」11b★(失敗)出だしハング、核心スローパー、足の位置を間違いフォール。下部はもろいので慎重に。
・・・奥壁はこれにて終了、とする。いったん登山道まで下りる。(途中の偏屈岩は濡れていて、誰もいない)
岩場:《サンダンスエリア》、一般登山道の少し手前のハイキング道から登る、約20分。
岩は大きくて立派、でも雨が降ってきた。岩の状態もよくない。濡れている。
雨がやむのを待っていると、ますます本降りとなる。
「友よさらば」10a★★(F)雨の中を登る。ヌレヌレだけれど、ガバなので登れた。(爽快感まったく無し)
本降りの中を下山、泥道で転けてお尻どろどろ。
・・・これにて本日終了。
・・・今日も新しい宿に移動。(昨晩電話にて予約済み)
この宿は沢渡温泉の中にある。
宿の名前は「とらや旅館」素泊まり¥4,000円。
さっそく温泉に入る。
「切り傷、関節痛、筋肉痛に効能有り」、とのこと。
「ぴったりやんけ!」、と喜ぶ。
温泉は2つある。
ひとつは初級者〜中級者用、といった普通の温度。
もうひとつは『プロ仕様』の熱湯状態。
「こんなん入られるかっ!」、とハジメちゃん。
しかし、『プロ仕様』が気になるのか、トライ開始。
まず、足のみ入湯。
そして、腰。
・・・とうとう首まで。
「う〜う〜お〜お〜」と、鬼のように呻っている。
(この後、私も入湯したが、同じように呻ってしまった)
部屋に戻ると、まんじゅうが置いてある。
手作り、とのこと。素朴な味でうまい!
(素泊まりでも、サービス満点。ちなみに翌朝は炊きたての豆をいただいた)
さて、晩飯。
《手打ちそばマップ》によると、この近くに「よしのや」がある。
石うす挽きのそば&うどん、これは美味い!
今まで食したことのない歯ごたえと味覚だ。(オススメ)
出来れば、うどん、そば両方をトライしてほしい。
・・・疲れたので、早めに就寝。

(↑とらや旅館と沢渡温泉街)

5月6日(火曜)快晴
本日最終日、名残惜しい。
「とらや」の女将さんに見送られ岩場に出発。
岩場:《ヘルケイブ》、フェアリーロックを経て登山口から20分、再度の訪問。
今回は、すべてのルートを1回しかトライしていない。
失敗しても、再度トライRPを試みていない。
(理由はいろいろ)
でも、最後に「Blast−Off」を再トライしたくなった。
岩の状態がよくなっていたら、つながるかも?
出だしのアンダーが乾いていたら登れるかも?、と。
・・・結果を言うと、出だしムーブは解明したが、リップで失敗。
体調万全にあらずして、持久力続かず。
また、次回。

そんなわけで、有笠クライミング終了。
事故もなく、怪我もなく、内容充実でよかった。
帰路は、趣向を変えて、行きと逆方向から。
292号を北へ向かい草津温泉へ。
共同浴場(無料)ですっきり。
草津温泉〜白根山〜志賀高原〜信州中野IC(上信越自動車道)〜北陸自動車道〜米原〜名神〜大阪
高速料金復路トータル9,400円(約9時間)
ちなみに往路中央コース9.300円(約6時間)

【岩場資料】
岩場:《フェアリーロック》、登山口から5分の歩きで到着、アプローチ簡単で楽しめるエリア。
岩場:《南国エリア》、フェアリーロックから15分の歩きで到着、10〜12までそろって人気エリア。
岩場:《先史人のエリア》、南国エリアから15分の歩きで到着、アプローチ悪いので、閑散としていた。
岩場:《ヘルケイブ》、フェアリーロックを経て登山口から20分の歩きで到着、人気の充実エリア。
岩場:《アドベンチャーランド》、南国エリア右端の残地アブミから5分の歩きで到着、人気大混雑。
岩場:《フロントウォール&偏屈岩》、西口登山道の手前から1分。乾いていたら、(そこそこ)面白いかも。
岩場:《奥壁》、偏屈岩から30分の登りで到着、アプローチが悪いので、誰もいなかった。
岩場:《サンダンスエリア》、一般登山道の少し手前のハイキング道から登り、約20分。いい感じ。

【ルート資料】
10.7
「もぐらたたき」5.7★(フォロー)まるっきりアルパイン。トラバースのランナウトなので怖いかも。
10a
「友よさらば」10a★★(F)雨の中を登る。ヌレヌレだけれど、ガバなので登れた。
「始めの一歩」10a★(F)ウォームアップにどうぞ。
10c
「とうりゃんせ」10c★★(F)なかなか面白い内容。ただし、2ピン目セットに失敗するとグランドかも。
「寝ぼすけクラック」10c★(F)さらにウォームアップ用、思ったよりしんどいかも。
「宝探し」10c★★(F)出たしスラブ、後半フェース、楽しめる。
「フリ師」10c★★(OS)ウォームアップにどうぞ。けっこう面白かった。
10d
「やもめの日々」10d★★(F)けっこう面白かった。スラブ〜フェースでテクニカル。
「ドラムソング」10d/11a★★★(失敗)ポケットだらけの前傾ルートで面白い。でも、ホールドが欠けてフォール。(涙)
11a
「夢を見る頃」11a/b★★(MOS)、どっかぶりガバだが、ホールドの選択を誤ると厳しい。
11b
「夢見る頃を過ぎても」11b★(失敗)上記ロングヴァージョン、抜けのホールドを見落とし、フォール。(涙)
「白と黒」11b(F)★★(F)ロングルートでおもしろい。でも、11bにしたら簡単かも。
「パスファインダー」11b/c★★★、(MOS)「100岩場」には、「とりあえず登っておきたいルート」とある、オススメ。
「まっしぐら」11b★(失敗)出だしハング、核心スローパー、足の位置を間違いフォール。下部はもろいので慎重に。
11c
「おじゃま虫」11c★★★(OS)トポには「2本指ポケットでおもしろい。クリップに注意」とあるが、1本しか入らなかった。
12a
「出前一丁」12a★(ダメ)核心部が極端に難しい。ボルダー力無いのでムリ、オススメせず。
「探検隊」12a★(ダメ)これも「出前一丁」同様、1カ所極端に難しいムーブが出てくる。リーチ必要、イマイチ楽しめず。
「Blast−Off」12a★★★(失敗)出だしが濡れていて、ムーブ出来ず。最終日再度トライし、ムーブ解決するも失敗。

*全部で18種類のルートをトライ。
*成功(OSあるいはF)・・・12本(1本5.7のフォロー含む、最高は11c「おじゃま虫」11c★★★OS)
*失敗(フォール)・・・6本(12を3種トライするも、成功せず。最低は「ドラムソング」10d/11a★★★でフォール)

【感想・覚書】
*有笠は関東4大岩場のひとつ。(他の3つは、小川山、城ヶ崎、二子)
  今回、訪問できて喜んでいる。
  なぜ、今まで訪問しなかったか?
  ・・・理由は2つ。
  @4大岩場の中で最も最近開拓された。
  A関西から行くには、大変不便、時間がかかる。
  でも、行く価値有り。
*今回、12を3本トライしたが、どれも失敗。体調不良が原因だが、ルート選択も良くなかった。
  ボルダーのワンポイントルートを選ぶと良くない。
  あるいは、有笠はワンポイントルートが多い、ってことなのだろうか(たまたま?)
  「Blast−Off」は、良い選択であったが、登れなかったのは痛恨。
  こういう時もある、ってことで教訓としたい。
  皆さんも「他山の石」、として下さい。
*有笠山荘の前から、舗装道路ではなくなる、がたがた道。
  車体の低い車は注意。

【道路情報】
往路: 8:00pm頃大阪出発。名神〜中央〜長野〜上信越、と乗り継ぎ「上田菅平IC」で降りる、1:00pm。
    そこから下道、144号〜292号〜暮坂峠〜有笠、2:00am真夜中到着、車中仮眠。
    高速料金復路9,300円(高速+下道合計約6時間)
復路:草津温泉〜白根山〜志賀高原〜信州中野IC(上信越自動車道)〜北陸自動車道〜米原〜名神〜大阪
    高速料金復路9,400円(高速+下道合計約9時間)

【宿泊情報】
有笠山荘 素泊まりで7,920円。(GW価格)
コストパーフォーマンスが激しく低い。
「夕食は予約しておかないと用意できない」、と言われた。
有笠に近いのが取り柄。
「柳屋旅館」 この宿は中之条の町中にある。
どうせ町に買い出しに行くついでが有るので、場所は便利。
1泊2食付き¥5,500円、値段も良心的。
外観は旅籠、と言った風情・・・しぶい!(つまり、かなり旧い)
料理もよかった。充実の和食で、おいしい、量も多い。満腹満腹。
さらに言うと、朝食も量が多くて食べきれなかった。
頼むと、おにぎりにしてくれた。(親切)
この旅館はオススメ。
難を言うなら、風呂が普通の家庭風呂なこと。
温泉にこだわる方は、それが減点かも。
「とらや旅館」 この宿は沢渡温泉の中にある。
(鄙な風情がいい感じ)
一度は泊まりたい温泉宿。
(有笠山荘から車で約5分)
素泊まり¥4,000円、と良心的。
(手作りまんじゅう付き)
素泊まりでも、サービス満点。
ちなみに翌朝は炊きたての豆をいただいた。
ここに泊まる1番の目玉は温泉、これがしぶい。
(切り傷、関節痛、筋肉痛に効能有り)
また、《手打ちそばマップ》によると、この近くに「よしのや」がある。
(夕食に利用してみて)
石うす挽きのそば&うどん、これは美味い!
【参考】・・・宿泊施設の一覧表
       →サイトマップへリンクします
       →中之条町公式サイト

【食と土産について】
群馬県は麺類がうまい。
そばは当然として、うどんも美味い。
ぜひ、試してみて。
(沢渡温泉の中の「よしのや」がオススメ、19:00閉店注意)
また、豆も種類豊富にしておいしい。
有笠から中之条に向かう途中に「沢田農協農産物直売所」がある。
いろいろ特産品を買うことが出来る。
ここで売っている群馬産「干し芋」もおいしい。
田舎まんじゅうもオススメ。

【趣味とこだわり】
*遠出をすると、それぞれ「趣味」が浮き彫りとなる。
(価値観、こだわり、とも呼ぶが)
クライミングに専念する方。
美食グルメに執着する方。
温泉にこだわる方。
あるいは、観光名所を訪問したり、と。
私の場合、「宿」であったりする。
雰囲気のある土地、便利な場所に宿泊したい。
出来れば温泉もあったらなお良し。
テントは(出来れば)避けたい・・・しんどいし。
雨だと、うっとうしいし。(「アウトドアをやってる」、とは言い難いが)
今回、私とM上さんの2人なので、機動力もあり、融通が利いた。
私の「趣味」を押し、引くべき所は引き・・・(あまり引かないけれど)
M上氏は、復路に雄大な山岳風景と日本海に沈む夕陽のドライブに、こだわった。
帰路しきりに、「新緑が美しい、心が洗われる」、とハジメちゃん。
「ぜんぜん、そのセリフ似合わんで」、と私。
・・・と、こうして帰阪の途についたのだった。

(↑帰路、車窓からの風景、最高高度2160m雪だらけ)

【会計】
高速代(往路)¥9,300円
高速代(復路)¥9,400円
ガソリン代・・・約10,000円(約1,200km)
宿泊1日目・・・素泊まりで7,920円(有笠山荘)
宿泊2日目・・・2食付きで5,500円(柳屋旅館)
宿泊3日目・・・素泊まりで4,000円(とらや旅館)
晩飯、行動食等・・・5,000円
お土産代・・・2,000円
・・・以上、おおよそ4万円くらい使った。
   (交通費は2人で割ったから)

*人数を多くして、テントにしたら半額2万ですむかも?
 少し遠くにバンガローがある、と聞いたけど。(探してみて)
*トポに記載されている「ふれあいの森」は、GW休業、夏のみ営業となった。
 →中之条森林公園「ふれあいの森中之条町公式サイト

PS
「登るだけ」の時代は過ぎた。
このような事すべてがクライミングなのだ。
クライミングは文化である。


2008年4月29日(火曜)

私の所持している、最も高価なクライミングギアは「車」。
(クライミングギアに限定せずとも、これが1番)
本日、12ヶ月点検+オイル、オイルフィルター、エアフィルター等交換で24,700円。
いつも感じる・・・もし車がなかったら、もっとお金が貯まるのに、と。
でも、しかたがない。
車がないとクライミングに行けない。
岩は不便な場所にあるから。
(電車やバスでアプローチできるのは、ごく一部の岩)
パートナーの方に迎えに来てもらう、って手もあるが、
毎回となると、非常に肩身が狭い。
でも、「年金生活」になったら、見栄をはってられなくなるかも。
(いずれにせよその頃、身体、指、モチすべてぼろぼろ、か?)

さて、私のような独りモンはともかく、家族のある方はどうしているのだろうか?
少なくとも、私よりは高給を取っておられるのでしょうね。
まぁ、奥さんとの駆け引きもあるでしょうが。
先日、レーヌスさんのブログで「恐妻家、愛妻家」についてコメントがあり興味深かった。

さらに調べてみたところ、いろいろおもしろいブログが見つかった。
とりあえず、これです。
我が妻との闘争
涙(と笑い)なしには読めない。
皆さんも探してみて。

【他にも参考】
『実録鬼嫁日記』
(これもすごい!)

2008年4月27日(日曜)

GWが始まった。
(私は暦どおり、月曜も仕事)
世の中には15連休の方がいるらしい。
(うらやましい)

天気も良さそうだし。
安全確認をしっかりして、楽しみましょう。
アプローチ、車の運転も注意。
(普段運転しない方が道路に出てくるから)
岩場も同様に、普段登らない方が登りに来たりする。
地元の方は、危ない行為を見たら注意してあげて下さい。
駐車場問題も、遠くから来たクライマーは知らない場合があるので注意。
地元の方ともめないように、教えてあげましょう。
いつか逆の立場になることもあるだろうし。
いろいろ教えてあげて下さい。
(温泉、食事情報がたすかる)

PS
花粉はなかなか終わらない。
例年5月中旬まで続く。
呼吸困難で支障あり。
熟睡できず。

2008年4月21日(月曜)

再び、クラック。
「第一」は、雨で増水、徒渉できず。
MCの岩場に行く。(約23年ぶり)
以前の印象と比べて、少しコケコケしているような。
でも、ポピュラーなルートは大丈夫。
人も多い、人気エリアだ。
山岳会の団体さん、と言った印象。
(クラック人口、って意外と多い?)

さて、このエリアの『★★★』と言えば「吐息クラック」だ。
いきなり取り付くが、全然ダメ。
やはり、シンハンド〜フィンガーは難しい。
あぁ、くやしい。
(この後、このまま帰るのもナンなので、夕方に再度トライしてRP)
ほっと、した。
(よかった)

パートナーmichiさんは、自分の初登した「女神」を掃除。
(ここ数年登られてない様子)
せっかく掃除されたので、トライしてみたが、なかなかおもしろいラインだ。
(私は、まったく歯が立たなかったが)
トライするなら、出だしが悪くて核心なので、慎重にスモールカムを決めた方がよい。
(以前は、スモールナッツで登った、とのこと。カムの進化に感謝)
次の核心は一段上がった所のシンハンド、これが悪い、決まりづらい。
クラックマニアの方にオススメ。

【感想】
昔は(もっと)馬力があったように思う。
気合いも(ずっと)あった。
(何よりも、若かったしね)
80年代は馬力と気合いで登った。
90年代はパワーとモチで登った。
さて、今あるのは・・・?


2008年4月17日(木曜)

先日TCNetにて、『雪彦山で転落死亡事故の記事』 が掲示された。
・・・『ロープが途中で切れた』、とある。
いったいどうしたことなんだろう?
ずっと気になっていたところ、
下記のメールをいただいた。
(以下、大阪P会のSさん、大阪労山ML投稿転載)


去る13日、雪彦山でお亡くなりになりましたSさんのお通夜に昨晩行ってまいりました。
その折に、パートナーの方(お2人)からお聞きした話を一部お知らせして、
これから雪彦山に登攀される方の注意喚起に供したいと思います。

1) 事故現場:逆くの字ルートor温故知新への取り付きルート。
V峰終了後の下降路懸垂地点(ビレーステーション)を少し壁に向かって
左へ少しトラバースした地点より登るピッチ。

2) 状況:ここよりトップが右上気味に登って行き、
途中ハーケンにランニングビレーをとり更に右上したところで落石と共に転落。
ロープ2本とも切断され、ビレーステーション・懸垂地点から約40〜50mくらい下まで落ちた。

3) 上記の落石について:一人は畳一枚分くらいの大きさ。
もう一人は小冷蔵庫大の大きさだったと言っていました。

4) お願い:それほどの大きな岩が落ちたとなれば、岩が抜けた場所は、
まだ不安定な状態だと推察されます。
このルートを登られる方、不行沢を登られる方は十分ご注意をして頂きたいと思います。

5) この状況をできるだけ多くの方に知っていただき、事故に遭わないように願っております。
ホームページ等で内容をお知らせくだされば幸いです。
(以上、転載終了)

春は落石が多い。
有名ルート、何人も登っているルートでも、突然剥離するときがある。
今回は巨大落石だったようだ。(ロープ切断されるも道理)
これは、どうしようもない、避けようがない。
予想、予知、感覚、と言っても限度がある。

雪彦以外でも落石注意。
落石ポイントの下で休憩しない。
岩の根本か、ある程度離れて休憩する。
ビレイヤーはクライマーから目を離さず、真下を避ける。
(クライマーのフットホールドが剥離する可能性は高い)
下記、TCネット関連記事を参考にして下さい。

最後になりましたが、故人のご冥福をお祈りします。


【TCネット関連記事】
→春は落石の多い季節です。落石には注意しましょう。


2008年4月13日(日曜)

再びクラックを登りに行ってきた。
(前回同様ぼろぼろ、だったけど)
手の甲と、くるぶしから出血。
現在のローカット靴はクラックに使用すると痛い。
(フットジャムで捻るし)
手の甲はシンハンドに無理やりきかせるし。
悲しいのはフィンガークラックだ。
20年以上フェースクライミングをしたせいで、指が変形し曲がっている。
まっすぐに指を伸ばせない。
フィンガークラックに指を真直ぐそろえて入れようとしても入らない、のだ。
(何とも皮肉な現状に、もの悲しい)
そんな訳でぼろぼろ。

1980年代半ばから、進化していない。
(むしろ退化)
この20年間何をやってきたのだろうか、と反省しきり。
もっともクラックのワザは特殊だけど。
(オフィズスは、さらに特殊技能が必要、アームバー、Tスタック・・・)
すぐ息切れするのも年齢のせいか?
(核心に入る前に身体が降参状態)
心肺機能を高める必要あり。

2008年4月7日(月曜)
驚いたので書いておく。
例によって帰宅途中、書店に立ち寄った。
VOGUE最新号( 2008年5月号)を立ち読みすると、フリークライミング体験記事が掲載されていた。(写真付)
う〜ん、驚いた。
「VOGUE」と「クライミング」・・・なんともミスマッチな。
昔だったら考えられないぞ!
時代が変化した、ってことか?

PS
BPUMP 荻窪店が紹介されていた。
P425・・・だったと思う。

PS2
誤解されると困るので、書いておく。
普段、私は(絶対)「VOGUE」なんか読まない。
*ある記事をチェックする為、「たまたま」手に取っただけ。(為念)
(クライマーで「VOGUE」を読む方がいるのだろうか?)

*ある記事とはこれ→「ヴォーグ5月号」とウルビーノのヴィーナス

2008年4月6日(日曜)

土曜日、ハイキングに出かけた。
・・・と言っても、近所の山(標高280m)。
途中、桜が咲いている。
日本人定例行事「花見」が盛況。
しかし、バーベキューの臭いが興を削ぐ。
視覚と味覚、同時に満足させたいのか?
(これにカラオケが加われば三位一体)
まぁ、私も人のことは言えない。
海外に行って、「旅」「食」「登攀」を楽しもうとするから。
欲張りなのはいずこも同じ。

さて、4月に入って平日練習も復活。
(指の痛みも多少マシになってきたし)
こんな感じで練習量を増やし復帰予定。
(読書時間は減少するけど)
時間が限られているので、しかたない。
(こちらを立てれば、あちらが立たず)
日曜日はリード練習。
16本トライ。
11前半はOS。
後半はダメ。
(道は険しく遠い)

2008年4月3日(木曜)

清掃活動のメールが来た。
下記のとおり広報します。
(以下、転載)

【裏六甲、道場周辺の清掃のご協力のお願い】
毎年行ってきている清掃活動ですが、
今年は、下記の日程と内容で実施する予定です。
岩場や周辺を利用しているみなさんのご協力をお願いいたします。

日程:2008年4月13日(日曜日 )

集合場所:JR福知山線 道場駅前ロータリー 朝10時前に集合

時間:AM10:00ころ 清掃開始。
     AM11:10ころ  駅前ロータリーにゴミを持ち寄る。
              指定集積場所にゴミを移動。
      AM11:30ころ 解散。

雨天:決行

全体リーダー:藤尾哲也(藤尾がこられない場合は、岡田 清)

協力:KINet(関西岩場環境整備ネット)

各自が用意するもの:大き目のゴミ袋(2−3袋)、はさみ、軍手、日よけの帽子、
雨の場合はカッパ

ゴミの仕分けの仕方:燃えるごみと燃えないごみ(カン、ビン、ペットボトル等)の
2種類に分ける

ゴミの置き場所   :下記の一か所です。ここ以外には置かないで下さい。
             不動岩へいく途中、踏み切りをわたる手前のゴミ置き場
             (いったん駅前広場に集積し、仕分けしたあと、こちら
              に移動 する)

ゴミの回収      :神戸市により14日(月)に行われる予定

(以上、転載終了)

2008年3月30日(日曜)

指が痛いので、1月、2月と休んでいた。
2ヶ月休むと体がゆるんでいる。
3月になって、(1週間に1回)登るようにした。
本日ジムでリード練習をしたが、今の状態は「10+」くらい。
保持力無し、ムーブ出来ず、持久力なしで即パンプ、ガバで回復せず、と厳しい。
やはり、2ヶ月休んだら、復旧に2ヶ月以上必要か?
指も完全治癒していないので、無理は禁物。
半年くらいかかるかも?

さて、心配なのはモチの低下。
筆者の年齢でモチの維持は重要課題。
精神力自体が弱っているような気がする。
先日、ある雑誌を読んでいたら、「うつ予防チェックリスト」が掲載されていた。
(以下、転載)

★毎日の生活に充実感がない。
★これまで楽しんでやれたことが楽しめなくなった。
★以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる。
★自分が役に立つ人間だと感じられない。
★わけもなく疲れたような感じがする。

2項目以上該当は要注意。
クライミングの疲れ→生活の疲れ→人生の疲れ
・・・この流れを断ち切りたい。
(まるで、肝炎→慢性肝炎→肝硬変→肝癌のパターン?)
元気に老後を迎えたいものだ。
(あまり自分を追い込まないように)

2008年3月24日(月曜)


関西・BCKに掲載されている『柏木・屏風グラエリア事故報告』 を読んだ。
非常に丁寧な文章で、わかりやすく、読みやすい。

読んでいて、事故が目の前で再現されている気持ち。
何ともいたたまれなく、しばし呆然。
文中の『ベテランでも(ゆえ)「うっかり」するから、「うっかりミス」なので・・・』の箇所が身につまされる。

今回あらためて感じた。
クライミングは危険な行為なのだ、と。
いくら注意しても、事故の可能性が「0%」になることはない。
なぜなら、「危険」が「クライミング」の楽しみの1部だから。
最初から、危険を内包しているのだから。
安全なスポーツを楽しみたかったら、
他のことをするしかない。

以上を踏まえて考えると、
報告者の方が言われているように、
お互い緊急連絡先を確認し、知っておくことは重要。
(携帯等に入力しておく)
また、「この人のビレイで事故をおこしたのなら仕方ない」、
「信頼できる方としか登らない」、このような意識は必要。
でないと、事故処理の後で感情のもつれが生じる。
後々までひきずってしまう。

ただし、それくらい仲の良いクライミング仲間だと、
残された側に、"PTSD”が心配される。
こちらも問題だ。

***********

事故報告書を書くことは、つらい作業だった、と推察される。
その時の感情をトレースされたことでしょう。
それでも、こうして「報告書」を書かれたのは、使命感に駆られたから、と判断される。
「二度と起こしてはいけない」、と。
私も普段、習慣と惰性で行っている『手順』を再確認し、安全チェックしたい。
(ロープやギアの確認、手入れも含めて)

2008年3月23日(日曜)

名張に行ってきた。
(20年ぶり)

アプローチの徒渉段階から泣きが入った。
水量が多い、水も冷たい。
パンツまで濡れた。
アプローチとクライミングの両方で、『××××』(放送禁止用語)が縮みあがり、しびれた。
たまに訪問して登れるような、甘い世界ではない。
フェースがいくら登れても、クラックの世界は特別だ。
一般クライミングはテクニック、柔軟性、バランスが必要だけど、
クラックでは気合い、気迫、馬力、体力、と言った根源的な原始パワーを必要とする。
クライミングの原点に還った気分だ。

昨今クライミングを趣味とする方は多い。
しかし、これが趣味、楽しみ、レジャーなのだろうか?
激しく逸脱しているように感じる。

PS
とりあえず、事故も怪我もなく帰宅してホッとしている。
手の甲はボロボロだけど。


2008年3月9日(日曜)

あれから事故について考えている。
何らかの方法で予防できなかったのか。
どの段階かで、歯止めがきかなかったのか、と。

今回の場合、ルート・スタート地点の問題もある。
ビレイヤーより、一段上がった所から離陸する。
このようなルートは他にもある。
例えば「蛇の道」。
「セルフでハング状態」、そこからスタート。
でも、「蛇の道」はまっすぐ上に登る。
右上したり左上したりしないから、出だしのヌンチャクで流れが悪くならない。
もし流れが悪くなるなら、長目のクイックドローを使用する習慣をつける。
たとえ、出だしですぐクリップするにせよ、
スタート部ヌンチャクを外す行為は危険だ。

もう一点。
「疲れ」等から来る「無意識」、「空白の瞬間」。
これを防止するのは困難。
しかしそれでも、抑制を働かせるにはどうしたらよいか。
何度も同じルートをトライすると、慣れと惰性が働く。
危険認識が薄れる。
そんな時に違うルートをトライしたらどうだろう?
離陸前にイメージするしかない、
「次のピンまでにフォールしたらどうなるか」、と。
このイメージ作業は常に心がけたい。(1ピン目に限らず)
「自分がどういう状態で落ちるのか」、と。
「それでも自分は突っ込むのか」、と。

クライミングは危険な行為なのだ。
今回はあまりに大きな犠牲をはらった。
親しい方を始め、関西クライミング界に大きな衝撃と悲嘆を与えた。
今回の事故を無駄にしない為にも、二度と起こさない、起こさせない。
また、残された者は、「我々はそれでも登るのだ」、と自覚を持ちたい。(もちろん筆者も含めて)
辞めることが解決ではない。

最後に、関西・BCKから柏木エリアでの『クライミング自粛』の呼びかけが出ている。
読んでおいて下さい。
事故続きで、地元の方は「反クライミング」になっておられる。
怒っておられる、と聞いている。
自分の土地、生活エリアに、まったく違う土地の人間が危険な行為をしに来て、
何度も救急車や警察を出動させたら、どうだろう。

なお念の為言うと、この文章は事故関係者を糾弾している訳ではない。
なぜなら、事故を起こすかどうかは紙一重だから。
明日は我が身かもしれないのだから。
自戒を含め、事故防止の為、と思い書いている。
誤解無きように。

PS
今回の文章は、筆者が聞いた範囲での判断、所見である。
故に、勘違い・誤認識があるかもしれない。
現場確認をしているわけでもないし、その立場でもない。
あくまでも、私一個人の感じたこと、考えたこと、である。
誤りがあれば、筆者の責任である。

2008年3月4日(火曜)

残念なお知らせがあります。
柏木での事故です。
3月2日(日曜)3時40分くらいに発生したそうだ。
ルートは「ページェント」。
ご存じと思うが、「ページェント」は「サーキットブレーカー」と出だし共通となっている。
そして両ルートとも地上から別ルートを登って、2ピッチ目にあたるところがスタートポイント。
さらに言うなら、その地上ビレイポイント自体、後ろが切れ落ちていて、数メートルの高さにある。
(どちらのルートをトライするにせよ、かなりの上級者)

さて、事故の話を聞いて、状況を知ってそうな方に連絡をとって聞いてみた。
以下が、その方からいただいたメールである。
(以下、転載)

いつもはサーキットブレイカーの取り付でセルフビレイしてロープの付け替えをし、
右に1ピン取ってからセルフを外して出発していました。
この日まだまだ寒くて、もう疲れも出た5便目に気分転換に初めてページェントの始まりを触ってみたいと言って、
ロープ付け替えの後、私の「ビレイOK」の後、
「ボチボチ行きます」の後いつのように

勘違いして出発点も外してノーピン状態で出発したようです。
左上部1ピン目の前に悪いなと思った瞬間ノーピンだったことに気付いたようで慌て落ちか、
落ちかけにスリングを掴もうとするも届かず、岩で回転し木の枝で回転し、
下のグランドの鋭利な岩角に頭頂部強打、脳まで陥没骨折大量出血。
岩盤近く、木の枝の繁る中、防災へりの危険なピックアップもするも帰らぬ人となりました。



(以上、転載終了)
いかがでしょうか。
他人事とは思えない。
なぜなら、誰しも「うっかり」することがあるし、
その時に限って「違うことをしてしまう」こともあるから。
さらに言うなら、スタートポイントがかなり上部なので、
一人でロープを結び変えて、セットする必要があり、
ビレイヤーと共にお互い安全確認の作業を行えない。
自己責任において危険チェックをする必要がある。
当たり前と言えば当たり前かもしれないが、ここにモレが生じる。
疲れている時、空白の瞬間、それは小さな亀裂から広がってくる。
他のスポーツならともかく、クライミングは即「生死」に直結する。
やはり他人事とは思えない。
最後になったが、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。


2008年3月1日(土曜)

ひさしぶりに練習をした。
(しばらく休んでいたのだ)
指が痛かったし、腰痛も併発した。
(歳はとりたくないねぇ)

リードで、10クラスを中心に登った。
休んでいたおかげで、だいぶ痛みは取れてきた。
さすがに(これだけ休むと)持久力も瞬発力も、ダダモレに落ちていた。
細かいホールドは、まだ持てないし。
まぁ、ぼちぼち回復させて復帰しましょう。
とりあえず目標はGW、と言うことで。

2008年2月24日(日曜)

「freefan」#57号が送付されてきた。
添付用紙で今年度JFA会費3,000円支払った。
何かに所属する、って感覚は好きではないけれど、
岩場整備等に役立つなら、と思っている。

それにしても今回の「freefan」には、まいった。
問題山積み、って感じだ。
各スポーツにはそれぞれ専門誌がある。
サッカーしかり、陸上しかり・・・である。
普通スポーツ誌、って読んでいて楽しいもんだよ?
気合いが入ってモチが上がるよ?
読んでいて気が滅入ってくるのはクライミング界くらいか?

PS
狭いクライミング界で「発言」するのは大変。
登り続けるかぎり(何度も)顔を合わせる可能性があるから。
そう言う意味で、(くーにーを始め)皆さん立派だ、と感じる。


2008年2月17日(日曜)

オーストラリア写真を整理した。
(1ヶ月半経過してやっと、写真を見直す気分になった)

一部、公開する。

アプローチから見る景色、ってだいたいこんな感じ。
ユーカリの森林が広がっていて、独特の臭い。
後ろに岩が見えるが、この岩のオビが延々と続いている。
街の風景、カトゥンバの街。
こざっぱりしている。あまり商売気はない。
アプローチでの記念写真。
後ろに岩が見える。

なお、今まで書いた文章を1ページにまとめて、クライミングのページに保存した。
いずれ自分自身で読み直し、参考にするときが来るだろう。
BLUE MOUNTAINS

2008年2月12日(火曜)

しつこくオーストラリア・ネタで。
いくつか思い出したことを書いておく。

【会計】
自宅から空港・・・約3,100円(2700+400)
航空チケット・・・185,000円(帰国を月曜にしたから安くなった、日曜なら25万くらい、8月くらいには予約必要)
レンタカー・・・72,000円(8,000円×9日)
宿泊費用・・・$493(29×1,49×6,55×2)
coles(大型スーパー)での買い物総合計・・・約$100
酒(ワイン2本)・・・$20
外食費用・・・不明
ガソリン・・・約$80(ガソリンの種類はunleaded(無鉛)、レンタカーはたいていこれ)
        (ちなみにREGULARは有鉛、ハイオクはPREMIUM)
トポ(1)・・・$54.95
トポ(2)・・・$39.95
国際免許証・・2,650円+800円
お土産・・・不明
・・・これくらいかなぁ?多分35万円以内で収まってるはず。

【お土産】
職場と自分用にチョコレートいくつか
自宅用にお菓子とフルーツケーキ
自分用にぬいぐるみ1ヶ

【ギア】
短ヌンチャク12セット
長ヌンチャク3セット
シュリンゲ3本
ATC、8環
ロープ60m、1本

【必要なもの不要なもの】
ひげそりを持って行ったけど、使用しなかった。
短パンを持って行ったけど、はかなかった。
パンツ3枚、Tシャツ3枚、長袖1枚・・・OK(次回はフリース、毛糸帽子も)
薬・・・胃腸薬、頭痛薬、湿布・・・OK
ビーチサンダルは現地用・・・けっこう役だった
コップも持って行った・・・酒を飲むのに役だった
辞書は持って行かなかった・・・今回は特に必要感じず
携帯も持って行かなかった・・・海外仕様手続きする余裕かかったのもあるが、次回どうだろう?

【服装】
蚊が多いので、足首までのクライミングパンツばかり使用
夜は寒いので、長袖を着て、毛布をかぶって寝た
ただし、日中陽が照ると、大変暑い。

【英語】
基本的にイギリス英語のように感じる。
例えば・・・
lift elevator
book resavation
graund floor first floor
また、発音では一般的にエイをアイを発音するようだ。
ツゥデイ(today)をツダイのように。
これって、つまり「マイフェアレディ(My Fair Lady)」じゃないの?
オーストラリア英語、ってコックニー(Cockney)?
ヒギンズ教授がイライザに教えたように、
The rain in Spain ・・・って練習したらいいのか?(笑)
あるいは、Sex Pistolsを聴いたらいいのかな?(79年によく聴いたけど)

ところで、この文章で持ち帰りをテイクアウトと行っているが、
オーストラリアではテイクアウェイらしい。
また、筆者は有名クライマーにサインをもらったが、正確にはautographだ。
一般的なsignatureと区別すると(学生時代)習った覚えがある。(豪、米)

現地での筆者の風体は、髭も剃らず服装も汚いので、言葉だけでも丁寧、を心がけた。
仮定法を多用した・・・つまりWould you・・・・?の文型で。
May I・・・?も使った。
外人同士で「あの日本人はpoliteだ・・・」と言っているのを聞いて、ほくそ笑んだ。
(あまり多用したら卑屈か?)

PS
念のために書いておくけど、筆者の英語力は低い。
知っていることを全部書いて、見せているだけ。
誤解なきように。

【動物】
動物はカンガルーの後ろ姿をみたくらい。(すぐ逃げていった)
ウォンバットも見なかったし、コアラも見なかった。
鳥は原色のハデな鳥をよく見かけた。
レスト日に、動物園に行くつもりだったけど、
日程の都合で中止・・・少し悔やまれる。

【食事】
ほとんど外食ですませた。
最初から、作る気まったくゼロ。
(これでアウトドアなのか?)
カトゥンバの外食産業は閉店時間が早い。
まったく愛想なし。
それでも、何店か試したけど、味は・・・まぁまぁ、かな、量は多いよ。
値段はそんなに安くない
・・・観光地だから?それともこんなもん?
例のフィッシュ&チップスは試さなかった。
油ものが苦手なため。
(お腹をこわしてでも、1回ぐらい試してもよかったか?)
かなり危険な賭だ。
食べ物で一番印象に残っているのはフルーツケーキ(かなり重量あり、英国伝統ケーキらしい、美味かった)

【本】
小説2冊持って行った・・・「離愁」「誰か」、もう1冊あってもよかった。(足りなかった)
ガイドブック1冊

★最後に、お腹を下さなかったこと、病気、ケガ、事故がなかったことを感謝したい。
 もちろんパートナーにも。

2008年2月9日(土曜)

JFAで、1月29日に田中亜貴さんが「テルセーラ」RPし、「女性14RP2人目」、と記載した。
それに対して、ほっしーが自分のブログで、
「あれ〜私はだいぶ前に国内でも海外でも14を登ってるのに・・・」と記載。
それを見たどなたかが、JFAに届けたのか、すぐJFA記事に訂正が入ったようだ。
以下、参考にして。

【ほっしーのブログ文章】
5,14 (02/07)

【JFAの記事】
初登/再登情報:備中・羽山 “テルセーラ”(08/02/08 補足訂正)

ちなみに、当HPでは当時RPした時のほっしーのコメント&レポートを記載している。
(無理やり書いてもらった)
皆さん既に読んでると思うけど、あらためて掲載する。
以下のとおり。

ホッシーの『備後のユージ』(5.14a)RPコメント】 2005.6.8開設

【中貝家ヨーロッパツアー2005報告】 2006.1.23開設

PS
アルパインもそうだけど、クライミング、って記録自己申告なところがある。
でも、宣伝や自己アピールしない人もいる。
その為どうしても情報が偏ってしまう。
それが現状だ。

2008年2月6日(水曜)

7日(木曜)から春節(旧正月)で、6日(水曜)は大晦日。
中国、香港等に荷物を送る方は注意、通関が止まってしまうから。
本来の機能が働き出すのは来週半ばから。

さて、kuriharaさんより「中国レポート」をいただいた。
ありがたい!
さっそく読んで参考にして。
「kuriharaさんの中国レポート」


ところで、筆者のオーストラリアレポートは未だに写真さえ掲載されず、完成もしていないが、
長老夫妻と、しんちゃんのブログでは、(美麗写真多数掲載され)既に完成されている。
内容も楽しい、行きたくなる。
読んでみて。


整体登攀


激登日記!!


 豪州紐登攀 最終回


 豪州紐登攀 7


 豪州紐登攀 6

 豪州紐登攀 5


 豪州紐登攀 4

 豪州紐登攀 3

 豪州紐登攀 2

 豪州紐登攀 1

大西工業壮年部豪州合宿(番外編)


大西工業壮年部豪州合宿10

大西工業壮年部豪州合宿9

大西工業壮年部豪州合宿8

大西工業壮年部豪州合宿7

大西工業壮年部豪州合宿6

大西工業壮年部豪州合宿5


大西工業壮年部豪州合宿4


大西工業壮年部豪州合宿3

大西工業壮年部豪州合宿2

大西工業壮年部豪州合宿1



2008年2月3日(日曜)曇り時々雨

JFA・SOSC事務局から郵便が届いた。
クライミングガード(保険)更新の連絡。

事故には2種類ある。
「避けられる事故」と「避けがたい事故」だ。
例えばハーネスの結び間違い、結び忘れ等は回避可能。
登攀者と確保するクライマー同士で確認することにより、回避できる。
でも、自然落石等の事故は避けがたい。
自分が事故にあった場合は「しかたない」で済むが、
第三者を巻き込んだ場合、謝罪だけでは済まない。

フットホールドが欠けてビレイヤーを直撃した場合、
親子連れの子供に当たった場合、とか。
以前は保険に入ってなかったが、これだけクライミング人口が増え
子ども(ティーンエイジャー含)の割合も増えると、心配になったのだ。
ジムに行っても(我々以外)「子どもばかり」、って日もある。
危険認識が低い(場合が多い)し。
引率の先生は?
・・・と言うわけで、お互い気をつけましょう。

TCNetから、いくつかニュースが届いている。
下記のとおり。

PS
先週書き残した、オーストラリア記事は来週に持ち越し。
指も痛いし、仕事もいろいろと。
(CIFとインコタームズに悩まされている
・・・これも保険がらみ!)


2008年1月28日(月曜)

今日は、オーストラリア『ノイズバージョン』後半。
前回(1月20日)のつづき。


◎6日目・1/3日(木曜)曇り一時雨、風強く寒い

今日は午前と午後でエリアを分けた。
午前の部Centennial Glen(Wave Wall)
午後から昨日偵察した(少し登ったけど)Logan Braeの予定。
たっぷり行動するつもり。
さて、いつものアプローチ、この景色は何度見てもよい。
エコポイントよりすばらしい。
約30分で到着。
まず、「Split Wave」(23,11b/c)から。
これはおもしろい、★★★。
でも、1回目失敗、例によって遠いホールドでフォール、2回目RP。
次が今日の目玉、このエリアの大人気ルート「Rubber Lover」(25,12a/b)★★★。
MOSを狙い快調にセット&クリップをしていく。
でも、最終ピンから終了点でフォール、残念。
ここまでが11+くらい。
この核心が極端に悪い。
実質3手、前後を入れると5手の核心ムーブ。
非常に細かいポケット、しかも遠い。
なんとか2回目でRP、うれしい。(よかった、よかった)

この後、Logan Braeに移動。
駐車場に戻り、車で移動20分くらい。
さらに歩いて約10分。
今日は誰もいない。
それもそのはず、非常に寒い。
昨日も風が吹いていたけど、今日はさらに強風。
寒すぎる!
フリースかダウンが必要、毛糸帽子も。(次回は持ってこよう、と心に誓う)
今日の目標は5つ星★★★★★の「Vertical Dementia」(24,11d)だ。
これはすばらしい内容!
このルートをトライするだけでも来た価値はある。
弱点をついたルート、右に行ったり、左に行ったり。
ルートファインディングが必要。
ホールドも多彩。
例によって出だし核心、遠い。
いきなりランジ、デッドの世界。
(外人は届くんでしょうね)
1回目失敗。
2回目勝負で頑張ったが、終了点直下のスラブでフォール。(茫然自失)
遠いホールドをつかみそこない、というより違うホールドでムーブを起こしてしまった。
最後までややこしいルートなのだ。
しかし、最後のスラブで落ちるとは・・・がっくり。
もう一度トライしたいが、あまりにも寒い。
本日終了。
【夕食】(外食)
ガーリックポークとバナナスプリット($18.5)

◎7日目・1/4日(金曜)雨のち曇り
夜中に目を覚ますと雨。
今日は登れるのだろうか?
不安で眠れなくなる。
明け方うつらうつら、と。
朝起きると、霧雨みたいな感じになってきた。
登れるかも?、と出かける。
風が強いので壁は乾いていた。
昨日の続き、さっそくトライ。
昨日できた出だしムーブが出来なくなっている。(ショック)
1回目、2回目、と失敗。(焦る)
(やはり、昨日登っておくべきだった、と心は乱れる)
でも、3回目でRP。
(苦労したなぁ)
さすがファイブスター、簡単に登らせてくれない濃い内容。

さて、あまりに寒いので、岩場を移動しよう、ってことになった。
もとのCentennial Glenだけど、Junket Pumper Areaだ。(メインウォールの少し向こう)
ここは暖かい。(ありがたい)
しかし、夏にここまで寒い思いをするとは。
暖かいのを喜ぶ気持ちになるとは。
奥が深いオーストラリアだ。
さて、目標ルートの前にいくつか簡単なルートをトライ。
「Stephen Grunter」(18,5.9)★MOS
「Billy Bunter」(19,10a/b)★OS
この後、このエリアの目玉でエリア名にもなっている「Junket Pumper」(24,11d)をトライする。
これは★★★おもしろいよ。
これは見事フラッシュ。(うれしい)
さて、これで終わってもいいんだけど、実はI氏今日で終了、帰国なのだ。
私の立場から言えば、ビレイしていただく方がいなくなってしまう。
そこで欲張って、さらにトライする。
「Trix Roughly」(26,12c)これは★★★★で内容はすばらしいんだけど難しすぎる。
(実はこれが失敗のもと、指を痛める結果になる)
ホールド細かすぎ。
ボルダー有段者でないとムリでしょう。
私のような一般クライマーにはとうていムリ。
人が持てるホールドとは思えない。
さらに欲張って、「Shore Break」(24,11d)もトライ。
でも失敗、疲れてきたかも。
そんなわけで、本日終了。

【今日の教訓・・・欲張ってはいけない、指の酷使ほどほどに】
I氏は今晩と言うか、明日未明に電車でシドニーに向かう。
「寝過ごさないように徹夜する」、とのこと。
寝ないように灯りもつけたまま。(ご苦労さんです)
私は酒を飲んで、早めに就寝。
I氏、4:20amの電車に乗り遅れないよう、早めに出立したようだ。
(私は半眠状態)
寝ぼけながら、別れの挨拶。
(いろいろありがとう)

◎8日目・1/5日(土曜)雨
本日未明に、パートナーI氏帰国。
朝起きると、ピーナッツがベットにおいてあった。
I氏はナッツが好きで、毎日食べていた。
少し置いていってくれたようだ。(感謝!)
今日はどうしようかな?
指も痛いし、6日間登り続けて疲れたし。
天気も雨だし。
パートナーもいないし、本でも読むか。
でもまず、部屋を移動しなければならない。
(いまさら、共同部屋はしんどいしなぁ)
追加料金を支払って1人部屋にしてもらうか。
そこで、受付に行って交渉。
「2人部屋だったが、早朝1人帰国した」
「そうか」
「部屋どうしたらいい?、1人部屋は空いているか?」
「そうだな、ちょっと調べてみよう」
「空いているぞ」
「追加料金はいくらだ?」
・・・と言うわけで、$55の部屋に移動、荷物も移動。
これでゆっくり本が読めるぞ。
日本から持ってきた「誰か」(宮部みゆき)を読む。
(昼過ぎまでけっこう集中)

でも、昼から雨脚が弱まったので動きたくなる。
(ブッシュウォーキングでもするか?次回アプローチ下調べを兼ねて)
Porters Passあたりどうだろうか?景色良さそうだし)
そんなわけで出発。
ブラックヒースまでドライブして車を駐車。
霧雨の中を歩き出す。
巨大岸壁に沿ってしばらく歩く。
すると、雨の中をクライマーが登っていた。
「ここは何て壁でしょうか?」
Dogs, Cat&Apples Wallだ」
「ちょっと見ていてもいいですか?」
「いいよ」
すると急に日本語で話しかけてきた。
「日本語分かるから日本語で話してもいいよ、私の奥さん日本人だから」
「え〜、そうなんですか!」
「いま日本に帰ってるけど、今日あたり帰ってくるかなぁ」
「どこに住んでるんですか?」
「シドニーだよ、ここから2時間くらい」
「いいですねぇ」
「ハーネスとロープを貸してやるから登ってみるか?」
「靴もないし、レスト日だから」、と断る。
・・・いろいろ情報を教えてもらう。
(う〜ん、雨でも歩いてみるもんだな、出会いがあるなぁ)

◎9日目・1/6日(日曜)霧雨、のち曇り、のち晴れ
本日、(とうとう)最終日。
でも、起きたら雨だし。
昨日の続き、本でも読むか。
(けっこう集中)
天気がよくなってきたけど、途中で読むのを止められない。
いっきに最終ページまで読み切る。
(そのわりに後味のよくない作品だった)
天気よくなってきたけど、どうしようかな?
動物園に行ってコアラを見るか?
それとも新しい岩場を見に行くか?
どうしよう?(非常に迷う)
・・・結局、岩場下見にする。
(今までと異なる、遠いところに行ってみよう)
ガイドブックを見て、調べてみる。
The Freezerはどうだろう?
★が多いルートがたくさんあるし、昨日のクライマーも薦めていたし。
うん、そうしよう。

11:00出発、迷いながらなんとか到着駐車場、12:00正午。
ここからの徒歩アプローチもややこしい。
道がいくつも交錯している。
約1時間かけて岩場到着、1:00pm。
岩場に着くと、1パーティ(カップル)が登っている。
でも、あきらかに初心者だ。
グレード18なのに、たどたどしい登りだ。
(ビレイしてもらうにしても、このペアはパスだな)
トポを見ながらルートを偵察。
しばらくするとさらに2パーティやってきた。
@(あきらかにペテラン上級者と思われる雰囲気の男性と奥さんと妙齢の娘さん)
A(壮年期の夫婦ペア、わりと登りこんでそうな雰囲気)
さっそく話しかける。
「恐れ入りますが、ビレイしていただけますか?」
「いいよ」、と気さくな感じ。
「ありがとうございます」
「ところで、このルートは長いよ、60mロープ必要だよ」
「私のは60mだけど、少しカットしてます」
「それは具合わるいな、私のを貸してやろう」
・・・って訳で、ロープも借りることに。(感謝!)
「Swalk」(22,11a/b)をトライ。
これはおもしろかった、ロングルート★★★★だよ。
MOSしてうれしい、地元の方のビレイなのでよけい感激。
調子に乗って、他の方にもビレイしてもらい次々にトライ。
「Old Blobby」(20,10b/c、体感10+)★★MOS
「Terra Incognia」(19,10a/b、体感10-)★★OS
「Meat Mallet」(24,11d、体感11ノーマル)★★★★OS
あ〜、明日帰国だけど、最後まで楽しんだなぁ。
皆さん親切だったし。
夫婦ペアの方はパースから飛行機で到着したばかり、とのこと。
奥さんは小柄で痩せていて、旦那は太っていたけど結構うまかった。
一方、家族パーティの(あきらかに上手いと感じた)男性は300本以上ルート開拓しているMr.J.Smoothyであった。
上手いはずだ。
サインもいただいた。
ルート図The Freezerのページに文章も書いてもらった。
以下のとおり。

The Hardman!
Not Soft!
Have a good Trip、と。

う〜ん、私はソフトなクライマーなんだけどねぇ。


◎10日目・1/7日(月曜)晴れ
今日は帰国。
レンタカーを返却して、飛行機に無事乗らなければならない。
絶対遅れてはいけない。
万一、道に迷ったり、トラブルにあったり、レンタカー返却に時間がかかったらマズイ。
そこで早朝6:00am起床。
エンジンはいつもどおり快調にかかりカトゥンバ出発。
(さらばカトゥンバ、また会う日まで)
途中、ガソリンを入れて満タンにする。
空港にも無事到着し、レンタカーも滞りなく返却。
(あっけないほど順調普通にクリアー)
最初と最後は独りで行動したことになる・・・これが快感。
異邦人の感覚、っていいですねぇ。
(おおぜいでワイワイ、ってのも楽しいけど、ね)

(おわりに)
さて、長い文章を読んでいただき、感謝。
写真貼付もなしで、愛想ないし。
来週あたり、整理して掲載するかも?
まだ、筆者自身見ていないのだ。
来週は、書き残したことでも少し。
最後に、今回のパートナーI氏に感謝。
私の登りたいエリア、登りたいルートに合わせていただいた。
もっとのんびり、ゆっくりしたかった?
毎日があわただしすぎた?
(次回は、こうして、ああして・・・)
すでに想いは次のツアーに・・・。

2008年1月23日(水曜)

iidaさんより年末年始のレポートをいただいた。
さっそく掲載します。
成果もすばらしいし、
内容もおもしろい。
筆者も行きたくなった。

【iidaさんの桂林(陽朔)クライミング日記】

2008年1月20日(日曜)

さて、またオーストラリア・ネタ。
バージョンを変えて書いてみる。
(エイベックスのマネじゃないよ)
題して『ノイズバージョン』

◎イントロダクション
年末年始オーストラリアに行ってきた。
ブルーマウンテンズである。
噂は行く前から聞いていた・・・グレードが辛い、と。
ホールドも遠い、と。
登れるのだろうか?
メンバーは、京都のI氏と筆者の2人だけ。
どちらかがケガをしても病気をしてもクライミングが出来ない。
しかも、I氏は1日遅く到着で、2日早く帰国。
日程も異なるけど、うまくいくのだろうか?
詳細は以下のとおり。

◎出発日・12/28日(金曜)雨
仕事を早退。
18:02の空港行きバスに乗らないと間に合わないから。
雨の中を空港行きバス停に向かう。
海外に行くのに、出発日が雨、ってのは初めて。
寒い、非常に寒い。
荷物も多い。
70リットルザックと、ディパック。
バス停に並んでいると、皆さん非常にカジュアル。
日本人もここまで来たか?
前にいるOLも非常にカジュアルで普通。
普通、海外に行く女性は「ソレ用」の「海外仕様化粧」「濃いめ、ハデめ」になるんだけど・・・。
サラリーマン風のおっちゃんも普通、まるで通勤帰りのような・・・。
・・・と、思ってたら間違ったところに並んでいた。
普通の「住宅地行きバス停」、だった。
(しまった)、いきなり失敗・・・大丈夫か?
正しい空港行きバス停に並び直し、バスを待つ。
往復バスチケット2700円購入。
1時間で関空到着。
もう受付は始まっている。
現在、航空券を発給している航空会社は少ない。(一部中国のみ)
Eチケットになっている。
ジェットスターはEチケットもない。
パスポートをカウンターに提示するだけ。
70リットルザックを預け、デイパックのみで飛行機に乗り込む。
21:20、JQ018離陸。

◎1日目・12/29日(土曜)晴れ
ブリスベンでいったん降りて、1時間ほど航空機の整備等時間待ちがある。
ディパック背負って通路を歩いていると、私の名前をよぶ声が聞こえた。
いったい誰?、と思って振り向くと親方じゃないか!
(ここは四条河原町か?)
ブリスベンの空港通路で会うとは!
奇遇である。
話をしながら歩く。
これからメルボルンに向かう、とのこと。
アラピリーズで登るためだ。
それにしても珍しい。
お互い、健康、事故に注意し合い別れる。
シドニー到着、11:15am。
少し遅れている。
出口で手荷物チェック。
帽子をかぶっていると、かってに剥がされる。
(マナーの悪い空港係員だ、白豪主義の国へようこそ)
この後、デイパックを背負ってザックが出るのを待っていると、
空港係官女性が荷物を地面に下ろすように、と指導にまわってくる。
(いったい何事?)
とりあえず、指示に従う。
しばらくして犬を連れた太った女性がまわってくる。
犬に荷物を嗅がせている。
(麻薬チェックだったのか)
小型犬は私の荷物をしつこく嗅いでいる。
機内で出たお菓子を入れておいたからだ。
いくら仕事とはいえ、犬も腹が減っているのだろう。
係官は無理やり犬を引っ張って他の荷物に移動していく。
犬の様子で、お菓子と麻薬の区別がわかるようだ。
そんなこんなで、荷物も受け取り税関チェックも済み。

やっと、ロビーに出た。
さて、今日はスケジュールが詰まっているぞ。
やることが一杯。
しかも独り、だし。
本日の予定。
(1)ドルに換金
(2)レンタカーを借り、正式な契約にサイン。
(3)シドニーからブルーマウンテンズに移動。
(4)宿泊場所を決め、支払い契約等、I氏到着に備える。
(5)トポを購入し、ある程度岩場とルートのメドをつける。
(6)街を散策して食事、マーケット、BK、駅のメドをつける。
さて、あせらず、速やかに実行したい。
(1)はとりあえずクリアー。(後で振り返ると、そもそもこれが失敗・・・換金率がおかしい)
やはり焦っていたんでしょうね。
(2)は簡単な英語のやりとりの後、契約書にサイン、キーをもらう。
(予約票、カード、免許証、国際免許証提示)
空港駐車場は広い。
(いったいどこに目当ての車があるんだ?)
やっと探して、キーを差し込み、エンジンをかけるが・・・かからない?!
(なぜじゃ?)
何度もやりなおす。
(なぜじゃ?)
前を通った人に英語で聞いてみる。
「あのー、エンジンかからないんですけど」
「クラッチを踏みなさい」
・・・と言うわけで、クラッチを踏みながらキーを回すと・・・
(かかった!)
なぜ、普通に車を作らないのか?
(よく解らん)
さぁ、ここまでが序の口。
シドニー空港から高速4号線を見つけるのが大変。
気がついたら、また空港に戻ってしまった。
(リングワンデリングじゃ!、ここは雪山か?)
再度、その辺に歩いている方に道を聞く。
「右に行ってトンネルを行って、道なりに5号線、キンジョーを走っていたら4号線に出るムニャムニャ」
(キンジョーとは何か?)
疑問は残るが、とりあえず出発。
標識で納得、キンジョーとはキングジョージ通りであった。
しかし、また道に迷う。
しかも筆者老眼のため、地図と道路標識を同時に見ることができない。
(歳をとりたくないものだ、高齢クライマー弱点露呈)
再び、現地の方に訪ねる。
果物売りのおっちゃんだ。
「ブルーマウンテンに行きたいんですけど」
「まっすぐ行って、右行って、キングジョルジュを行くと4号線に出るだろう」
「ありがとうございます」
「よし、復唱してみろ」
「えっと、まっすぐ行って、右行って、キングジョルジュを行くと4号線・・・」
どうもキンジョーは人により発音が異なるようだ。
「ところで、果物はいらんかね」、と商魂たくましい。
「現金持ち合わせてません」
「あ、そ」、と残念そう。
紆余曲折の後、高速4号線にでる。
後は大丈夫。
ブルーマウンテンの標識に従うだけだ。
道も広く空いている。
快調にとばす。
景色もソレらしくなり、雰囲気も盛り上がってくる。

約2時間ちょいでカトゥンバ到着。
車をパーキングして目指す宿を探す。
(ある程度ネットでメドをつけておいたのだ)
メールのやりとりもしておいたし。
受付のおっちゃんは東洋系だけれど、バリバリの英語。
「えーっと、今日は1人で、明日からもう1人来るんで、明日から2人部屋お願いします
んーっと、そんで彼は5日早朝チェックアウトするんで、1月5日、6日の晩は私だけになるんですけど」
・・・と説明し、なんとか理解してもらう。
これで宿泊はクリアー。
車を宿の駐車場に移動し、マウンテンショップを探す。
閉店しかけの店に入り、
「トポ下さい」
「ガイドブックのことか?」
「そうだ」、と言うと、クライミングコーナーから取り出してくる。
「これはいいよ、美麗写真多数収録ムニャムニャ」って感じで説明してくれる。
$54.95で購入(高っ!)
あまりに高額だから、丁寧に説明してくれたのか、と勘ぐりたくなる。
マーケットに立ち寄り、パンとジュースも購入。
宿に戻り、(本日は4人部屋)2段ベッド上段でジュースを空けると炭酸が噴出。
(あ〜、やってもた〜)
ベッドシーツに甘いジュースの臭いが染み、部屋全体も甘ったるい感じに。
暗い気分になる。
でも、しかたない。
気を取り直して、タオルを濡らし、丁寧にシーツを拭く。
濡れが乾くまで外出する。
晩飯も食べたいし。
そんなわけで、チーズバーガーを食べて夕食とする。
(ハンバーガーなんて日本では食べないけど、まぁいっか?)
明日はI氏を空港まで迎えに行かねばならない、早めに就寝。
【本日の反省】
この日を振りかえると、心に余裕が感じられない。
落ち着いて見せているが、焦っているのがありありだ。
1人で行動して平常心を失ってもいる。
天気も良かったの登りたくてしかたない気分。
おちつけ、おちつけ、って感じ。

◎2日目・12/30日(日曜)晴れ
7時前に起き、岩場の下調べする。
とりあえずブラックヒースまでドライブ。
(現地の方と話をすると「ブラックヒース」が「ブラッキー」のように聞こえる、「ス」はどこ?)
車を降りて、岩場までのアプローチをチェック。
(そうか、ウォンバット通りをこう行って・・・よっしゃ!)
9:00amになったのでシドニー空港までもどりI氏をピックアップ。
(これが例によって迷った)
シドニー郊外あたりから道が複雑に交差する。
紆余曲折の末やっと空港到着。
時間も間に合った。
I氏の便名はあらかじめ聞いているのでアライバルボードをチェックすると・・・ない!
ないぞ、どうしてじゃ?
う〜ん、ここで会えないと計画が狂ってくる。
(待てよ、ブリスベンで乗り換える、って言ってたし)
ドメスティックの空港かも?
(つまり日本で言えば、関空ではなく伊丹、って訳)
大急ぎで移動する。
そして再び道に迷いながら、やっと到着。
今度は大丈夫、アライバルボードをチェックすると・・・ない!
ないぞ、どうしてじゃ?
う〜ん、やっぱりインターナショナルの空港で見落としたのか?
こころもち青ざめる。
係りのおっちゃんに確認すると、
「カンタスは専用の建物があって、この隣じゃ」、とのこと。
(あー、よかった)
走って隣のビルに向かう。
(もう、まったく余裕無し)
手荷物受け取り場でうろうろしてると、聞いた声が・・・
「たきやん!」、とI氏の大きな身体が見えた。
「あーよかった」
「今、探してたとこや」
「よかった、よかった」
・・・って訳で、再びブルーマウンテンズに車を走らせ、無事戻る3:15pm。
今日は朝から何時間も運転して、迷って疲れたけど、それ以上に登りたい気分。
荷物をおろしてもらい、とりあえず岩場へ行く。
(I氏も機内眠れず疲れている様子だが、付き合ってもらう・・・ホント申し訳ない)
とりあえずカトゥンバからブラックヒースへ移動し、車を駐車。

本日早朝に調べておいたアプローチで岩場に向かう。
このアプローチの景色がすばらしく、クライミング気分が盛り上がる。
約20分徒歩で岩場到着。
Centennial Glen、だ。
この岩場は大きくて立派、広範囲にわたっている。
鳳来にいろいろな岩が在るようなものだ。
ハイカラクラスの岩がいくつも存在する。
もう一生ものだ。
でも、今回は高難度をするには日程が足らない。
登れそうなものを登るのみ。
日曜なのでクライマー数パーティ。
オススメを聞いてトライ開始。
ルート名は解らないけど。
グレードは20、とのこと(換算すると10b/c)。
体感10+くらいか?とりあえずMOSで快調。
さらに、「Nev Herrod」(23,11b/c)をトライし、これもMOSする。
おお、調子いいぞ!
(大阪パンプよりグレード甘いかも?)と不遜なことを思ったのが運のつき。
次のルート「Chase the Lady」(23,11b/c)が2ピン目あたりで敗退。
これは難しい。
スラブだし。
遠い、小さい、甘いの三拍子揃ったホールド。
(こりゃダメじゃ)
まったく歯が立たない。
(いろんなルートがあるってことか)
今日はこれにて終了。

【本日のまとめと食事】
8:00pm頃まで明るいのがありがたい。
車中で「外食したくても、店は早めに閉店しますよ」、と言うと、
「え〜?」、と半信半疑のI氏。
カトゥンバに戻る。
やはり街全体が暗くなっている。
灯りを落としているからだ。
ほとんどの店が閉店状態。
(愛想なさすぎ〜)
もっと根性入れて商売せんかい。
白人の経営する店でチキンカバブとジンジャービアをテイクアウト。
$8+$2=合計$10だ。
チキンカバブはでかいよ、満腹だよ。
(ジンジャービアとは名ばかり、アルコール度数ゼロ、なんじゃこれ)
この後、すぐ閉店、愛想なし。

部屋に戻る。
個室はいいね〜。
昨日は共同4人部屋だったし、気が休まらない。
荷物、食料も安心しておけないし。
だいたい置き場所もないくらい狭い。
やっぱり個室はいい。
この宿は街の中心にあり、マーケットも駅も近く、外食もしやすい。(閉店してるけど)
値段もお手ごろ、一部屋$98(一人頭$49)だ。
でも、次回はどうするかなぁ?
ブラックヒースにしてゲストハウスにするかも?
違うことをしたくなるのが人情。
・・・と、いろいろ考えてたら眠たくなってきた。
今日は疲れているので、2人とも熟睡。
明日から本格的にがんばるぞ!
PS
もう次回オーストラリア訪問を考えているし!
今回始まったばかり、と言うのに。
気が早すぎ。

◎3日目・12/31日(月曜)晴れ
今日も晴れだ、快調だ。
I氏換金まだなので、銀行開店を待つ。
(銀行開店9:30amから)
もし、次回オーストラリアへ来るなら、
関空で一部換金して、あとはカトゥンバの銀行で換金するのが良い。
(シドニー空港換金は怪しすぎ)
レートも良く、親切だった。
マーケットと酒屋にも立ち寄り買い物もする。
(ワイン$9×2本購入)
10:00頃カトゥンバからブラックヒースへ出発。
昨日と同じ岩場Centennial Glen
昨日外人がトライしていて面白そうに見えた「Hairy Horrace」(22,11a/b)をトライする。
でも、再び敗退。
でたっ!、遠い、小さい、甘いの三拍子。
あっさりあきらめる。
今度はその回り込んだ横「Acceptably Cosmic」(23,11b/c)をトライ。
少し前傾ぎみなので大丈夫かな、って感じ。
1回目失敗したけど、2回目でRP(あ〜、よかった)。
次が「Padington」(24,11d)で再び敗退。
これもスラブ〜垂壁。
もう一喜一憂だ。
次、行ってみよう。
Lona」(24,11d)MOSした、と思ったら終了点違い。
ルート図を確認するとルーフ越えの後、右に行かずに、左ルートの終了点と合流している。
(後で確認したけど、これはホールドが遠すぎてムリ)

I氏お疲れの様子で昼寝。
そこで、Shipley Upperを、散歩がてら見に行く。
岩場から岩場は道がしっかりしていて、ブッシュウォーキングを楽しめるようになっている。
ユーカリ原生林や、滝があったりして楽しめる。
左が巨大岩壁、右が切れ落ちた断崖だったりする。
退屈しない。
約20分くらいで到着。
思ったより寝ていて、少しガッカリ。
出だしも木登りだったり、バットマンスタートだったりするし。
人気エリアなんだけどなぁ。
(この後、現地の方何人かにも勧められたけど)

さて、元の岩場に戻って、次のルートをトライ。
Madge MacDonald」(25,12a/b)これはすばらしい内容、★★★だ。
さすがに25は難しい。
3回トライするも、失敗。
出だしが難しいのだ。
出だしさえ成功すればRP可能なんだけど。
明日に持ち越し。
(5回トライして登れなかったら、中止しよう)
同じルートばかりするのは時間がもったいない。
7:00pm頃トライ終了。

【本日のまとめと食事】
今日は大晦日だけど、例によってほとんど街は閉店状態。
何のイベントもない。
タイだったら花火と灯篭を飛ばすんだけど。
あっさりしすぎ。
パンがあまっているので、部屋でチーズとワインで食べる。
(「ゆく年くる年」を見て、年越しそばを食べたい気分だけど)
まぁ、しかたない。
仕事のない、ストレスのない、クライミング三昧の日々。
これこそ天国でしょう。
身体も正直。
毎日、快眠快食快便、だ。

◎4日目・1/1日(火曜)晴れ
また、今日も昨日と同じ岩場Centennial Glenへ。
昨日登れなかった「Madge MacDonald」(25,12a/b)をトライする。
面白いんだけど、やはり出だしで失敗。
「おもしろいですよ」、と言うとI氏もトライする。
これが良かった、参考になった。
背が高く、リーチのあるI氏は下から余裕で届く。
(もしかして)、と思い私も足位置を下げてみる。
これが何と届くではないか!
(I氏とは位置が異なるけど)
やはり人のムーブは参考になる。
(I氏のおかげだ)
下部が成功したので、そのまま上部も成功しRP達成。
オーストラリア初25で嬉しい。
皆さんも、「Madge MacDonald」(25,12a/b)ぜひトライしてください。
面白さを保証しましょう。
三ツ星★★★、です。
次のルートはカンテライン「Earnest In Africa」(25,12a/b)だ。
これも面白い、★★か★★★。
前傾からルーフ状のカンテラインを登るテクニック+パワーのルート。
I氏は一昨日このエリアに来たときから、このルートに注目していた。
「これ絶対おもしろいで、たきやん向きやで」、と。
でも、私は22で敗退して悲観的になっていた。
「これ25ですよ、難しすぎますよ」、と。
でも、既に1本25をRPしたので、強気になった。
確かに、これは私好みのパワールートだ。
ルーフ越えが豪快だし。
一部ホールドが甘く、抜けも遠いけど、そこはテクニックで・・・。
1回目はフォールしたけど、ムーブを変え2回目でRP。
嬉しい!
パワークライマー向きかも。

ここで休憩がてら、また岩場見学に出かける。
Wave Wallを探しに行った。
どこから行くのかな?
外人に聞くと、「対岸の岩のもっと奥だ」、とのこと。
トポを見る限り、★ルートの多い面白そうなエリアだ。
ガイドブックに写真も掲載されているし。
約10分の歩きで到着。
岩場は午前のエリア。
午後は陽が当たる。
何人かの地元の方が皆でひとつのルートをトライしている。
「これは"Rubber Lover”だ」と教えてもらう。
(トポを見ると、人気ルート★★★)
岩場を一通り見て、「ぜひ登りたい」と思ったルートがある。
The Tube」(24,11d)だ。
ルーフ下をトラバースして、どっかぶりを登っていくラインだ。
食指をそそる、すばらしいライン。
暑くなってきたのか、外人の方は引き上げだす。
私もさっそく元の岩場に戻る。
Main WallではI 氏お疲れで、お昼寝モード。
「おもしろそうな岩場がありましたよ、行ってみましょう」
「そうか」、とI氏も興味を覚えた様子。
Wave Wallに戻る。
暑くなってきたけど、左端はまだ大丈夫。
The Tube」(24,11d)を見事MOS!★★★
(実は落ちそうだった)
その後、太陽ががんがんに照る中、「Jaws」(21,10c/d)をフラッシュ。
これも★★★おもしろい、オススメ。
さて、あまりに暑いので、Main Wallに戻る。
Horrace Herod」(25,12a/b)をトライするも敗退。
これはコーナーをステミングするテクニカルなルート。
コーナーは好きなんだけど、でもこれはムリ。
遠い、小さい、甘いの三拍子が出た。
トポには「多くの方が初25としてRPしている」、と書いてあるんだけど。
・・・こう書きなおして欲しい「背の高いオーストラリア人の初25」、と。
これにて本日終了。

【本日のまとめと食事】
今日は2本も25(12a/b)を登れて嬉しい。
元旦から縁起が良い。
調子よくなってきたか?
でも、ルートによっては敗退するし。
明日はレスト日だけど、新しい岩場を探しに行こうかな。

夕食はタイ料理を食べに行く。
$11.5+アイスクリーム$5+ライス$2+サービス$1
久しぶりの野菜。
タイ料理とアイスクリームを食べても、お腹大丈夫。
タイなら、考えられない。
オーストラリアの水とは相性良好。
ありがたい。
(でも、白味噌でお雑煮を食べたい)

◎5日目・1/2日(水曜)晴れ
今日はレスト日。
12/30日の夕方クライミングを入れると4日目だ。
遅い目に起きる。
午前中はゆっくりする。
駅時刻表チェック。
銀行換金追加1万円。(最初8万円換金したけど、足りなくなってきた)
その後、エコポイント観光に出かける。
ここは有名な観光ポイントだ。
宿から車で10分くらい。
確かに景色は良いけど、岩場アプローチからの景色のほうがずっと良い。
それに、ここはハエが多すぎ。
うっとうしい。
ベンチに座って朝食を食べていたら、日本人カップルがやってきた。
予想どおり「写真を撮ってくれませんか」、と言ってきた。
でも、よく声をかけてきたなぁ。
筆者はヒゲをまったく剃らず、かなり怪しげ、うさんくさい風体。
「このおっさんホームレス?」、って感じ。
結局、このツアー中一度もヒゲを剃らず。
(オーストラリアでオヤジ狩りにあったら、シャレにならない)
よくぞ声をかけてきた、見る目があるよ、あんた、って感じ。
機嫌よくサービスする。
(このカップルは結ばれるのだろうか、それとも破局が待ってるのだろうか?)
とりとめもなく想像する。
(大きなお世話)

ガソリンも注入し($51)、これで安心。
昼から新しいエリア/Logan Brae・アプローチチェック。
ここはすばらしいよ!
気に入った。
ほとんどのルートがどっかぶり。
午後から日陰のエリアだし。
午前中他のエリアで登って、(あるいはゆっくり休んで)午後から訪問できる。
あまりにもすばらしいので、レスト日にもかかわらず、登ることにする。
ただし、I氏はレスト。
(筆者は貧乏性、ゆっくりゆったりできない性分なのだ)

今日は他のクライマーも大勢来ていた。
(もしかしてスクール?)
かかっている外人ヌンチャクをお借りしてトライ開始。
一番右端の垂壁にある「Dead Man Walking」(22,11a/b)をトライ。
これは良く出来ている。
OSした、★★★おもしろいよ。
次に、「The Never Believers」(23,11b/c)をマスターでトライ。
これもおもしろい、★★★オススメ。
一箇所遠いところがあり、フォールし2回目でRPした。
本来レスト日なので、以上で終了。

【本日のまとめと食事】
朝は観光と、買い物。
銀行、駅時刻チェック等、用事をすませて、新しい岩場を見に行った。
レスト日だけど、しっかり登った。
行くと登ってしまうのは、私の貧乏性。
(筆者の学生時代、ゆとり教育はなかった、詰め込み教育だった)
そのなごりか?

ところで感動したことがある。
このエリアLogan Braeはすぐ横が切れ落ちた断崖絶壁。
1ピン目到達前に落ちると、ビレイやーもろとも成仏だ。
岩場をうろうろするだけでも危険。
もし、けつまずいても昇天まちがいなし。
さて、トライするとき(例によって)1ピン目が遠いので、
I氏は(筆者の万一のファールに備え)離れたところにある樹木横に移動、ビレイポイント確保。
すると現地の方3名が私のスポットに入ってくれたのだ。
(トライしているときは知らなかった、後で聞いた)
白豪主義云々を撤回したい。
(岩場で事故を起こしてほしくなかっただけか?・・・ひねくれ筆者)

さて、今日の食事はI氏のおごりでピザ!
ここのピザはでかいよ。
(この半分が胃袋限界)
トッピングをして$13+ジャンボチキン$6.
I氏に感謝。
ビレイしてもらって、おごってもらって。
筆者のわがままで、岩場もあちこち移動して。
申し訳ない。

(つづく)


これにてオーストラリアツアー前半終了。
後半はまた来週。
お楽しみに!

PS
今日も文字ばかりでスマン。
他の方のブログと大違いだねぇ。

PS2
日本に帰ってから、まったく登っていない。
ジム練習全然してないし。
来月あたりから始動しよう・・・かな?
(仕事も、山積みだし)

2008年1月17日(木曜)

筆者と同じ、年末年始にオーストラリアで登っておられた方がいる。
ただし、ブルーマウンテンズではなく、アラピリーズ+グランピアンズですが。
整体登攀長老パーティ(メンバー4人)である。
参考にしてください。
まだ書き始めたばかりで、まだまだ続編がある、と思われる。
(なかなか楽しそうな出だし)

2008年1月14日(月曜)

年末年始オーストラリアに行ってきた。
ブルーマウンテンズである。
以下、要点をまとめてみた。

★ブルーマウンテンズについて
 シドニー郊外、国立公園内にある。
 シドニーから車で(順調にいけば)2時間くらい
 岩場はでかい、とてつもなく広範囲にわたる。
 マルチ、ナチプロ、スポーツルート・・・全てそろっている。
 時差2時間もありがたい。

★天候
 南半球なので、日本と逆・・・年末年始はオーストラリアの夏、である。
 陽が照ると暑く、陽が陰ると涼しい、あるいは場所により寒いくらい。
 トポには午前に陽が当たるか、午後に陽が当たるか書いてある。
 これを見て、日陰のエリアを探して登ることになる。
 夜は寒いくらい、長袖を着て毛布をかぶって寝た。
 今回は天気に恵まれ、晴れが続いた。
 ちなみに、同じシドニー郊外でもナウラはもう少し暑い、と聞いている。

★滞在
 どこに宿泊するか?・・・かなり迷った。
 カトゥンバか、ブラックヒースか?(両者は車で20分の距離)
 また、宿泊形態は?キャンプ、ホテル、ゲストハウス、ユース?
 場所は町の真ん中か、町はずれの閑静な別荘地か?
 結局、買物と食事の都合で、町の真ん中、歩いてスーパーマーケットに行ける場所にした。
 →http://katoomba-nsw.com/KatoombaMountainLodge.html
 でも、よい岩場はブラックヒースにあるので、次回ブラックヒースがよいかも?
 そうすると、買物と外食が不便になる。
 ブラックヒースの街はカトゥンバより小さく、マーケットも小さい、早く閉まる。
 一方カトゥンバのマーケットは6:00am〜真夜中12時まで営業。
 でも、雰囲気はブラックヒースの方がよさそう。
 う〜ん、やはり迷う。 

★パートナー
 今回は京都のI氏にお願いした。
 旧い付き合いで、ベテランクライマーなので安心。
 こういう年末総決算みたいなツアーではやはり旧いつきあいの方と登りたい。
 旧い付き合いか、普段一緒に登っているか、気があう方か・・・どれか。
 海外なので自分で自分の面倒を見られるのも条件。
 独りで行って、独りで帰国できるような。
 クライミングのモチと実力も同等で。
 経済力も同等でありたい・・・宿泊場所、食事の選定が一致しなくなるからだ。
 肩がこらないのは、同じ男同士(おっさん同士)だ。
 人数は少ないほうが良い・・・多いとモメるもと、心配も増える。
 I氏は上記条件をほとんどクリアー。
 ただ、残念だったのは日程があまり合わなかったこと。
 筆者は、12/28晩出発〜1/7帰国。
 I氏は、12/29出発〜1/5早朝帰国
 もう少し人数を増やしたほうが良かったか?
 そうすると、宿泊予約等苦労が増えるし・・・難しいところ。
 勝手にきて、勝手に帰る、居るもので登る、ってのはムリか?
 (筆者は気難しすぎる・・・か?)
 参考:【パートナーを探す】

★岩場とエリア
 今回はブラックヒースの岩場を中心に登ったが、
 (それも楽なアプローチの岩ばかり)
 どの岩場も1時間以内のドライブで行けそう。
 ただし、駐車場からの歩きのアプローチは岩場によっていろいろ。
 近いのは数分、遠いのは1時間以上ハイキング。
 このハイキング・・・ブッシュウォークがすばらしい、景色が美しい。
 これだけでも来る値打ちがある。
 壁は大きく陥没した大地の側面にある。
 いったい何キロにわたって陥没し、壁が続いているのか?(万里の長城・陥没版)
 だから、行きは下り、帰りは登りとなる。
 では、具体的に岩場の紹介をする。
  
◎Centennial Glen(Main Wall)
 駐車場より徒歩20分、一番最初に行った壁。
 ここだけで何年も遊べそうなくらいでかい。
 どっかぶりからスラブまでいろいろな形状。
 ホールドも多彩でおもしろい。
 オーストラリアらしく1ピン目が遠い。
 スラブは非常に難しく辛い。
 オーストラリアグレード22(11a)で(恥ずかしながら)敗退したルートもある。
 (・・・届かないんだから、しかたない、と言い訳)
 中級から上級者エリア。
 登れるルートは登ったので、あとは難しいルートばかり、次回用事なし。

◎Centennial Glen(Wave Wall)
 Main Wallから約15分の歩きで到着。
 このエリアもすばらしい。
 うすかぶりから前傾まで楽しめる。
 形状ホールドも多彩でおもしろい。
 中級から上級者エリア。
 登れるルートは登ったので、次回用事なし。

◎Centennial Glen(Junket Pumper Area)
 Main Wallから約3分の歩きで到着。
 このエリアも楽しめた。
 エリアの由来となったルートJunket Pumper(24、11d)がある(1撃)。
 初級から上級者まで楽しめる。
 登れるルートは登ったので、次回用事なし。

◎Logan Brae
 徒歩約10分。
 このエリアが一番気に入った。
 ほとんどのルートがかぶっている。
 ホールドの形状もおもしろい。
 実際トポでも、★のついたルートが多い。
 ★★★★★のクラシックも2本ある。
 ただし風が強くて寒い。 
 毛糸帽子と暖かい衣類必要。
 すぐ横が断崖で切れ落ちているので、ビレイも要注意。
 1ピン目に行く前にフォールしたら、ビレイヤーもろとも谷底だ。
 中級から上級者エリア。
 次回訪問時はこのエリアが中心になるでしょう。
 まだまだ楽しめる。

◎The Freezer
 カトゥンバからも約1時間のドライブ必要。(道路に街看板もない)
 +徒歩約45分(この徒歩アプローチも、道が交錯しややこしい)
 壁は垂壁からうすかぶり。
 ホールドはガバが多くおもしろい。
 高さがありロングルートなので(正味)60mロープ必要。
 トポでも、★のついたルートが多い。
 初級から上級まで楽しめる。
 まだ、登るルートは残っている。
 あと1日くらいは楽しめそう。

◎Porters Pass(Dogs, Cat&Apples Wall)
 徒歩アプローチ約30分。
 垂壁中心でロングルート。
 独りで見に行っただけだけで、登っていない。
 楽しめそうな感じ。
 アプローチのハイキングも景色がよく楽しい。

◎Shipley Upper
 Centennial Glen/Main Wallから約25分徒歩、独りで見に行った。
 スラブ〜垂壁中心。
 かぶっていないので、(食わず嫌いで)登らなかった。
 でも、多くの方が薦めている。

◎以上、これ以外にもおもしろそうなエリアは、
Boronia Point, Bardens Lookout, Zap Crag, Bowens Creak・・・かな?
カトゥンバの近くの“Diamond Fall”は、高難度すぎて遠慮した。

★登ったルート、登れなかったルート/日付日程別編
 *「ルート名」(オーストラリアグレード、デシマル換算グレード、筆者体感グレード)★おもしろさ・・・岩場エリア
 *MOS(マスターオンサイト)、OS(オンサイト)、F(フラッシュ)RP(レッドポイント)

◎12/30日(日曜)晴れ
「不明」(20,10b/c、体感10+)★MOS・・・Centennial Glen
「Nev Herrod」(23,11b/c、体感11ノーマル)★MOS・・・Centennial Glen
「Chase the Lady」(23,11b/c、体感:ムリ)敗退・・・Centennial Glen
今日はI氏をシドニー空港まで迎えに行ったので夕方から3本しかトライできなかった。

◎12/31日(月曜)晴れ
「Hairy Horrace」(22,11a/b、体感:ムリ)敗退・・・Centennial Glen
「Acceptably Cosmic」(23,11b/c、体感11ノーマル)★1回目失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Acceptably Cosmic」(23,11b/c、体感11ノーマル)★2回目でRP・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Padington」(24,11d、体感:ムリ)敗退・・・Centennial Glen
「Lona」(24,11d、体感?)MOSした、と思ったら終了点違い・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★すばらしい内容、失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)

◎1/1日(火曜)晴れ
「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★RPやっと成功・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Earnest In Africa」(25,12a/b、体感12a)★★失敗・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Earnest In Africa」(25,12a/b、体感12a)★★RP・・・Centennial Glen(Main Wall)
「The Tube」(24,11d、体感11+)★★★MOS筆者の好み・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Jaws」(21,10c/d、体感10ノーマル)★★★おもしろい、F・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Horrace Herod」(25,12a/b、体感:ムリ)敗退・・・Centennial Glen(Main Wall)

◎1/2日(水曜)晴れ
午前中・駅時刻表チェック、銀行換金追加、エコポイント観光、ガソリン注入($51)マウンテンショップ
昼から新しいエリア/Logan Brae・アプローチチェック、ついでに登る
「Dead Man Walking」(22,11a/b、体感11−)★★★OS、おもしろい・・・Logan Brae
「The Never Believers」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★失敗・・・Logan Brae
「The Never Believers」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★RP・・・Logan Brae
本来レスト日なので、以上終了。

◎1/3日(木曜)曇り一時雨、風強く寒い
「Split Wave」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★失敗・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Split Wave」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★RP・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Rubber Lover」(25,12a/b、体感12a)★★★失敗、この壁一番のオススメ・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Rubber Lover」(25,12a/b、体感12a)★★★RPうれしい・・・Centennial Glen(Wave Wall)
「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★すばらしい内容!失敗・・・Logan Brae
「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★濃度が高い、あと1手で失敗・・・Logan Brae
・・・I氏があまりに寒そうなので終了。

◎1/4日(金曜)雨のち曇り
「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★失敗、登りたい・・・Logan Brae
「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★失敗、昨日登っておくべきだった・・・Logan Brae
「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★やっと成功RP、最後まで気が抜けない・・・Logan Brae
「Stephen Grunter」(18,5.9、体感10-)★MOS・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)
「Billy Bunter」(19,10a/b、体感10-)★OS・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)
「Junket Pumper」(24,11d、体感11+)★★★F、おもしろい・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)
「Trix Roughly」(26,12c、体感12+以上)★★★★難しすぎる・・・Centennial Glen(Main Wall)
「Shore Break」(24,11d、体感11+)★★失敗、疲れてきたかも・・・Centennial Glen(Wave Wall)

◎1/5日(土曜)雨
本日未明に、パートナーI氏帰国。
その為、昨日は無理に登りすぎ、指が痛い。
(6日間登り続けたのがマズかったか?)
いずれにせよ、雨なのでレスト。
でも、昼から雨脚が弱まったのでブッシュウォーキング(アプローチ下調べを兼ねる)。
Porters Pass(Dogs, Cat&Apples Wall)で雨の中をクライマーが登っていた。
「ハーネスとロープを貸してやるから登ってみろ」、と言われた。
「靴もないし、レスト日だ」、と断る。
・・・いろいろ情報を教えてもらう。

◎1/6日(日曜)霧雨+曇りのち晴れ
本日、最終日。
ドライブに時間がかかり、アプローチのややこしいThe Freezerを独りで見に行く。(指が痛い)
11:00出発〜12:00到着〜1:00pm岩場
地元の方にビレイしていただいた。
「Swalk」(22,11a/b、体感11−)★★★★MOS、ロングルートおもしろい・・・The Freezer
「Old Blobby」(20,10b/c、体感10+)★★MOS・・・The Freezer
「Terra Incognia」(19,10a/b、体感10-)★★OS・・・The Freezer
「Meat Mallet」(24,11d、体感11ノーマル)★★★★OSロングルートおもしろい・・・The Freezer
この岩場には、3パーティ+筆者。
(このうち1パーティは初心者ペア、1パーティは上級者+家族、もう1パーティはベテランペア)
後に判明したが、あきらかに上手いと感じた方は300本以上ルート開拓しているMr.J.Smoothyであった。
サインもいただき、話もいろいろ聞いた。
ビレイもしてもらった。
しかも、筆者のロープが「60mを切断している」、と言うと、
「これを使え」、とロープを貸してくれた。(感謝!)
これにて、オーストラリアでのクライミング終了。

★登ったルート、登れなかったルート/グレード別編
(黒字はOS、RP等成功、赤字は敗退、失敗等登れず)
*結局26本トライ(合計述べ38回トライ)、19本成功、7本未RP、あるは敗退

18(5.9)
 「Stephen Grunter」(18,5.9、体感10-)★MOS、アップにぞうぞ・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)

19(10a/b)
 「Billy Bunter」(19,10a/b、体感10-)★OS、まずまず・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)
 「Terra Incognia」(19,10a/b、体感10-)★★OSアップにどうぞ・・・The Freezer

20(10b/c)
 「不明」(20,10b/c、体感10+)★MOS・・・Centennial Glen
 「Old Blobby」(20,10b/c、体感10+)★★MOS出だし悪し・・・The Freezer

21(10c/d)
 「Jaws」(21,10c/d、体感10ノーマル)★★★おもしろい、F・・・Centennial Glen(Wave Wall)

22(11a/b)
 「Hairy Horrace」(22,11a/b、体感:ムリ)敗退、ホールド遠い・・・Centennial Glen
 「Dead Man Walking」(22,11a/b、体感11−)★★★OS、おもしろい・・・Logan Brae
 「Swalk」(22,11a/b、体感11−)★★★★MOS、ロングルートおもしろい・・・The Freezer

23(11b/c)
 「Chase the Lady」(23,11b/c、体感:ムリ)敗退、スラブ・・・Centennial Glen
 「Nev Herrod」(23,11b/c、体感11ノーマル)★MOS前傾で好み・・・Centennial Glen
 「Acceptably Cosmic」(23,11b/c、体感11ノーマル)★2回目RP、前傾・・・Centennial Glen(Main Wall)
 「The Never Believers」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★2回目RP、前傾でおもしろい・・・Logan Brae
「 Split Wave」(23,11b/c、体感11ノーマル)★★★2回目RP、前傾・・・Centennial Glen(Wave Wall)

24(11d)
 「Padington」(24,11d、体感:ムリ)敗退、スラブ・・・Centennial Glen
 「Lona」(24,11d、体感?)MOSした、と思ったら終了点違い・・・Centennial Glen(Main Wall)

 「Shore Break」(24,11d、体感11+)失敗、疲れてきたかも・・・Centennial Glen(Wave Wall)
 「The Tube」(24,11d、体感11+)★★★MOS、筆者の好みどっかぶり・・・Centennial Glen(Wave Wall)
 「Vertical Dementia」(24,11d、体感12−)★★★★★すばらしい内容!5回目RP・・・Logan Brae
 「Junket Pumper」(24,11d、体感11+)★★★F、おもしろい・・・Centennial Glen(Junket Pumper Area)
 「Meat Mallet」(24,11d、体感11ノーマル)★★★★OSロングルートおもしろい・・・The Freezer

25(12a/b)
 「Horrace Herod」(25,12a/b、体感:ムリ)敗退・・・Centennial Glen(Main Wall)
 「Madge MacDonald」(25,12a/b、体感12ノーマル)★★★5回目RP、内容充実・・・Centennial Glen(Main Wall)
 「Earnest In Africa」(25,12a/b、体感12a)★★2回目RP、前傾〜ルーフで好み・・・Centennial Glen(Main Wall)
 「Rubber Lover」(25,12a/b、体感12a)★★★2回目RP、おもしろい・・・Centennial Glen(Wave Wall)

26(12c)
 「Trix Roughly」(26,12c、体感12+以上)★★★★難しすぎる・・・Centennial Glen(Main Wall)

★グレード
  今回ほどリーチに泣かされたツアーはない。
 (ドイツ・フランケンユーラもホールドが遠く、1ピン目も遠かったけど)
 でも、今回はそれ以上。
 ホールドが遠い。
 出だしが悪い、って言うかボルダームーブ。
 特に、スラブはどうしようもない
 「なぜ私が11で敗退しなければならないのか?」、と怒ってもしかたない。
 ・・・届かないんだから。
 でも、日本人は体重が軽いので、ルーフや前傾ではグレードより甘く感じる場合もある。
 自分が楽しいと感じ、登りたいと思うルートをトライすればよいでしょう。
 これが基本。
 それよりも、雄大な景色と自然を満喫したい。

★ボルト&終了点
 ボルトはケミカルに打ちかえられている。
 人気エリア、人気ルートは特にそう。
 安心してトライできる。
 打ちかえられてないルートは、トポに記載されている。
 終了点はケミカルが2本打ってある。
 回収の際は、セルフをとりメインロープを通して結びなおす必要がある。
 もし、日本人以外の方にビレイしてもらうなら、意思の疎通をしっかりすること。

★現地クライマー
 人口密度が低いせいか、クライマー密度も低い。
 すばらしいエリアでわれわれだけ、って日も(何回も)あった。
 順番待ちなんてありえない世界。
 世界中どこに行ってもいる日本人クライマーにも、遭遇しなかった。(どうしたんだ?)
 オーストラリアの方は親切で、いろいろ教えてもらった。
 米英語と異なるかもしれないが、我々東洋人に合わせて解るように話してくれた。

★レンタカー
 岩場へのアプローチに、レンタカーは必要。
 でも、どうしても経費節減したい、
 あるいは海外での運転に自信がない、って方もいるだろう。
 シドニーからカトゥンバかブラックヒースまで鉄道$12くらい。
 もしブラックヒースに滞在してCentennial Glen、Porters PassやShipley Upperしか登らないなら、
 レンタカーは必要ないでしょう。
 でも、The Freezer,Boronia Point, Bardens Lookout, Zap Crag, Bowens Creak等は、車が必要。
 ブラックヒースにあるLogan Braeでも車がないと、かなりしんどい。
 できれば、レンタカーを準備した方が(より)楽しめる。(買い出しも便利)
 オーストラリアは日本と同じ右ハンドル、左ラインなので違和感はない。
 (走っている車もトヨタ、ニッサン、マツダ、ミツビシ、ホンダ・・・ここは日本か?)

食事&買物
 すべて外食かテイクアウトで部屋で食べた。
 街の外食産業は、愛想なさすぎ。
 岩から帰ると、街全体が暗い・・・すなわちほとんど閉店状態。
 これは曜日にかかわらず同じ。
 大晦日でさえ、何のイベントもなく、早々と店じまい。
 でもよいことがある。
 タイと違って、お腹を下さないこと。
 街にあるタイ料理店でタイ料理とアイスクリームを食べたが問題なし。
 (まさか、オーストラリアでタイ料理を食べるとは思わなかった)
 カトゥンバのスーパーマーケットはでかい。
 たいがいそろっている。
 ただし、物価は日本と同じか高い。
 食料も飲料もおやつも。
 ビールもブランディもワインも。
 衣類も書籍も。
 ギアもクライミングシューズも。
 ただ、ケーキは量のわりに安いように感じた。(ドイツにはまけるけど)
 ヨーグルトは濃くて美味かった。
 プリンは期待したほどではなかった(フランスやイタリアの方が美味い)
 酪農国のわりにチーズも高い。
 牛乳は低脂肪を飲んだ。(これなら腹を下さない)
 チョコレートは甘すぎ。
 オレンジジュースは比較的安くて美味かった。
 パンは当たりはずれがある。
 木の実や果実が入った食パンが美味い。
 果物はいろいろそろっているが高い。
 人数が多かったら、スイカを買って食べたんだけど。
 ピザは$10・・・でかくて1人で食べられない。
 チキンカバブ$8で同様。
 どの食品もカロリー高そう・・・太った人が多いはずだ。

★総括
 オーストラリアは初めてなので、楽しめた。
 心配事、苦労もあった。
 独りでクリアーすることも多かった。
 でも、これも「異邦人感覚を味わう」、って楽しみのひとつ。
 アプローチも南仏カランクに匹敵する美しさで堪能した。
 (カランクは横が地中海、オーストラリアはユーカリ原生林を眺めながらのアプローチ)
 いずれ、再訪することもあるでしょう。
 なお、今回のツアーにあたってKHさんにはメールでいろいろ御教示いただいた。(感謝)

PS
今回は出来る限り要点と事実だけを書くようにした。
資料として残したいからである。
だから、あまり面白くなかったかもしれない。
来週くらいに、もう少し感じたことを書き込みたい。
また、会計報告もまだなので、しておきたい。
写真もまったく未整理、見ることもしていない。
来週あたりアップするかも?

【参考リンク】
クライミング関連
クライミングジムPUMPの木村伸介レポート
http://homepage3.nifty.com/hungover/australia/index.htm
http://www010.upp.so-net.ne.jp/kaigai2/tasumania/midasi.html
ブルーマウンテン・クライミング

レンタカー関連

エイビス

https://www.avis-japan.com

0120-311-911

ハーツ

http://japan.hertz.com

0120-489-882

バジェット

http://www.budgetrentacar.jp

0120-150-801

http://www.magosido.com/leisure/rentacar.htm

宿泊関連
http://katoomba-nsw.com/ACcamping.html
http://katoomba-nsw.com/KatoombaMountainLodge.html
http://www.katoomba-nsw.com/camping.html
http://katoomba-nsw.com/FlyingFox.html
http://katoomba-nsw.com/KatoombaYHA.html
http://blackheath-nsw.com/Accommodation.html
http://www.bluemts.com.au/EchoPointVillas/villas.htm

2008年1月10日(木曜)

オーストラリア・レポートは(まったく)出来てません。
今週末にでも書き上げる予定です。

その代わり、michiさんより中国・陽朔ツアー報告書をいただいた。
また、2007年クライミングリザルトもいただいた。
これはすごいよ。
月に一回の山行でこの内容!
常人と一線を画するモチと身体能力だ。

【寄稿文・michiさんの『陽朔』ツアー】


→【寄稿文・MICHIBATAさんの【2007年度クライミング・リザルト】

2008年1月7日(月曜)

皆さん、あけましておめでとうございます。

さて、先刻10:30pmオーストラリアより帰国。
(約9時間半のフライト・・・疲れたよ)

カンガルーは後ろ姿を見ました。
(すぐ逃げていった)
巨大蟻塚も見たし。
(コアラには会えなかった)
ルートについては、落ち着いたら報告します。
会計報告も予定してます。

では、また本年もよろしくお願いいたします。

PS
体重を測ったら56kgに減っていた。
(出発前は58〜59kg)
56kg、ってのは夏の体重だ。
まぁ、当然か・・・南半球に行ってたんだから。

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